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鶏小説集 の商品レビュー

3.6

51件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2018/02/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

図書館より。 豚肉に続き、鶏肉も読破。 私的に鉈サンタVS血まみれ貧乏神。死闘の結果に吹いた。文才すごい。 鶏肉はさらりとさっぱり食べれるのがイイと思う(でも、あげチキは食べてみたい)。ご馳走さまでした。

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2018/02/20

鶏料理にそれぞれの悩みなどが絡みあい面白いです。 また脇役が思わぬ形でそれぞれの話につながっているのも楽しめます。

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2018/02/19

鶏肉料理を取り入れた5つの短編作品。 「トリとチキン」は、小学生のハルと塾で知り合ったレンの友情の話。全く違う家庭環境で育った二人の無いものねだりの小学校時代と花火大会の思い出。 「地鶏のひよこ」はレンのどこか寒々しい家、その主である父親の本音。愛情はあるのです。 「丸ごと...

鶏肉料理を取り入れた5つの短編作品。 「トリとチキン」は、小学生のハルと塾で知り合ったレンの友情の話。全く違う家庭環境で育った二人の無いものねだりの小学校時代と花火大会の思い出。 「地鶏のひよこ」はレンのどこか寒々しい家、その主である父親の本音。愛情はあるのです。 「丸ごとのコンビニエント」は事件もあって一番おもしろかったです。声出して笑いそう。浅くて広くて便利!の何が悪いのか。そして貧乏神の店長ナイス! 「羽のある肉」にはハルの妹が登場します。 「とべ エンド」は、羽のある肉で出てきたマンガの作家が主人公。上手く生きていくことが苦手な主人公、いじめっ子ジャイアンはそんなに悪い奴じゃない。 全体通して、人生の悲喜こもごもが上手く書かれてて、さわやかで美味しそうで。とても読後感もよくて満足な一冊でした。

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2018/02/18

+++ おまえの羽はどこにある? 様々な岐路で迷い、奮闘する全ての人へ―‐ トリドリな物語。旨さあふれる「鶏」小説を召し上がれ。 「トリとチキン」…似てるけど似てない俺たち。思春期のゆらぎと成長を描く/あげチキ 「地鶏のひよこ」…地方出身の父親と、都会生まれの息子/地鶏の炭火焼...

+++ おまえの羽はどこにある? 様々な岐路で迷い、奮闘する全ての人へ―‐ トリドリな物語。旨さあふれる「鶏」小説を召し上がれ。 「トリとチキン」…似てるけど似てない俺たち。思春期のゆらぎと成長を描く/あげチキ 「地鶏のひよこ」…地方出身の父親と、都会生まれの息子/地鶏の炭火焼 「丸ごとコンビニエント」…コンビニバイトの僕が遭遇したクリスマスの惨劇とは/ローストチキン 「羽のある肉」…高校受験を控えた夏。彼女と二人で出かける/鶏手羽の照り煮 「とべ エンド」…死にたがりだった漫画家。そのエピソードゼロとは/鶏ハム +++ 豚肉の次は鶏肉である。おいしそうな鶏肉料理に絡めて、さまざまな(トリドリな?)エピソードが語られる。鬱屈したものを解き放てずに溜め込む若者たちの姿が、飾らずに描かれていて興味深い。ページの向こうにいる人を思わず応援したくなったりもする。鶏肉と同じで、噛めば噛むほど味わい深くなる一冊である。

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2018/02/14

鶏にまつわる短編集。 おかしくて、少し悲しい。 何気に登場人物が重なっていくのが楽しい。 コンビニの揚げ鳥が食べたくなる。 そして…久々にトリハム作るか

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2018/02/03

豚が表紙の「肉小説集」に続いて、今度は鶏。 5作からなる短編集だが、皆、どこかでつながっている。 中心にあるのは…コンビニじゃないかなあ~? 夜の住宅街に、ポッとともる灯りは気持ちをほぐしてくれる。 しかし、そこでクリスマスの惨劇が!! インパクト強し。 そしてなんといっても、『...

豚が表紙の「肉小説集」に続いて、今度は鶏。 5作からなる短編集だが、皆、どこかでつながっている。 中心にあるのは…コンビニじゃないかなあ~? 夜の住宅街に、ポッとともる灯りは気持ちをほぐしてくれる。 しかし、そこでクリスマスの惨劇が!! インパクト強し。 そしてなんといっても、『あげチキ』 貧乏神なるあだ名の店長の、才能に気づいているのは孤独な漫画家。 やっぱり揚げ方で味が違うのでしょうか。 忘れてはならないのは、鶏(肉?)は、翼を持った生きものであったということだそう。 5つの作品にも、どこかに「飛びたい、飛び立ちたい」という気持ちが込められているように思いました。 『トリとチキン』 子ども時代、友達の家がうらやましかったことって、ある。 『地鶏のひよこ』 父親から見た息子。 結構思い切ったことが書かれている。 『丸ごとコンビニエント』 広く浅く便利に生きて何が悪い。 『羽のある肉』 誤解から始まる、ピュアなラブコメ。 気持ちが飛んでいくところ、よかった。 『とべ エンド』 バキも、秘めたる翼があるのだろうな。 「わからない」の先にあるものを追いかけていきたい。 その言葉は、人生そのものかも。

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2018/01/31

コンビニの焼き鳥の「焦げ」感ってフレーバーで出していたのか。なんだかショック。なんとか農場とかいうチェーンの居酒屋に行きたくなる。

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2018/01/03

旨さあふれる「鶏」小説。鶏を絡めた連続短編集。 前シリーズの「豚」はイマイチだったけど、今回は面白かった。あげチキが食べたくなった。鶏ハム作ってみようかな。 豚→鶏ときたら、次は牛?

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2018/01/03

昨年末になんとなく読み始め、今日読み終わった。少しずつ繋がりのある別別の人を主人公とした短編小説。なぜ、鶏???鶏は出てるが、なぜ鶏なのか謎のまま。。。次は、牛?

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2017/12/24

肉小説がちょっとなぁと思ったので、 読むかどうか迷ったのだけれど、 読んで正解! これは全然ちがった。 面白かったぁ。優しかったぁ。 鶏料理はもちろん登場人物も、 ちょっとづつつながる連作短編集。 友達、父子、恋の始まり、コンビニ、飛び立つ自分。 坂木さんらしいお話が詰まっ...

肉小説がちょっとなぁと思ったので、 読むかどうか迷ったのだけれど、 読んで正解! これは全然ちがった。 面白かったぁ。優しかったぁ。 鶏料理はもちろん登場人物も、 ちょっとづつつながる連作短編集。 友達、父子、恋の始まり、コンビニ、飛び立つ自分。 坂木さんらしいお話が詰まってた。 あとがきの「あなたの羽は、今どうなっていますか?」の一行に 坂木さーんとひれ伏してしまった。

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