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鶏小説集
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商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | KADOKAWA |
| 発売年月日 | 2017/10/20 |
| JAN | 9784041055755 |
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鶏小説集
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商品レビュー
3.6
54件のお客様レビュー
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【トリとチキン】 似ているようで境遇が全く違う友達同士の男の子2人。 お互いの家庭環境を羨んでいるが家族を交換はできないし、きっと今の自分の環境も、忘れがちだけれど恵まれたものだと思う。 住む場所にも恵まれ、家庭内での関係性も良好であるレンの、本人なりの苦しさも捉え方によってはそうなのかもしれないと気づかされた。 ハルもきっと特に裕福でも貧乏でも無い普通の家庭なのにそこに対して不満ばかり出てくる。 普通だからこその不満、その描写も理解できるものばかりだった。 お互いのないものを補い合える関係性は2人にとって救いでこれからも無理なく良い関係を保てると思う。 【地鶏のひよこ】 母親から見たら衝撃の告白で始まる。 息子を可愛いと思えない、と。 自分にはよく分からない感覚で、信じられないし、でも男親ってそんなもんなのかなと少しがっかりした気持ちのまま読み進めた。 浅野さんと出会い、包み隠さず話している中で仕事を好きになれない悩みに便乗して息子への想いを吐露すると、彼もまた同じような思いでいることを知る。 わかりすぎるくらい分かり合えるところもある一方、育った場所の違いや息子への悩む気持ちの質や息子からの思いの差がはっきりと見えてくる。 橋本はしっかりと自分の気持ちを見つめ、諦めたと言っているもののしっかりと息子や嫁、その周りの人たちとの関係を受け入れている。 一方浅野はひたすら卑屈になり、自分は悪くないというような気持ちでいるし、費用対効果なんて言葉を子供に対して持っている。 そこの違いに気づいて、次々と言えるだけの非難をぶつけていくうちに、橋本には愛情がしっかりあって立派な父親であるとおそらく自分でも認識していたんだと思う。 息子ともたわいない会話をして、いい子だなと気づくし、嫁がしっかり育ててくれたことにも感謝の気持ちが出た。 最後の 「だからレン、お前は安心して親を捨てろよ。 俺は、お前と気が合わないんだからさ」 で切ないくらいの愛情を感じた。 読み始めと読み終わりでこんなにも気持ちの高低差が出た話はなかなか無い、素敵。 【丸ごとコンビニエント】 特にこれと言って好き嫌いもなく、流れのままに生きている大学生。 友達も趣味も勉強も全て広く浅くなんとなく。 周りのこだわりの強い人や好き嫌いの意思がはっきりしている人に対して、理解できないところがありつつも憧れを持っている。 殺人サンタと対峙するシーンはちょっと現実味がないけれど、その後の血まみれローストチキンと重なる描写が面白かった。 浅くて広くて便利なコンビニ。 広く浅く便利な自分。 ありふれていて特出した何かがあるわけでもなく、波風の立たない日々でもそれなりの人生… と思いきや、めちゃくちゃ凄いこと起こってるなと思った笑 【羽のある肉】 中学生のほっこり青春物語。 お互い何とも思っていない男子と女子が小さな共通点や同じ時間を過ごすことで意識し出す。 中学生なんて大昔のことだけれど、その頃はこうやって恋愛が始まっていたのかなと思い返したり柔らかい気持ちになった。 【とべ エンド】 昔から人間関係が得意ではない戸部。 「何で平気な顔で嘘がつけるんだ 僕は嘘をついても良い人間だと思われてるのか」 そんなことを思い、吐いたり貧血を起こしてしまう。 そこまでではないけれど、嘘をついたりつかれたりするたびに、それが例え思い込みや勘違いだったとしても、少なからず傷ついてしまう気持ちはよくわかる。 乱暴だけれど嘘のないバキや、書き上げた作品をしっかりとみてくれる編集長。 そんな人たちのおかげで、"とびたい"と思ってもとばずにいられるんだと思った。
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前作の記憶が朧気だが、前作よりもさっぱりした印象。 「和菓子のアン」など、他の作品から読み始めた方には、前作よりも読みやすく良いかと思う。 ひとつひとつの作品の繋がり方と、登場人物の心の繊細な動きが坂木先生の良さを感じさせる。 個人的に最後の「とべ エンド」は前作を彷彿とさせる少し後味の悪いというか...リアルな気持ち悪さが残るかな..と思っていたが、坂木先生らしい少し現実離れしつつもどこかにこんな世界もあるのかなと思わせてくれる素晴らしい物語でした。 私が今子供と親の狭間の年齢のため、レンとハルの親との関係、そしてレンの父親、どちらにも感情移入。 もう少し幼い時に読んでいたら「地鶏のひよこ」には共感出来なかったのかも。 個人的に、レンの父親は素晴らしい訳では無いけど、考え方には共感。最後のケイの父親の介護話も、同じく悪印象。私だって子供と気が合うか、愛せるかわからないもの....けど産むのも親の勝手。育てるのが義務。 サンタの謎だけ残っており、前作にでてきたのか曖昧なのでもう一度読み返そうと思う。
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「トリとチキン」 つい選んでしまう食べ物。 たまに行くお客様だからこそ羨ましいと思えるだけであって、互いに本当に入れ替わって住んでみたら思ってたのとは違う日々になるのかもしれない。 こんな関係を続けることが出来るからこそ、少しの言い合いなんて気にすることもないのだろ。 「地鶏の...
「トリとチキン」 つい選んでしまう食べ物。 たまに行くお客様だからこそ羨ましいと思えるだけであって、互いに本当に入れ替わって住んでみたら思ってたのとは違う日々になるのかもしれない。 こんな関係を続けることが出来るからこそ、少しの言い合いなんて気にすることもないのだろ。 「地鶏のひよこ」 気が合わない二人だから。 親子関係が破綻している状態は良くないと努力する訳では無いというのに、見返りを求めることを古い考えだと言うのは何だか違うような気がするな。 理想を言い始めたらキリがないだろうが、全く合わないとなると接し方が分からないのかもな。 「丸ごとコンビニエント」 凶器と狂気がぶつかって。 ただ押せばいいボタンだったとしても、実際に目の前に不審者が現れた時に行動することが出来る人なんて少なく普通は硬直し何も出来なくなるだろ。 無意識に武器として選んだものだったとしても、相手を止めるだけなら十分なものだっただろ。 「羽のある肉」 重要なところが聞こえず。 ついていない日から始まった関係ではあるが、普段誰かと語ることの出来ない共通の話題があるなんて距離が縮まるには十分過ぎる要素だっただろう。 偶然が重なったとはいえ、もし断られていたりしたら気不味くなり最悪の結果だっただろうな。 「とべ エンド」 突然やってきて言い出す。 わざわざ実家に連絡をしてまで住所を尋ねて行こうとしている相手に対して、何故一つも疑問を持つことなく友人ならばと簡単に教えれるのだろうか。 マンネリを避ける為とはいえ、話題性はあったとしても物語が最低なものでは意味がないだろ。
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