砂漠 の商品レビュー
社会人4年目の自分が読むと「もう自分は大学生じゃない。卒業してからあっという間に時が流れてしまったな」と切ない気持ちになります。大学時代にこんな素敵な人間関係を築けていればなあ羨ましくも思いました。 登場人物それぞれが魅力的で伊坂さんらしいです。 途中まで1年間の出来事かと勘違い...
社会人4年目の自分が読むと「もう自分は大学生じゃない。卒業してからあっという間に時が流れてしまったな」と切ない気持ちになります。大学時代にこんな素敵な人間関係を築けていればなあ羨ましくも思いました。 登場人物それぞれが魅力的で伊坂さんらしいです。 途中まで1年間の出来事かと勘違いしてしまい、ちょっともったいないことしたなあと後悔…
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※若干ネタバレ含みます 伊坂幸太郎の書く青春小説。 大学生四人の生活を、軽妙な筆致とユーモア溢れる会話劇を交えて物語を展開してゆき、伏線を回収しながら驚きのオチを迎える。 と、いうとあまりに平坦だが、「大学生」という限りあるそして美しきモラトリアムの時間が過ぎ去る早さを、少しの切なさを交えて表現されている。 私は大学を出た直後にこの本に出会った。 読み終えた瞬間には、「ああ、もう自分は大学生じゃないんだな」ということを改めて心から思えるようになったことを覚えている。 何があっても自分は自分。何も変わらないと思っていたが、確実に時は過ぎていく。そんな当たり前のことだが、誰もが見ないふりをしていることに気づかせてくれた一冊。 本を読んだ時間はあっという間だったが、この本に出会った衝撃はずっと覚えている。
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他の人の感想を読んで、 そうか、これは青春小説というジャンルで、 特にびっくりするような事件が起こったり、 とかを期待するべきジャンルではないのかと気づく。 友情や青春、的なさわやかで懐かしい雰囲気を 味わうべき作品なんだと。 そうか…
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6/24読了 15冊目 途中で気づいたけど、自分これ読んだことあった。2回目だったけれども面白く読めた。 今日はW杯セネガル戦、日本代表には是非砂漠に雪を降らせてほしい。
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伊坂さんの本はキャラが濃いので読んでて楽しいです。 西嶋は突拍子もないことをしでかしたり、自分が考えたことは実践するし、誰に何と言われても気にしないというところがもう羨ましい。 鳥井が片腕をなくしてからは、ずっとこうだったらどうしようかはらはらしましたが、最終的には誰よりも強くなって一番成長したのではというくらいかっこよくなりましたね。 卒業後は出来たら思い出にならないといいなぁ。なんてことはないと言い切ってほしい。
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春が終わる頃になんかハマってきて、夏が終わった頃にはすごく好きになってた。やっぱり伊坂さんの作品はとても楽しい。 途中でもしかして、と思ったものがあってて嬉しい。そしてうまく繋がる爽快感に、別の意味の爽快感。 楽しかった! 学生時代とこれからの砂漠。彼らの大学生活からなにかを教...
春が終わる頃になんかハマってきて、夏が終わった頃にはすごく好きになってた。やっぱり伊坂さんの作品はとても楽しい。 途中でもしかして、と思ったものがあってて嬉しい。そしてうまく繋がる爽快感に、別の意味の爽快感。 楽しかった! 学生時代とこれからの砂漠。彼らの大学生活からなにかを教えられた、なんてことは、まるでない。でも、背中を押してもらえる、前を向く力をくれる。 わたしにとって、とても好きな作品のひとつになった。
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とてもおもしろかった こんな大学生活を送ってみたい これぞ!青春って感じなんだけどそれだけじゃないのが伊坂幸太郎っぽい
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久々(と言っても2冊目ですが・・・)の伊坂幸太郎さんの小説。 仙台の大学生の入学から卒業までの4年間の物語で、主要登場人物である大学生5人の表情などが脳裏に浮かんでくる様な良い小説でした。
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登場人物の魅力、テンポの良い会話、先が読めない展開に引き摺られ、あっという間に読了。意表を突いた構成もお見事です。“オアシス”を去って30年以上、「あの頃は良かった」と思う自分がいました。
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春から大学生になるので、読んでみた。 ごくごく普通の、大学生の日常を描いたもの。でも、そのひとときはとても貴重なものなのだと実感。 わたしのこれからの4年間、彼らのように過ごせたらどんなに良いだろう。 「人生にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」 なんて素...
春から大学生になるので、読んでみた。 ごくごく普通の、大学生の日常を描いたもの。でも、そのひとときはとても貴重なものなのだと実感。 わたしのこれからの4年間、彼らのように過ごせたらどんなに良いだろう。 「人生にとって最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである」 なんて素敵な言葉なんだろうと思った。 砂漠に出るまでの残りの4年間 大切に過ごそうと思う。 なんてことは、まるでない。 2018.4
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