ハケンアニメ! の商品レビュー
覇権アニメ。そのクールの1番をとったアニメ。作品内にも出てくるが、1番とはDVDやグッズの売り上げ?視聴率?話題?何を持って1番なのか。ドラマもそうだけど、視聴率悪くてもすごくよかった作品あるよね。 3人の、アニメを作っている女性の話。話が進むに連れ、それぞれ関係がつながってくる...
覇権アニメ。そのクールの1番をとったアニメ。作品内にも出てくるが、1番とはDVDやグッズの売り上げ?視聴率?話題?何を持って1番なのか。ドラマもそうだけど、視聴率悪くてもすごくよかった作品あるよね。 3人の、アニメを作っている女性の話。話が進むに連れ、それぞれ関係がつながってくる。私も仕事人なので、ギリギリまで仕事したい、納得いくもの作りたい、他との板挟み、など共感するところがたくさんあった。アニメも好きだし、舞台裏がのぞけたのも嬉しい。
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派遣ではなく覇権なのね… 覇権アニメ…そのシーズンに最も商業的成功を収めたアニメ作品。 辻村さんの作品だし、特に第一章は王子を探すストーリー展開なので、ミステリー的要素の強い作品なのかと思ったが、読み進めると、アニメへの愛に満ちたお仕事小説であった。 プロデューサー、監督、ア...
派遣ではなく覇権なのね… 覇権アニメ…そのシーズンに最も商業的成功を収めたアニメ作品。 辻村さんの作品だし、特に第一章は王子を探すストーリー展開なので、ミステリー的要素の強い作品なのかと思ったが、読み進めると、アニメへの愛に満ちたお仕事小説であった。 プロデューサー、監督、アニメーター、それぞれにとってのアニメ業界を描いた群像劇。最後に全てが集結して怒涛の結末を迎える。 辻村さんの作品らしく、読者をぐいぐいと圧倒的な力で物語の中へ引きずり込んでいく。 気づけば、選永市の祭りに参加している自分がいる笑 「アニメ好きにはたまらない小説ですね」とこの文庫本を貸してくれた後輩君は言っていたけど、アニメ好きでなくても充分楽しめます。 熱い思いがこもったお仕事小説は、やっぱりいいね。 明日を一生懸命生きてみようと思わせられる。 ♫アイドル/YOASOBI(2023)
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「やる気みなぎる、お仕事小説」という評価の仕方に、すごく納得です! 自分の仕事にこれだけ愛と情熱を持って挑むことができたら、本当幸せだと思いました。 その辺の心情が本当に上手く描かれていて、多分辻村さん自身の小説家としての熱い思いも込められていたと思います なんか、熱い思いに感動...
「やる気みなぎる、お仕事小説」という評価の仕方に、すごく納得です! 自分の仕事にこれだけ愛と情熱を持って挑むことができたら、本当幸せだと思いました。 その辺の心情が本当に上手く描かれていて、多分辻村さん自身の小説家としての熱い思いも込められていたと思います なんか、熱い思いに感動して泣けるという…。 アニメ業界に働く、3人の女性の視点から進んでいく物語ですが、最終的に全てが繋がります。 作品にかける強い思いが色んな人の気持ちを揺さぶり、人を動かしていくところがたまらなくかっこ良く、感動。熱いなぁ!! 作品の中でアニメ監督2人が競わせるアニメのクオリティも非常に高く、それだけで作品できちゃう感じです。 物語の終わらせ方に定評のある辻村さんですが、今回はその冴えが作中作に光っていました。 作中作のエンディングが二つとも鳥肌もの。 そして、辻村ファンには大サービスで、「スロウハイツの神様」のあの人たちも…。おすすめです!
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今年は辻村深月さんの著書を読む機会がなんとなく増えているような...。 ハケンアニメはアニメ制作現場の内情が窺い知れる興味深い本でした。改めて監督やプロデューサー、アニメーター、声優さん他、スタッフの皆さんが大変な思いで仕事に打ち込んでいることを理解(ほんの少し?)できたのと...
今年は辻村深月さんの著書を読む機会がなんとなく増えているような...。 ハケンアニメはアニメ制作現場の内情が窺い知れる興味深い本でした。改めて監督やプロデューサー、アニメーター、声優さん他、スタッフの皆さんが大変な思いで仕事に打ち込んでいることを理解(ほんの少し?)できたのと、感謝の気持ちで一杯になりました。 本作品は2022年に映画化もされているみたいですが全く知りませんでした。読み進めていくうちに自分の頭の中では自然と、有科香屋子には多部未華子さん、斎藤瞳には二階堂ふみさん、並澤和奈には有村架純さんがキャスティングされてました。王子千晴監督はなぜかコミックス「GIANT KILLNG」に出てくるナルシストキャラクターでETUのMF「ルイジ吉田(ニックネーム:王子)」がイメージされてました(笑)。 世界に誇る日本のアニメは、こんなにも多くの関係者が信頼で結ばれて、情熱を傾けて、昼夜問わず駆けずり回って、出来上がっていくんだなと感じました。この業界に携わる方々(「愛の人」たち)の環境がもっともっと改善されることを祈っています。
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アニメを一つ作ることにもたくさんの人が関わっており、たくさんの苦労があることを知りました。アニメに対する情熱や対立する様子がとても面白かったです。
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アニメが完成するまでの苦労を知らなかったため大変参考になった。特にアニメーターの和音の話で動画マンのときのお給金の安さに驚き! それぞれの登場人物がアニメが好きで信念をもって仕事に打ち込むゆえ、障害があり、それぞれの障害をどう乗り越えていくか見ていてて楽しかった。
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良いなと思った部分 1. 「嫌な人」だと評価されている人でも、別の人からみたら正反対の評価になる場合もあるというところ(行城さんのこと) 2. 同じシーンを別の立場から違う目線で見せる表現
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アニメってこうできている! 小さい頃からアニメを見て育ったからか、アニメの出来るまでを知ってこんなに沢山の人たちが、1つのアニメに関わっているのかと感動しました! やっぱりアニメはすごい!! 日本を代表する文化! そんなアニメの世界の裏側を少しだけ知ることができました! 巷では...
アニメってこうできている! 小さい頃からアニメを見て育ったからか、アニメの出来るまでを知ってこんなに沢山の人たちが、1つのアニメに関わっているのかと感動しました! やっぱりアニメはすごい!! 日本を代表する文化! そんなアニメの世界の裏側を少しだけ知ることができました! 巷ではちょうど京アニ事件の裁判も始まりましたが、あのような悲惨な事件がもう起きませんように! 全てのアニメに物語があるように、きっと作り手側にもたくさんの物語があるはず!そんな一部を垣間見た気がします。
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私はこの本を読むのは2回目。 2年ほど前に読んだときはリデルを応援していて、有科さんが好きだったが、2回目の今回は断然瞳監督推しでサバクを応援していた。この変化にびっくりした。 だれでも好きなものを作り出すことに情熱を燃やしている人は美しいと思う。 だがひとつ、私はサバクのラスト...
私はこの本を読むのは2回目。 2年ほど前に読んだときはリデルを応援していて、有科さんが好きだったが、2回目の今回は断然瞳監督推しでサバクを応援していた。この変化にびっくりした。 だれでも好きなものを作り出すことに情熱を燃やしている人は美しいと思う。 だがひとつ、私はサバクのラストははっきりした方が良かったと思う。はっきりした方が子供達の記憶に残るし、面白ければ悲しい結末だったとしても良かったと思う。
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結構厚みのある文庫本だったけど、わりとさっくり読めた。王子監督も瞳監督も、有科さんも和奈さんもいいキャラしててすごく良かった。 一生懸命真摯に向き合い、熱くなれる仕事、いいなと思った。
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