ハケンアニメ！ の商品レビュー

辻村深月(著者)

2023/01/02

アニメ制作の舞台裏を様々な登場人物の観点から描いた小説。

キャラクターが立っていて、かつリアリティーもある舞台裏でとても良かった。
誰をモデルにしたのか分からなかったのは少し悔しかったが、600ページもある長編にしてはスラスラと読めてしまった。
映像化もするらしいので機会があれば見てみたい。

2022/12/30

面白いアツい大人達かっこいい。アニメ制作を仕事にする人たち素敵。王子監督のアニメ論沁みた。これが好きって突き通せる気持ち強い人たち、最強

2022/12/29

すごく衝撃を受けました。
特に、第1章の王子と猛獣使いのインタビューシーンは泣いてしまいました。
高校時代の自分が救われた様な気がします。
電車なのに涙が止まりませんでした。
アニメはドラマとかと違って、何故か胸を張って好きと言えなかったのですが、この小説を読んでもっと堂々と好きと言えないと失礼だなと思いました。

あ人間関係についても、陽キャだからとか住む世界違うからと一線置きがちだったのですが、もっと関わって、知りたいと思わせてくれました。頑張ります。

この小説はこの先思い返す日が多いと思います。
ハケンアニメ！に出会えてよかったです。

2022/12/09

先にレジェンドアニメを読んで、こちらにたどり着いた。
それぞれの立場での物語が進んでいき、それぞれのアニメ愛が示されていく。
毎クール、さまざまなアニメが生み出されている裏にも、さまざまな物語があるのだろうか。

2022/11/26

振り回されて、腹が立って、でもやっぱりアニメが好き――
そういう、もう自分じゃどうしようもないくらいアニメに繋ぎとめられている人たちの物語。刃みたいな言葉もどんどん出てくるけれど、それに立ち向かう様子も応援したくなって、どんどん読めた。

監督とプロデューサーのコンビ、声優、"下請け"である原画スタジオ、聖地巡礼を売り出す役所。アニメをとりまく色々な立場の人が登場するのも面白い。
みんな"好き"だから頑張れる。中心に愛があるっていうのが、いいな。
「現実を生き抜く力の一部として俺のアニメを観ることを選んでくれる人たちがいるなら、俺はその子たちのことが自分の兄弟みたいに愛しい。」

2022/11/12

好きを貫き、愚直に作品に取り組む。

毎日興味がない嫌な仕事をしている私にとってこの物語の登場人物はみんなキラキラしていた。
大変なことも沢山あるだろうけど好きなことを仕事に出来るっていいな、私もそんな風に働けたらなってフィクションの登場人物に軽く嫉妬。

そして辻村さんの心理描写には脱帽。
アニメ制作業界なんて特殊で無縁な世界だし業界知識も何もないけれどするすると読めたし、共感も沢山出来た。
特に軍隊アリの章が1番好き。その章の主人公と私の性格が少し似ている気がしたせいか。
映画もチェックしたくなった。

2022/09/30

前に読んだと思ってたけど登録なかったので再読。
それぞれの立場で頑張ってる人たち見ると元気を貰える。
狭い業界だからか皆繋がってるのが良い。
舟を作ってイベントに出るまでの過程にドキドキ。

2022/09/28

☆5

アニメ制作の裏側を知ることができ、とっても楽しく読ませてもらいました！
まだ映画は観ていないのですが、映像で『リデル』と『サバク』の世界を観てみたいので…これはチェックしなければいけない！と思いました❁⃘*.ﾟ

2022/09/25

アニメを作る人たちの話。アニメ作りに携わる、監督やプロデューサー、声優、原画マン、更にはアニメを利用して地域活性化を目指す公務員までたくさんの登場人物が描かれていた。アニメ作りのことは何も知らなかったので難しいかなと思ったが、皆キャラクターが立っていて読みやすく面白かった。

アニメ作りに携わる人達の熱意や情熱、大変だけど皆良いものにしようと頑張る姿に、好きなことを仕事にできるっていいなあと思いました。
中でも軍隊アリと公務員の話が好きでした。
映画化もしたようなので映画も見てみたいなと思いました。

2022/09/10

辻村さん、お仕事モノもこんなに面白く書けるんだなぁ〜
手違い?!でレジェンドアニメを先に読んてしまったので、もう一度読み直そうっと
コレは確かに映像化したくなるけど…どうだろう?!
原作が良過ぎてちょっと映画観るかどうか迷ってます