ハケンアニメ! の商品レビュー
『ぼくメジャ』に続き、辻村作品六作目。わたしが元業界人なので、どこか懐かしく感じましたねぇ。「サバク」「リデル」共に設定等、もっと深く掘り下げればちゃんとアニメ化出来そうな内容でビックリ。ちゃんと取材して描いたんだなぁと嬉しく思いました(^^)
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アニメ業界で働く女性たちを描いたお仕事小説。 全3章+最終章に加え、特別篇という構成。 主に、天才アニメ監督を走らせるプロデューサー、 敏腕プロデューサーに食い物にされる新人アニメ監督、聖地巡礼事業に精を出す公務員に付き合う神原画の人気絵師といった、会社や立場も別々の3人の視点...
アニメ業界で働く女性たちを描いたお仕事小説。 全3章+最終章に加え、特別篇という構成。 主に、天才アニメ監督を走らせるプロデューサー、 敏腕プロデューサーに食い物にされる新人アニメ監督、聖地巡礼事業に精を出す公務員に付き合う神原画の人気絵師といった、会社や立場も別々の3人の視点を通して、リアルで熱い物語が紡がれる。 なかでも、厳しい業界で日夜戦う彼女らの思い、 人と人との繋がりといったものが結集していく 第3章のクライマックスは、特に読み応えあり。 アニメと言えば、「スロウハイツの神様」より懐かしい人が再登場。相変わらずのカッコ良いムーブで、最高でした。こういうの、もっと欲しいです。 映画の方は原作より先に鑑賞済みで、読了後に改めて観ましたが、配役など、完成度が高かったです。 あと、かつて観た「SHIROBAKO」というアニメを 思い出しました。
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伝説の天才アニメ監督「王子千晴」 プロデューサー有科香屋子 『運命戦線リデハライト(リデル)』 新人監督「斎藤瞳」 人気プロデューサー「行城理」 『サウンドバック奏の石(サバク)』 春のクールで最も売り上げを出すアニメ 「覇権アニメ」は!! アニメ制作に関わる世界を知ること...
伝説の天才アニメ監督「王子千晴」 プロデューサー有科香屋子 『運命戦線リデハライト(リデル)』 新人監督「斎藤瞳」 人気プロデューサー「行城理」 『サウンドバック奏の石(サバク)』 春のクールで最も売り上げを出すアニメ 「覇権アニメ」は!! アニメ制作に関わる世界を知ることができる アニメへの熱意や愛が深く強い 仕事をする大変さとやり遂げる達成感 勇気と元気、愛をもらった アニメを久しぶりに観たくなった
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過去話題になった本を今更ながら手に取った。 2箇所、本気で心が震えた。ああ、愛ってすごいや。 登場人物がみな素直でやや不器用で親しみやすい。一緒に心が動かされる。 アニメの世界は愛に溢れてると改めて感じる。ただただすごい。しかしその愛が負けそうになるほどの苦労も大きそう。それで...
過去話題になった本を今更ながら手に取った。 2箇所、本気で心が震えた。ああ、愛ってすごいや。 登場人物がみな素直でやや不器用で親しみやすい。一緒に心が動かされる。 アニメの世界は愛に溢れてると改めて感じる。ただただすごい。しかしその愛が負けそうになるほどの苦労も大きそう。それでも好きな世界で生きていく皆の生き様はかっこいい。 自分を誇れるようにいたい。 少し流し読みしたせいで深く内容落とし込めてなく反省。辻村さん、また読ませていただきます。
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アニメ業界のあれこれが描かれたお仕事小説。何となく読んでいなかったのだが、とても面白かった! 各章の語り手にそれぞれ感情移入してしまったし、アニメってこんなふうに作られているのかということも知れて楽しい。 登場人物たちは、最初は憎たらしい人でも、最後にはみんな好きになっていて、...
アニメ業界のあれこれが描かれたお仕事小説。何となく読んでいなかったのだが、とても面白かった! 各章の語り手にそれぞれ感情移入してしまったし、アニメってこんなふうに作られているのかということも知れて楽しい。 登場人物たちは、最初は憎たらしい人でも、最後にはみんな好きになっていて、なんだか気持ちがいい。 小説内の二つのアニメについてもしっかり作られていて、すごい。(読み終えてから映画のサイトを見たら、やはり劇中アニメを作り込んであって、映画もすごそう!) アニメには詳しくないけれど、これからアニメを目にするたびに「これにも沢山の人が!」とか考えそう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「最低限生きていく為に必要な仕事というと三大欲求の睡眠・食事・性に関わるだけでそのほかの仕事については売らなくても困らない。不必要なものを売るのが仕事。」と先輩が過去に言っていた。「そんな事言ったらこの世の中の90%以上が無職になるじゃん!」と思うのと同時に「じゃあ自分は何の為に働いているのか?」と新社会人の時に思い悩んだことがあったと思い返しました。だけど、今多くの社会人は生きているのに何かしらの楽しみを抱えていると思う。「2ヶ月後には〇〇があるから〜」「あれを買うために〜」とか。(頼む!そうであってくれ!!)最低限生きていく為には三大欲求だけかもしれないけど、そこにプラスの価値を付けることでより充実して生きていける。そのプラス価値は人によってもちろん違う。音楽、旅行、読書、そしてアニメ。etc…それぞれの分野でより人生に彩りを提供するのも仕事の役割の一つだと改めて感じさせてくれた小説です。本来、なかなか考える事のできない提供するまでの裏側・思いを感じられる心温まる本でした。
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3人の女性の働く姿に元気がもらえる仕事好きのためのお話。 細やかな心理描写が既視感と共感があり、ボリュームのある話なのにカフェの女子会でおしゃべりをしている時のような気持ちで一気に読めてしまう。 読み終わるとスッキリ、仕事頑張りたいなって思える本。 スロウハイツのキャラが登場...
3人の女性の働く姿に元気がもらえる仕事好きのためのお話。 細やかな心理描写が既視感と共感があり、ボリュームのある話なのにカフェの女子会でおしゃべりをしている時のような気持ちで一気に読めてしまう。 読み終わるとスッキリ、仕事頑張りたいなって思える本。 スロウハイツのキャラが登場するところも嬉しい〜
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熱いお仕事小説でした。読んでよかった。 読後感が晴れやかで以前読んだ辻村さんの別作品とのギャップに驚かされます。すごい。 最初はちょっと嫌だなと思う人も別の視点から見るとこんなことを考えてたのかとわかってすごく好きになっちゃって、登場人物みんなが愛おしくなるような。そんな感じ。 ...
熱いお仕事小説でした。読んでよかった。 読後感が晴れやかで以前読んだ辻村さんの別作品とのギャップに驚かされます。すごい。 最初はちょっと嫌だなと思う人も別の視点から見るとこんなことを考えてたのかとわかってすごく好きになっちゃって、登場人物みんなが愛おしくなるような。そんな感じ。 アニメに携わる色んな仕事についても知ることが出来てとにかく楽しかったです。それぞれのキャラクターの仕事に対する思いがとても素敵。
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ポップな辻村作品も非常に良い。 行城にハマってしまった。最初は嫌なやつだと思ったが、中盤で「あぁこの人好きかもしれない」と180°印象が変わってしまった。 どんなキャラクターもネガティブなイメージだけで終わらせずに、良い側面を後から出して読者の印象を変えるのは辻村さんの得意の手法...
ポップな辻村作品も非常に良い。 行城にハマってしまった。最初は嫌なやつだと思ったが、中盤で「あぁこの人好きかもしれない」と180°印象が変わってしまった。 どんなキャラクターもネガティブなイメージだけで終わらせずに、良い側面を後から出して読者の印象を変えるのは辻村さんの得意の手法だと思うが、今回も見事にやられてしまった。 アニメ業界を舞台に仕事も友情も恋も全部の要素てんこ盛りなのにストーリーは分かりやすく感動的。素晴らしかった。
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視点が変わりながらストーリーが展開されるがこの流れが完璧。 クリエーターの責任といろんな形の情熱に終始ワクワクしながらフィナーレまで読み進んだ。
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