ホワイトラビット の商品レビュー
それぞれの状況や立場や感情がややこしく絡まって当の犯人すら困り果ててしまう複雑な籠城事件。誰が主人公なのか明確でなく誰もがその人生の主人公であり、いろいろあるよねって共感してしまう。兎に角おもしろかったです。 他作品にも出てくる"あの人"がここにも登場というパ...
それぞれの状況や立場や感情がややこしく絡まって当の犯人すら困り果ててしまう複雑な籠城事件。誰が主人公なのか明確でなく誰もがその人生の主人公であり、いろいろあるよねって共感してしまう。兎に角おもしろかったです。 他作品にも出てくる"あの人"がここにも登場というパターンは大好き。オリオン座の蘊蓄もおもしろかった。
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犯罪者にも家族や人生があることはわかったけど‥夫が詐欺をしていることを知らされず誘拐されちゃう綿子さん苦しい‥ただの誘拐事件じゃなく何度も裏切られた!
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とっても面白かった。長編だし、読めるかなって不安だったけど、二転三転する展開に引き込まれて、あっという間に読み終わった。 黒澤好きな人や伊坂幸太郎作品が初めての人にもおすすめ。
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登場人物一人一人が起こした出来事が、見事に歯車が合っていき、仙台市一戸建て籠城事件へ発展。読者だけが、物語の顛末を俯瞰して見ることができ、その展開に、ワクワクしました。 複数の視点で物語は同時進行していきますが、最後にキレイに収束を迎えさせる技術には感嘆でした。 「罪は引力...
登場人物一人一人が起こした出来事が、見事に歯車が合っていき、仙台市一戸建て籠城事件へ発展。読者だけが、物語の顛末を俯瞰して見ることができ、その展開に、ワクワクしました。 複数の視点で物語は同時進行していきますが、最後にキレイに収束を迎えさせる技術には感嘆でした。 「罪は引力みたいなものだ」 「罪のない人間なんてありえない」 は響きました。 確かに人は大なり、小なり罪を犯していると思います。勿論私もその一人。 自分の中にある正義だけは、しっかりと持っておこうと思いました。
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久しぶりの読書 黒澤さんやっぱりいい バタバタ感が面白い 途中までは淡々としてるけど、それがいろいろ繋がっていくのがやはり伊坂さん!っていうかんじ レ・ミゼラブルを読みたくなった
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はい、いつもの幸太郎劇場!面白く読ませていただきました。 黒澤さん、夏之目課長、どんくさ中村・今村ペア、存在感ありました。 ペテルギウス、リゲルを知ったから、早く冬になれ!オリオン座みたい!と思う。 そして、ペテルギウスってアスペルギルスに響きが似てるなとふと思う初夏です。
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伊坂さんの籠城(w)エンタメ。 仙台の住宅街で人質立てこもり事件が発生します。 通報を受けて、宮城県警の特殊捜査班(SIT)が出動しますが、犯人の要求は“折尾”という男を捜し出して連れてこい、というもので・・・。 とある籠城事件(誰も呼ばないけど“白兎事件”)を巡る顛末が軽快...
伊坂さんの籠城(w)エンタメ。 仙台の住宅街で人質立てこもり事件が発生します。 通報を受けて、宮城県警の特殊捜査班(SIT)が出動しますが、犯人の要求は“折尾”という男を捜し出して連れてこい、というもので・・・。 とある籠城事件(誰も呼ばないけど“白兎事件”)を巡る顛末が軽快な語り口で綴られている本書。 いうても“人質立てこもり事件”ですし、犯罪グループは関わっているし、SITの責任者はなかなかの闇を抱えているし・・と、何気に重い内容のはずなのに、終始人を食ったような展開で、言うたらコメディを見ているようなドタバタ感があって、結果楽しめちゃうのが不思議ですね。 誘拐グループに属する兎田は、愛する妻・綿子ちゃんを人質に取られて、交換条件として件のグループの資金を持ち逃げした謎のコンサルタント・“オリオオリオ”こと“折尾”を探す羽目になったのですが、図らずも“籠城事件”に発展してしまい、さらにその“籠城”することになった家には、ある“後始末”の為に空き巣(ま、泥棒)の黒澤も居合わせていて・・と、ドンドコややこい方向に進んでいくのですが、中盤で「ん?ちょっと待て待て!」と、今までの流れを遮るような事が判明し、ここで、完全にミスリードされていたことに気づいて啞然としました。 「ちょ・・どこから“騙されて”いたんよ!」と慌ててページを遡る私は、もう作者の思うツボってところでしょうね~。 後半は、この“事件”が一体どんな状況だったのか?と、いうその背景が伏線回収のごとく、明かされていきますので、“確認”の為ページを行ったり来たりで大忙しでしたw。 そんな訳で、綿子ちゃんに対する理不尽な暴力シーンはいただけませんでしたが、全体的に楽しく読ませて頂きました。 で、伊坂さんといえば、様々な蘊蓄や、ニーチェだったりシェイクスピアのような名作からの引用を作品内に散りばめることでお馴染みなのですが、今回は“オリオン座”の蘊蓄と『レ・ミゼラブル』からの引用がテーマ的に多用されておりました。 個人的には、“地球と640光年離れているオリオン座のペテルギウス(今見えているペテルギウスは640年前の光)が、爆発して消滅しても、それが地球で解るのは640年後(もしかしたら、今現在既に消滅しているかもしれない)”という蘊蓄が、スケールが大きくて好きでした。 因みに『レ・ミゼラブル』については、中学生の頃、『ジャン・バルジャン物語』という、『レ・ミゼラブル』のティーンズ版みたいな内容の本を読んだのですが、それで読んだ気になっていたので、いつか腰を据えて、“ちゃんとした方”を読んでみようかな・・と思った次第です。
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おもしろかった。 その一言に尽きる。 神レベルに面白かった小説との紹介で手にしましたが、あれよあれよと転がっていくストーリーにページをめくる手が止まりませんでした。
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オリオン座のうんちくを語るキャラが、さすが伊坂幸太郎さん。 面白かった。 レ、ミゼラブルも読んでみたい。
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面白かったーー!!! 伊坂さんの本はあらすじを読まず刊行された順に読んで行ってるのでまさか黒澤が出るとは思わなかった!!! 伊坂ワールド炸裂!って感じで面白いし登場人物も魅力的で良かったーー!!!
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