ホワイトラビット の商品レビュー
さいこーにおもしろい!あっという間に黒澤のファンになってしまった。 困難に対する対策を考える創意あるものが成功する
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何度も戻りながら時系列や登場人物を確認して面倒だったけど、理解できた頃にはだいぶ楽しんでた。レミゼの引用が出てくるから、読んだことないけど文体も所々意識して書いてるのかと思うと面白かった。黒澤って重力ピエロに出てきたなと思って確認したらやはりそうだった。
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あちこちに場面が飛ぶのでちょっと読みにくさはあったものの、展開が気になって、続きを読む時間を確保せねば!と焦らされました。面白かったです。
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「伊坂幸太郎」のミステリ小説『ホワイトラビット(英題:a night)』を読みました。 「伊坂幸太郎」作品は昨年8月に読んだ『陽気なギャングは三つ数えろ』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリー...
「伊坂幸太郎」のミステリ小説『ホワイトラビット(英題:a night)』を読みました。 「伊坂幸太郎」作品は昨年8月に読んだ『陽気なギャングは三つ数えろ』以来なので久しぶりですね。 -----story------------- 最新書き下ろし長編は、予測不能の籠城ミステリーです! 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。 SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。 「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 「伊坂」作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。 ----------------------- 泥棒を生業とする「黒澤」、「中村」、「今村」、「若葉」や、誘拐ビジネスを生業とする「兎田(うさぎた)孝則」、「猪田(いのだ)勝」や、そのボスである「稲葉」、コンサルタントの「折尾豊(通称:オリオオリオ)」、妻と娘の復讐のために殺人を犯した過去を持つ特殊捜査班SITの課長「夏之目」、ある人物を不運にも殺してしまった「勇介」と、「勇介」をかばおうとする母親等、何らかの犯罪に手を染めた人物が主要登場人物にとして登場するのですが、それぞれが憎めないキャラで、感情移入しながら愉しく読めるエンターテイメント小説でした、、、、 ホントに面白かった… そんなに長くない作品だし、途中から物語の見方が一変し、序盤のことを忘れないうちに中盤以降を読んだ方が愉しめる作品なので、一気に読むことをオススメします。 「兎田」は、ワンボックスカーを道端に止め、車外で冬の空のオリオン座を見上げながら、新妻である「綿子」のことを考えていた… そこに部下「猪田」が戻ってきて、2人は車に乗り込む、、、 後部座席には先ほど誘拐したばかりの女性… その女性をある場所まで運び、次の担当者に引き渡して任務完了。 「兎田」は、誘拐ビジネスを営む組織の一員なのだ… 順調に営まれていたそのビジネスだが、ちょっと問題が発生していた。 通称「オリオオリオ」というコンサルタント「折尾豊」によって、組織の金が詐取されてしまっていたのである… そんな状況だが取引相手には近いうちに送金せねばならず、送らないと大変なことになりそうで、組織は「オリオオリオ」からの奪還を目論む… そして、「綿子」を誘拐ベンチャー組織のボス「稲葉」に人質に取られ、「オリオオリオ」を見つけるよう命じられたのが「兎田」だった。 そして、ここから読者に提示されるのは、「勇介」という青年と母親を人質に取った立てこもり事件… 籠城の舞台となるのは、仙台の高台にある一軒家、、、 やがて現場に警察が駆けつけ、特殊捜査班SITの「夏之目課長」が、立てこもり犯との交渉を開始する… そして、その合間に挿入されるカタチで、「黒澤」、「中村」、「今村」の3人が、死んだ詐欺師の自宅から名簿を盗もうとする計画が語られる。 どこか歯車がずれたようでいて、それでも軽快に回転する3人の会話を愉しみつつ、「伊坂幸太郎」作品で常連として登場する泥棒(兼探偵)「黒澤」との再会を喜びながら読み進めていくうちに、それら複数のエピソードが「兎田」の問題を含めてつながり始める、、、 籠城事件の犯人は「兎田」で、人質にされているのは「勇介」と母親、「今村」が誤って落としたメモを取り戻すために忍び込んでいて父親と間違えられた「黒澤」の3人だと思っていると、あれれ… いつの間にか「黒澤」が「オリオオリオ」になりすましていて、籠城事件の犯人は「オリオオリオ」にされていて、人質は「中村」、「今村」になっていたという、事実が徐々に明らかになり、物語の見方が一変します。 事件の当事者たちと、事件を追う警察側での時間軸が微妙にずらして読者をミスリードさせる手法は見事ですねー しかも、読んでる方が混乱せず、理解しながら読み進めることのできる巧みな構成と語り口には、ホントに感服します、、、 個性的で魅力たっぷりのキャラも生きていますしね… 「ヴィクトール・ユゴー」の『レ・ミゼラブル』の使い方も良かったですね。
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予想しようと思ってもその予想のさらに上をいく展開にワクワクしながら読み進めることが出来ました。 あっという間に読み終えることが出来ました。 登場人物のキャラクターも個性的でとても好きな作品です。
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これもまた面白かったな〜。 ドラマか映画になりそう。 書き手が主導権を持って口出ししながら物語が進んでいくタイプ。伊坂さんこれ得意だよなぁ。 今回の作中作品はヴィクトル・ユーゴーの「レ・ミゼラブル」
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あー、面白かったー。 最初はどんな展開になるのか、ややもたついた感じの印象があったため、半年近く読むのをストップしていたけど、読み進めるとドンドン話が転がり始めて 気がつけばあっという間に読了。 半年間読まなかったことが悔やまれる。 全ての点と点が繋がって、それこそ星座を結んで...
あー、面白かったー。 最初はどんな展開になるのか、ややもたついた感じの印象があったため、半年近く読むのをストップしていたけど、読み進めるとドンドン話が転がり始めて 気がつけばあっという間に読了。 半年間読まなかったことが悔やまれる。 全ての点と点が繋がって、それこそ星座を結んで一つの絵になりそうな展開。 レ・ミゼラブルの引用も絶妙でよかった。
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久しぶりの伊坂幸太郎さん。そして黒崎。 ワチャワチャな感じなのに整然として〜さすが伊坂さんなストーリー。サラッと残酷な描写も…あぁ伊坂さん! 終盤、ピースがパタパタ…とはまるように、それまでの各々の状況が一つに収まった。今村、中村はそこにいたのね。
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一気読み3時間。途中でやめられないスピード感あり。立て籠りに出くわしてしまった泥棒さんの機転に脱帽です。コメディかつちょっぴりハードボイルドであり、正義を感じる作品。オリオン座、レミゼラブル、仙台がうまく織り込まれている。
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