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木曜日にはココアを の商品レビュー

3.9

143件のお客様レビュー

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2019/02/18

ホットココアを飲んだかのような暖かい気持ちになります。 10ページから20ページほどの短い物語が少しづつ繋がっていて、そのつながりを探すのも楽しいです。 そして、私が思うこの物語の魅力は「多様な視点」です。 それぞれの物語のそれぞれの主人公は悩みを抱えていることが多く、その...

ホットココアを飲んだかのような暖かい気持ちになります。 10ページから20ページほどの短い物語が少しづつ繋がっていて、そのつながりを探すのも楽しいです。 そして、私が思うこの物語の魅力は「多様な視点」です。 それぞれの物語のそれぞれの主人公は悩みを抱えていることが多く、その悩みを解くヒントをくれるのは、別の物語の主人公です。 幸せは周りの誰かが持っているのだなと考えさせられました。

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2020/10/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

川沿いの桜並木の端にひっそりと建つ小さな喫茶店"マーブル・カフェ"。 カフェで飲む一杯のココアから始まる連作短編は、仕事や子育て、恋愛等様々な悩みを抱える人達が緩やかに繋がっていく物語。 年代や住んでいる国、言葉の違う、一見無関係な人達も知らず知らずの内に繋がっていき、短編が一巡りした後は穏やかな気持ちになれる。 人は一人でも頑張れる。 けれど横へ緩やかに繋がる縁も大事にしたい。 そうすれば曲がりくねった道を歩むことも気楽になるはずだ。 ほんのり甘く温かなホットココアを飲んでいる時のように、塞いだ気持ちもほぐれるはずだ。 元気をもらえる一冊だった。

Posted byブクログ

2019/01/28

「好きなところにいるだけで、元気になることもあると思います」(16 ページ) いつもの場所。 その心を許した場所にいることで、 元気になることだってある。 マーブル・カフェの一杯のココアから始まる、温かな幸せの連鎖。 私の『好きな場所』はどこだろう。 一杯のココアを求めて、...

「好きなところにいるだけで、元気になることもあると思います」(16 ページ) いつもの場所。 その心を許した場所にいることで、 元気になることだってある。 マーブル・カフェの一杯のココアから始まる、温かな幸せの連鎖。 私の『好きな場所』はどこだろう。 一杯のココアを求めて、心安らぐお気に入りの場所を作りたくなる物語り。

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2019/01/11

川沿いの桜並木の中に経つマーブルカフェ。 そこの店員と常連客、それぞれと少しずつ繋がった人達の連作短編集。 … ほんわかと温かなお話ばかり。 何よりも装丁が可愛い。 専業主夫の夫に家事全てを任せていたワーキングママが作る卵焼きの話『きまじめな卵焼き』、 お局保育士の小言に怯え...

川沿いの桜並木の中に経つマーブルカフェ。 そこの店員と常連客、それぞれと少しずつ繋がった人達の連作短編集。 … ほんわかと温かなお話ばかり。 何よりも装丁が可愛い。 専業主夫の夫に家事全てを任せていたワーキングママが作る卵焼きの話『きまじめな卵焼き』、 お局保育士の小言に怯える新米保育士の話『のびゆくわれら』が良かった。 全ての話新色のテーマがあるのも新鮮。 気になる作家さんになりました。

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2018/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

マーブルカフェに毎週木曜日にやってくる常連さんが頼む茶色いココア。 主夫の夫が掴んだチャンスと、働くママの子供のお弁当に入れる黄色い卵焼き。 幼稚園の先生が落とし忘れたピンクのネイルと爪噛みが治った園児。 結婚したいという願望を叶えた友人に送った青い下着。 新婚旅行のシドニーで出会った老夫婦と赤い糸のこと。 金婚式の旅行先で思い出す夫との馴れ初めと銀髪。 緑が好きだという気持ちを認めてもらいたかった思い。 年の離れたご近所さんに恋していたオレンジのお店の店主。 魔女に憧れてイギリスに行き、恋を成就させたお守り代わりのターコイズ。 文通相手との思い出と褒めてもらった瞳の黒い色。 ホームステイで出会った親友の国の春の花の紫。 ココアを飲みながら綴った初めてのラブレターと白。 色とりどりな、その人だけにまつわる話。 ココア飲みたくなった。

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2019/01/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どの話も繋がっている、いろんな人の視点の話を読めるオムニバス短編集。 心が疲れている時でも、サンドイッチのようにサクッと、ココアのようにほっと読めるお話ばかりでした。 ひとつひとつがキラキラしていて、じんわり温かいです。わたしも魔女になりたかったタイプの人間なので、確かに現世でも魔女になれるんだ!とくすりと嬉しくて笑ってしまいました。 作者の方のシドニーへの愛もじんわり伝わってきました。通勤用読書にもってこいです!

Posted byブクログ

2018/12/21

東京のとあるカフェに勤めることになった青年の短編を起点に、ちょっとずつ繋がりのある人の短編が続いていく連作短編 こんな感じの構成のお話し好きなんだよね 劇団ひとりの「陰日向に咲く」みたいな、「あー、あの人がこの人か!」「ここで繋がってたのか!」というのが あと、それぞれの短編...

東京のとあるカフェに勤めることになった青年の短編を起点に、ちょっとずつ繋がりのある人の短編が続いていく連作短編 こんな感じの構成のお話し好きなんだよね 劇団ひとりの「陰日向に咲く」みたいな、「あー、あの人がこの人か!」「ここで繋がってたのか!」というのが あと、それぞれの短編にテーマとなる色がある ただ、これはそんなに大事な伏線にはなってないかな それぞれの短編は、その人の人生の中で良い感じに日常を切り取ってると思う そして皆なにがしか救われているところもよい

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2018/09/11

住宅地の川沿いにある昔ながらの喫茶店、マーブルカフェ。 お店でいつも木曜日にココアをオーダーする女性が気になる雇われ店長の男の子の話から始まる短編12作品。 短編なので通勤時間にピッタリです。 あっという間に読み終わりました。

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2018/08/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

心あたたまる短編集 すべての話が人でつながっていて、最後はカフェの話に戻る。 こんなカフェいいな~と思った。

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2018/08/01

病院の待ち時間で読んだ。 なんて、心がホッと温かくなる小説なんだろう。 読んでいて、気持ちが和らいでいった。

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