木曜日にはココアを の商品レビュー

青山美智子(著者)

2024/06/30

小さなカフェから繋がる連作短編集。

青山さんのデビュー作。
ひたすらほっこり、優しい気持ちになる話。
言葉選びというか印象的な表現が散りばめられている。
「ねぇ～！輝也良い夫すぎ～！」ってなる。ちゃんと言葉で伝えられるって素敵過ぎる。

2024/06/21

間違えて続編の月曜日の抹茶カフェを先に読んでしまったので、この、登場人物がリレーのようにバトンタッチしながらループする構成にはあまり感動は覚えなかったが、、、

話の内容は違えど、やはり順番どおり、見たかったなぁ(笑)
多分これがこの人かなぁと思い出そうとしてもなかなか思い出せない。
で、やはり、もう一度抹茶カフェの方が読みたくなってしまう。

内容もステキだけども、一人あたりサクッと終わるのでするする読めてしまう。
最後の2章くらいで、やっと、ちょっとウルウル感動。

時間がない時でも、読書したい人には、本当にありがたいシリーズ。
もっと沢山でてほしいなぁ(笑)

2024/06/11

心優しくなれる小説。
初めの話から少しずつ繋がって
最後に全部糸が結びつくような感覚。

ほっこりしました！

マーブルカフェのような
ホッと一息つける場所を
見つけたいなーも思いました。

2024/05/01

東京とシドニー、二つの都市を舞台にした、十二編のショートストーリー。

短い物語の中に、人を想う優しさが溢れていて、心が温かくなりました。

登場人物の繋がりは、奇跡的に感じたりもしたのですが、自分が気づいていないだけでこういうこともあるのかもしれないと、想像しながらの読書が楽しかったです。

人と人の繋がりに感謝したくなる、そんな作品集でした。

2024/03/20

なぜか家に『月曜日の抹茶カフェ』だけあり未読だったので、その前作である本書を図書館で借りてみた。

12色の色に因んだ連作短編集。
「5.めぐりあい」では、はぐれた相手をキリンの前で15分以上も待っているのは、首を長くして待っている…だからキリンの前？って変に勘繰ってしまったけど、そこはそんなにストーリーとは関係なかったようだ。考え過ぎかな、と思っていたところで、おじいさんとおばあさんの「運命の！」「赤い糸！」くわぁっと笑う、でほっこりした。その老夫婦の馴れ初めも「6.半世紀ロマンス」で描かれる。素敵な夫婦です。

ところどころで出てくる相手を思いやる気持ち。疎かにしているわけではないけど、改めて気付かされたような気がした。「2.きまじめな卵焼き」のようにがんばったね、とストレートにパートナーに想いを伝えている終盤の場面は見習いたい気分になった。
そして「12.恋文」のラストの1行は思わず頬が緩み、わぁぁ…とひとりごちていた。

この勢いで次の抹茶カフェに行ってみよう。

2024/03/09

一杯のココアから始まる、心温まる小さな幸せの連鎖。

桜が見える小さな喫茶店。木曜日には、密かに憧れるあの人が、ココアを飲みに来る。
貴女を幸せにしたいと思う小さな勇気が、彼女の前に進む一歩に繋がり、相手を想う心が連鎖していく。
のんびりと、優しい気持ちになれる一冊。

2024/03/08

心温まる短編集。
一話目と最終話が好き。でも、その間の10話があってこそだけど。
読み終わってから表紙をじっくり眺めると、色々な発見があって、これもまた面白い。

2024/03/08

短い短編集で読みやすかったです。人間関係で疲れている時に読みたくなります。特に好きなのは"きまじめな卵焼き"です。人の温かさが心に染みる、素敵な短編集でした。

2024/03/02

1話あたりがコンパクトでとても読みやすい作品
12人の主人公の世界がどこかで繋がっている
ほんの少しの気遣いや思いが誰かを救ってくれる、自分も救われるような気がする
1 brown 3pinkが特に好き

2024/02/25

恋愛、夫婦愛、友情…もう全ての話がよかった。1番老夫婦の話が私は好きだった。おじいちゃんかっこよすぎる！！今回も、読み終わって幸せ気分になれました。