ゲームの王国(下) の商品レビュー
どうにも自分とは合わなかった。 クメール・ルージュ時代のカンボジア、激動にして悪夢の時代は興味深いものの、それを使って何がしたいのかさっぱり分からなかった。読みやすいことは読みやすいのだが、内容の理解にまで脳みそが追いつきませんでした。
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上巻からかなり時間が経過した設定で、脳科学のかなり詳しい展開もあり、上巻とは別物の作品のようだった。特殊な能力を持つ人々がかなりの確率で登場し、羨ましいやら勿体無いやら。
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上巻から40年あまり過ぎたカンボジア。ポルポト政権下についてはところどころで語られるだけで、若かったソリアとムイタックたちが政治家と学者になって相まみえるという展開。そこに大きく絡むのが、誰もが幸せを感じるという究極のゲームだった。 ムイタック教授の授業はちっとも理解できない...
上巻から40年あまり過ぎたカンボジア。ポルポト政権下についてはところどころで語られるだけで、若かったソリアとムイタックたちが政治家と学者になって相まみえるという展開。そこに大きく絡むのが、誰もが幸せを感じるという究極のゲームだった。 ムイタック教授の授業はちっとも理解できないけれど、興味深い。いっしょに講義を受けているみたい。 ただ、ラストはまるで「20世紀少年」みたいになってて、これで終わりかよ!でしたね。 まあ、でも、絶対に自分にはこんな話思いつきませんよ。怪しい奴に反応するブツって、あったらいいよね~。
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この作家は 天才か?、変人か?… … 別次元の知性を感じる。 面白かったり、意味が分からなかったり、なんだかんだ、上下巻共、読み切った。
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読みはじめた後に、『これはカンボジアの近代史、ポル・ポト政権の当時の流れなどについて理解してないと深いところが楽しめない気がする…』と思い、浅いながらに復習してから再読。 フィクションと史実の境目はそれでも曖昧だったのだが、読み方としては正しかった気がする。 後半の展開の技術的...
読みはじめた後に、『これはカンボジアの近代史、ポル・ポト政権の当時の流れなどについて理解してないと深いところが楽しめない気がする…』と思い、浅いながらに復習してから再読。 フィクションと史実の境目はそれでも曖昧だったのだが、読み方としては正しかった気がする。 後半の展開の技術的設定に自分の理解が完全に追いついていなかった気もするが、それでも最後まで物語にひっぱられながら読み終えた。面白かった。
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下巻にはいると、時代が進んでいるからか話の進みが早いのか読みなれてきたのかわからないがさくさく読めた。面白かった。 ゲームとは目標が設定されていて、その目標を達成するために行うのだが、ルールがあり違反できないようにシステムが作られている。 自分ではどうにもできないことを何とかひっ...
下巻にはいると、時代が進んでいるからか話の進みが早いのか読みなれてきたのかわからないがさくさく読めた。面白かった。 ゲームとは目標が設定されていて、その目標を達成するために行うのだが、ルールがあり違反できないようにシステムが作られている。 自分ではどうにもできないことを何とかひっくり返したくて生きていく。ゲームのような世界を作りたいソリア。楽しいと感じられるゲームを作りたいムイタック。忘れたくても忘れられない過去の経験が重い。
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ドギャーン!ガラガラガッシャーン! 下巻のあらすじを簡単にまとめてみました(伝わるか!) もうすごいのよ! SF、下巻はもう冒頭からSFよ 表紙からしてちがうもんね、上巻はなんかこうルポルタージュ的な感じだったけど、下巻は表紙からしてSFチック あ、そうか冒頭からじゃなくて表...
ドギャーン!ガラガラガッシャーン! 下巻のあらすじを簡単にまとめてみました(伝わるか!) もうすごいのよ! SF、下巻はもう冒頭からSFよ 表紙からしてちがうもんね、上巻はなんかこうルポルタージュ的な感じだったけど、下巻は表紙からしてSFチック あ、そうか冒頭からじゃなくて表紙からSFもうSFだったんだな 上巻は下巻よりページ数多かったんですが、まるまる全部プロローグに使って来やがった!って感じです 本編より長いプロローグって、おい! 読んでる最中から凄い気になってことは、カンボジアって最初にきたのか、後から来たのかってことです カンボジアって国の特異な状況を解決するためにゲームの王国という設定を思いついたのか、ゲームの王国を表現する舞台としてカンボジアが適していたのか 答えは…「わかりません」です 当たり前ですがわかりません 小川哲さんに聞けば分かるのかもしれないけど、わからなくていいのだ 考えるのが楽しいのだ! パスカルは言った「人参はカンガルーの餌である」(それはオーストラリアの動物園の飼育員が言ったやつ) とりあえず「ゲームの王国」は正解ではなかったっぽい
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読みました。続きが気になってしまって。 設定も興味深かった。ポル・ポト、カンボジア、紐解いてみたいけどハードルが高すぎた題材を、テンポよく謎をちりばめながら道案内してもらってた。さながら、遠心力に頼ったアトラクション、まさにゲーム、な感じであった。
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バイオフィードバックによって特定の脳波を生じさせそれにより特定の記憶を想起させるゲーム、本当にあるのであればやってみたい。だって、他人の人生を追体験するのがゲームの醍醐味だと思っているので。下巻は何を伝えたいのかつかむのが難しかった。多くの人の人生が断片的に錯綜して描かれとこどろ...
バイオフィードバックによって特定の脳波を生じさせそれにより特定の記憶を想起させるゲーム、本当にあるのであればやってみたい。だって、他人の人生を追体験するのがゲームの醍醐味だと思っているので。下巻は何を伝えたいのかつかむのが難しかった。多くの人の人生が断片的に錯綜して描かれとこどろころで結びつく、その感覚が気持ちいい。ソリヤが実現しようとしていた「ゲームの王国」:公正なルールによって皆が競い合う社会は本当にそんなに理想的なものなんだろうか、私はもう競争にはこりごりなんだけどなあとかそんなことを思った。
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ポルポト時代終焉を丁寧に読めると期待していた。もう終わってからの話だった。気を取り直し、政治の世界でバチバチやる2人が読めると期待した。ぜんぜん違った。脳波か〜。そっち行っちゃう?
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