幻夏 の商品レビュー
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どうして…なんでこうなっちゃったのかなぁ…… 小さい頃の夏の日や友だちとの思い出、河原沿いの夕焼けや何気ない日の情景をふと思い出すと懐かしさと共に胸がぎゅっとする事あるじゃないですか… それがなんでこうならなくちゃいけなかったのか…苦しくて切ない 今回は「冤罪」が中心にある物語なんですけど、「犯罪者」の時も犯罪被害者の残された家族を本当にリアルに描いていて、今回も香苗、尚、拓、が「冤罪」によって人生が狂わされていく過程がさぁ…苦しいのよ。 なんか拓が無邪気すぎて可愛くて、拓出てくるたびに泣いちゃったよね。 最後の「ママレモン」で虹を描くとこ(みなさんママレモン知ってます?)で大泣き。 はぁ…拓がやった事は絶対してはいけない事だけど、湖に沈む拓とか見てられないよ(涙) 「犯罪者」は修司、「幻夏」は相馬ときたら「天上の葦」は鑓水の幼少期ですか!?読んできます! 『十人の真犯人を逃がすとも一人の無辜を罰するなかれ』(((((大声)))))
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犯罪者と同様、読み応えがあり面白い。1日で一気に読んだ。 冤罪がテーマだったが、冤罪、子供の失踪、子供の誘拐事件、関連がない人たちの殺人と、これもまた繋がりが全然わからない中進む。しかし、この話は相馬の子供の頃のエピソードが重要にからんでいて、心情の描写が心に響く。ほんのささいなタイミングの悪さでどんどん悪い方向にいく悲しさみたいなのがすごい。冤罪に巻き込まれた家族は、家族をお互いに思い遣っていて、それが余計に辛い。とにかく家族を思っての尚の行動に悲しい気持ちになる。 冤罪を生む司法制度への問題提起になっているのだけど、それ以上に巻き込まれた人々へ気持ちが入ってしまう、一作目以上に登場人物の造形が深くそういう面での読み応えがあった。ラストへの疾走感もすごかった。相馬の必死さに感情移入しまくり。
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続きが気になって、スラスラと読んでいた。 テンポよく矛盾も回収されない伏線もなく、とてもすっきり終わったように思う。 ただ、読み終わってからも、 もっと良い方法はなかったのか、良い道はなかったのか、そればかり考えてしまう。
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『相棒』の脚本家の作品ということで読んでみた。 冤罪を扱っており、後半は一気読み。前半は読み進めるのに数日かかった。 切ない話で好みのタイプのミステリーだが、もう少し文章に重厚さが欲しいと思ったので⭐︎は3つ。
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「冤罪」をテーマにした本作 自分にもあった少年時代の夏の思い出 近所の名前も知らない友達と神社の境内や公園で夢中になって遊んだ記憶が蘇る クライマックスに近づくにつれて読み終わるのが惜しまれる大変良い作品でした。 著者の他の作品も近々手に入れたいと思う。
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手を怪我した仔犬の四郎が元気にやっているように、尚も立ち上がれるのではないかと願わずにはいられない。 最後に尚の瞼に浮かんだ思い出が三人の少年の始まりであったのがすごくすごく心にきた
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何度も胸がギューっと苦しくなった。 あーー素晴らしく面白かった! こんな作品に出会えると、読書しててよかったー!!!って思う。
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『犯罪者』に次いで太田さんは2作目。 相馬、鑓水、修司のニンが分かっている状態で読むので彼らの活躍には感じ方も一入。 『犯罪者』と同じく、またはそれ以上に、普段我々が見ることのできない、だけれども根深い社会構造的な問題点にスコープを当てながら、それらをミステリーというフィクション...
『犯罪者』に次いで太田さんは2作目。 相馬、鑓水、修司のニンが分かっている状態で読むので彼らの活躍には感じ方も一入。 『犯罪者』と同じく、またはそれ以上に、普段我々が見ることのできない、だけれども根深い社会構造的な問題点にスコープを当てながら、それらをミステリーというフィクションから正確に紐解いていく構成は圧巻。 構造というのは、積極的であろうと消極的であろうと、世間がとりあえずは望む形で安定している、いわば『状態』にすぎない(p.444)─── 本作で取り上げられる司法構造の瑕疵と冤罪問題にかかわらず、社会だろうと企業だろうとより小さなコミュニティだろうと、大きな結果を上げる為に目が瞑られている部分があることを忘れてはならない。
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かなり面白かった。中盤から何回も予想を裏切って展開していくから全く飽きなかったし、サスペンス以外の、天気の描写も美しくて好きだった。 でもやりきれない悲しい結末。。 とりあえず香苗さん、なんも悪いことしてないのにあまりにも不遇すぎんかい!
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犯罪者が面白すぎてその後主人公3人がまた登場するシリーズものがあると知りその日中に買いに行って読みました。 こちらもとても評価高く期待してたら本当にそのまま期待を裏切らず面白い。 物語の序盤で死んだ男は父だった、そして冤罪だった、ここまでのことがわかっているけれど先が気になるほどの面白さが詰まってる! 取り調べ時の"叩き割り"や"恨みません調書"が実際に存在した事件であることに驚き、この残念だけど起きてしまっている現状を伝えつつここまでのストーリーを書き上げるのは素晴らしい。 拓は鬱だったからここまでおかしくなってしまった、というのを実際信じられないけどうつ病が引き起こした悲劇と理解するのはちょっと難しかった。実際知らないし体験したこともないから想像するしかないけどうつ病でここまで人を変えてしまうのか?と思ってしまう。 3人の心で繋がってバラバラに行動するけど警察より犯人より何よりも強い力に安心して読めるのも最高! 次も太田愛さんのシリーズものです! 楽しみすぎる!
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