幻夏 の商品レビュー
読み終わって本当に色んな意味ですごい読み応えのある本だったと思いました。 冤罪というのは本人はもちろん、その家族や周りの人間まで地獄に落とされ、人生を狂わされるものなのだと改めて痛感させてもらった作品でした。 僕自身まだまだ読書初心者なのですが、太田愛さんはすごい作家さんなのだと...
読み終わって本当に色んな意味ですごい読み応えのある本だったと思いました。 冤罪というのは本人はもちろん、その家族や周りの人間まで地獄に落とされ、人生を狂わされるものなのだと改めて痛感させてもらった作品でした。 僕自身まだまだ読書初心者なのですが、太田愛さんはすごい作家さんなのだと感じました。 他の作品も読んでみたいです。
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子どもが話に関わってくるからか、今までの太田愛さんの本の中で、一番苦しかった。 冤罪、警察、検察、裁判官、起訴 平成29年初版 今はどうなんだろう。
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どうしてこんな風になってしまったんだろ。 いつから歯車が狂ってしまったんだろ。 とても切ない兄弟の話 一気読みでした。
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冤罪の話だった。日本では、知り得た情報を全て裁判に提出しなくても犯罪にはならないそう。アリバイ情報の握りつぶしなど簡単に出来てしまう(アメリカでは罰せられる) 大川原化工機 冤罪事件のNHKドキュメンタリーを見た。シナリオを書いた警察官は処罰されないどころか昇進、検察官も謝罪...
冤罪の話だった。日本では、知り得た情報を全て裁判に提出しなくても犯罪にはならないそう。アリバイ情報の握りつぶしなど簡単に出来てしまう(アメリカでは罰せられる) 大川原化工機 冤罪事件のNHKドキュメンタリーを見た。シナリオを書いた警察官は処罰されないどころか昇進、検察官も謝罪すらせず控訴している。この人たち、偉くなって、幸せなのだろうか。
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※このレビューにはネタバレを含みます
探偵鑓水、修司、警察官相馬の3人組の話。2作目だけどこれを最初に読んだ。 面白かったが中盤の盛り上がりに対して幕引きがこんなもんか、という印象。 冤罪とそれを引き金に起きる不幸な事件の数々どんな結末になるのか、とてもワクワクしてよめた。しかし、多数の関係者を巻き込んだ復讐劇だったのに、最後は犯人と相馬の話に閉じてしまった感。 物足りない感が残った。 以下 ネタバレ含む。 殺人冤罪で何年も刑務所に入っていた父親を、出所直後に誤って殺してしまった弟を守るため、兄が罪を被り失踪。 当日小学生だった兄弟も大人になった頃、失踪した兄が殺人を犯し、その容疑者、被害者、裁判官に父を冤罪に追い込んだ者達の関係者を巻き込み、復讐の冤罪事件を引き起こそうとする。 兄弟の母は開始間も無く病気やら老衰で死ぬ。弟は父を殺した罪の意識が消えず、あるタイミングで兄が殺してやるる。 兄は復讐の冤罪事件の最後の仕上げで警察に打たれて逮捕→入院。幼なじみの相馬と病院のベッドでやっと再開。 復讐相手は訴えられたり辞任したりとある程度のダメージは受けたが、なんか期待していたほどの痛い目は合わずに生き続けている。
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文庫本読んだけど分厚かったー。 でも面白かった!!こうなるのかな?と思ったことが見事に裏切られていくのが、先が読みたくなってとてもよかった。 終わり方がとてもよくて、最後感動して泣けた。 でも結局家族は…泣
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ミステリー力だけではなく、司法や冤罪への追求、友情、人間力が散りばめられ圧縮されたような作品。 あの夏、3人にとって本当に特別な夏だったんだなぁ。 他作品も、読みたい。 太田愛さん、「相棒」の脚本家だったんだ…。
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ミステリー×冤罪×家族 がテーマでしょうか? 泣けました。泣きました。 女子大生誘拐事件と23年前の男児失踪事件。 事件に隠された真実とは?? 司法の闇による冤罪。 現実世界にもあるのだろうか?と、考えさせられた。 「お前がやったんだ」と、四六時中言われ続けたら、 よほどの人...
ミステリー×冤罪×家族 がテーマでしょうか? 泣けました。泣きました。 女子大生誘拐事件と23年前の男児失踪事件。 事件に隠された真実とは?? 司法の闇による冤罪。 現実世界にもあるのだろうか?と、考えさせられた。 「お前がやったんだ」と、四六時中言われ続けたら、 よほどの人間じゃない限り、正気を保てなくなるのは当たり前だ。 冤罪となった人は職を失い、家族を失い、刑務所に入れられ、、、 その描写に感情移入して悲しくなった。 尚の父親の言葉 「あいつらはなんだってできるんだ。 一度疑われたら、やっていようがいまいが、犯人にされてしまうんだ」 太田愛先生は人気テレビドラマ”相棒"の脚本を務めたこともあるとのこと。 初著者だったが、すっと物語が頭に入ってきた。 23年前と現在が交差しながら、物語が進んでいく感じが立体感を感じさせ、 ドラマ化や映画化されてもきっと見ごたえがある作品になると思う。
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【シリーズ2】 交通課に左遷され、捜査から離脱した相馬亮介の過去にまつわる話。切ない…。 テーマは冤罪、怖い世の中だ。 捜査官と検察の筋書き通りに誘導される。目をつけられたらお終い、自白に追い込まれる。理不尽で怒りが込み上げた! 失踪した友達、尚。残された【//=|】の記号。...
【シリーズ2】 交通課に左遷され、捜査から離脱した相馬亮介の過去にまつわる話。切ない…。 テーマは冤罪、怖い世の中だ。 捜査官と検察の筋書き通りに誘導される。目をつけられたらお終い、自白に追い込まれる。理不尽で怒りが込み上げた! 失踪した友達、尚。残された【//=|】の記号。 相馬12歳、あの夏の出来事は鮮明のようで、幻のようで——。 「犯罪者」の際にも思ったが、秘密が発見される→場面が切り替わりタネ明かしは少しお預け、の描き方はドラマと似ていると感じた。巧い! やるせないながらも、私は希望を見出したと信じたい。
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