ルビンの壺が割れた の商品レビュー

宿野かほる(著者)

2021/01/28

これは賛否両論だろう。
結末にはびっくりしたという意味では面白かったけど、無邪気に人に勧められない読了感。
でもそんな気持ちになることも読書の面白さだなと思ったお話し。

2021/01/28

サイコパス、というかやはり人は生まれながらにして演技者。「万華鏡のような作品」はまさにその通り。東野おすすめと考えると合点がいきまくる作品。

2021/01/28

テレビやネットでの反響が凄かったので、結構期待して買ったんですけど正直期待はずれでした。
まあ、そういう売上方法にまんまとハマってしまったなって感じです、、
物語の設定自体は面白かったので、もっと頑張って欲しいなと思います！

2021/12/14

最初にラスト1行をうっかり見てしまってから読み始めた。
何がどうなればあれに繋がるのか最後の数頁までわからなかった。
登場人物誰も好きになれない……

2020/12/13

ひたすらFBのメッセージのやりとりを追いかけていく作品。
得体の知れない、その場の感情や空気が読み取れなくて、終始ぞわぞわ、ざわざわ…
お互いが昔を懐かしみながら、思い出に浸っていて
愛していた女性に、結婚式の当日に逃げられた、と言うところに1番焦点が当たってるのだと思うけど
こちら側の勝手な思い込みが
終盤で、もろもろと崩れ落ちる感覚がすごい。
文章なのに、捲し立てられるような。
読了後に、やりとりの中にあった質問の真意もわかったりで、鳥肌…
私は好きでした。

2020/12/12

ポテチは袋を開けたが最後、底を見るまでやめられない止まらない。この小説はポテチだ。しかもこんなポテチだった。
袋を開けると、最初はうすしお味だと思ってたものがいつの間にかのり塩だった。次はコンソメで、さらにサワークリームオニオンだった。北海道バター醤油かと思えばすっぱムーチョでカラムーチョだった。主人公が堅揚げで、ヒロインはチップスター、脇役はチョコがけだった。わかるかなぁ、わかんねぇだろ〜な〜。気がつけば袋の底で、そこにはメッセージまで書いてあった。
「太るよ」
✌️イェーイ！✌️ シャバダバダディ〜！
この本は夜読んではいけない。私はまんまと寝る前に読んで、歯磨き後なのに食い尽くしてしまった。かといって、朝の出勤前・登校前にも読んではいけない。読むなら電話を一本入れなきゃならん。遅刻しますと。いや、遅刻じゃ済まないかもな。読後がまたねばつく。人によっては、怒ったり、重い気持ちになったり、胸糞悪くなったり、呆然としたり、爽快だったり、読み返したり、ググったり、ぐるぐるしたり、ぎゃふんとなったり、いやいやいやいやとなったり、まぁ落ち着けとなったり、それってどうなの？となったり、やられたとなったり、言うほどか？となったり、アラを探したり、それはないとなったり、LINEしたり、レビュー見たり、と、やっぱり遅刻じゃ済まないな。本は小一時間で読めるが、読後がそれ以上に悶々とする。
地と図が反転しまくりせめぎ合う。これは見事な騙し絵だ。ルビンもびっくりだ。
ツッコミどころは色々あるけど、小一時間で読む本だ。そこはいいんだよ。カウチに寝そべって2時間に収まった映画を見るようなものだから。
内容には触れられないけど、一言だけ言わせて欲しい。ニヤリは太字の伏線じゃないの？最初はぼくもどうかと思ったよ。だけど、そこにも世界をぐるっとひっくり返すドクターストレンジの魔術があったんじゃないのかな。
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2020/12/04

水谷は未帆子にメールを送る。偶然FBで見つけた30年程前の彼女。愛する想いの裏には、恐ろしい執念が隠れていた。

2020/11/02

ルビンの壺……誰もが知る男女が向かい合う姿にも見え、壺にも見える多義図形
約30年前に結婚を約束していながらも、その前日に姿を消した彼女。。。SNSを通じて、やり取りを始めた二人、あのとき何があったのか？そして、幸せは二人に訪れるのか？
最初は、距離感が掴めず、昔話に華を咲かせながら、懐かしむ二人、1年2年と経過するなかで、少しずつ変わる距離感……
見てはいけないものを、お互いに見てしまう……

彼女は最後には発した一言は……

2020/10/31

評価分かれる本だと思います。

ラスト1行の衝撃。

今までに何冊かそんな本に出会ってきました。

どうしても比較してしまう（苦笑）

水谷と美帆子のFacebookでメッセージのやりとりのみという設定は今どきと言えば確かにそう。

その中で2人の過去が少しずつ赤裸裸に明かされていき、最後の1行で明らかにされた水谷の本性。

サクッと読み終えられた点を加味して☆3つ。

説明
この小説は、あなたの想像を超える。
結末は、絶対に誰にも言わないでください。

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!

2020/10/29

・最終ページを見たとき、ドキッとさせられた。これを味わえただけで満足できた。
・美帆子が風俗の告白した後に、水谷が許しますと言ったことに対して、美帆子が「許すという言い方は、はなはだ不愉快です。わたしの身体は水谷様のものですか。」と怒りを露わにしたシーンは印象的だった。
・はたして、水谷の犯罪行為に、美帆子と優子が影響してないといっていいのか？信じている人が他の男と関係を持っていたらショックで心身に異常をきたすこともあるだろう。精神的暴力といってもいい。水谷の犯罪は許されないが、彼の境遇には同情する。
・手紙の宛名が、コロコロ変わっていたのは、どんな意味があったんだろう？最後まで分からなかった。
・珍しく他の人のレビューを見たが、全く感想が違った！男のメッセージが気持ち悪いらしい。確かに何度もメッセージを送ったり、住所を尋ねたりはあったけど、気持ち悪いとは感じなかった。美帆子もかつての恋心を語っているように思ったが……。
・読み手の性別によって見方が変わる「ルビンの壺」という意味まで計算されているとしたら恐れ入った。
きっかけ：昔に全文公開して話題になっていたため
読了日：2020/10/21