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ルビンの壺が割れた の商品レビュー

2.9

336件のお客様レビュー

  1. 5つ

    12

  2. 4つ

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  3. 3つ

    134

  4. 2つ

    76

  5. 1つ

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2021/07/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

確かインスタか何かでタイトルを見て、 直感的に面白そう!と思ってた作品。 マンをジして電子書籍で読了。 とある女性に向けた、男性からの手紙?から唐突に始まる物語。 どうやらFacebookのメッセージらしいんだけど、1通目からなんだかこの男性…、 ちょっと気持ち悪い感じがする。 とても丁寧な文章でよそよそしい雰囲気なんだけど、宛先の女性を特定しようとする執念⁇みたいなのが、なんか、なんだかなぁ。 2通目、 返信は不要で、返信のないことを当たり前と書きつつ、ないのがさびしいと書く…この矛盾を臆面もなく出してくる感じ。 わたしなら、リアルにこんなメッセージもらったらスルーだなぁ。 ところがしばらく時をおいて3通目を送ったところ、なんと、 女性から返信が来るのです! ここから物語が書簡の往来に形を借りて進んでいきます。 いやぁ、解説にある通り、 まさにカレイドスコープ‼︎ メッセージのやりとりを追っていくうちに、読んでいるこちらの2人に対する印象がコロコロと変わる。 わたしはホントにタイトルだけで読み始めて、なんの先入観もなかったので、より一層この目まぐるしい感じを楽しめました。 これ以上詳しく書くのは、もしかしたら誰かの、その楽しみを奪ってしまうかもしれないのでやめとく。 ただ、あっという間に読み終わります。 半日かからなかった。 そして、タイトルだけで面白そうって思った直感は当たってました。 おすすめです。

Posted byブクログ

2021/06/13

『徐々に姿を変えていくルビンの壺の結末は?』 派手なブックカバーに惹かれて買った本。 結婚式を前に姿を消した彼女へ宛てた手紙から始まり、徐々に二人がそれぞれ隠していた事実が明らかになっていく。最後には、とんでもない結末が!ちょっと空いた時間に読むのにオススメ!

Posted byブクログ

2021/05/23

2021/5/23 読了 最後のページを読んだ瞬間、息が止まった! それくらい衝撃を受けた。 衝撃が受け止めきれず、読み返してしまった。 途中の病気の原因がわかった時も衝撃は大きかった。 ページ数は少なく、1日で読み終える。

Posted byブクログ

2021/05/17

ネタバレに気をつけて感想を書くなら、とりあえず出版社側の売り方がちょっとアレかなぁ、と。 煽りすぎ感がある。一気読みできる読みやすさ、ラストの驚き、たしかに面白いんだけど、帯でハードル上げすぎてる。これはちょっといただけない。 分量が少ないからあっという間に読めちゃうし、なんか...

ネタバレに気をつけて感想を書くなら、とりあえず出版社側の売り方がちょっとアレかなぁ、と。 煽りすぎ感がある。一気読みできる読みやすさ、ラストの驚き、たしかに面白いんだけど、帯でハードル上げすぎてる。これはちょっといただけない。 分量が少ないからあっという間に読めちゃうし、なんか「アレ?もう終わり?」感がある。 短編集の一つとかならなお良かったかな。

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2021/05/15

ウヒョ〜!そうか、そうきたか! ただの郷愁を誘う物語なはずではないはずだとは思っていたけれど、力技でどんどんなんだか、ねじ曲がってきて、最後、ひっくり返された〜という感じ。 もう一度読もう。

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2021/05/04

確かにこれは評価が分かれるだろうな〜と思いつつ、私は楽しめました! 文章は書簡体小説なのでとても読みやすく、1時間程でサクッと読めました。 何を言ってもネタバレになるので… 感想やレビューを頭に入れずに、まっさらの状態で読んだ方が楽しめると思います。

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2021/04/23

マヂラブの漫才みたいな作品 単純に面白かったです。 まず考察する気持ちを抑えて単純に楽しみ、二度目フムフム顎に手を添えて読む楽しさ。 読了後、去年(2020年)のM1のマジカルラブリーのネタを思い出した。 ほぼ喋らず、今までの漫才の形のない一見稚拙との印象を覚える表現で優勝した...

マヂラブの漫才みたいな作品 単純に面白かったです。 まず考察する気持ちを抑えて単純に楽しみ、二度目フムフム顎に手を添えて読む楽しさ。 読了後、去年(2020年)のM1のマジカルラブリーのネタを思い出した。 ほぼ喋らず、今までの漫才の形のない一見稚拙との印象を覚える表現で優勝した彼らに「あれは漫才じゃない」などと論争が出た。しかしあの漫才には下らなさの笑いを伝える、緻密な表現が詰まっており、「あんな漫才見たことない!」という視聴者が戸惑っただけで、文字通りアクロバティックな新しいお笑いに挑戦した結果であった。 この小説はそれに似てて、オチが強く、表現方法もいわば後出し的なものでわかりやすい故に深みに欠けるものであるが、それを表現する手段には緻密な技がたくさん詰まっている。もちろん好みが非常に分かれるものだし、こういった小説ばかり読みたい気はさらさら起きない(マヂラブ以外の、マヂラブのようなコンビを受け付けないのと同じくように) だからたまにこうした新しい出会いがあるのは凄く嬉しい。作品そのものの深みはわからないが、読書人生に深みを与えるアクロバティックな作品と言える。

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2021/04/20

これは面白かった。 結婚式当日に逃げられた婚約者をSNSで見つけてメッセージを送る話なんだけど衝撃。 読み終わって鳥肌が立つ感覚なんて久しぶり。 色々と書いちゃうとすぐネタバレになるから書けないけど、 最後の一行のインパクトが凄すぎます。

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2021/04/18

読んでて最後に鳥肌が立ったのは初めてだった。 最初は、フェイスブックでたまたま見つけた大学の後輩に、返事は来ないと思いながらメッセージをした男のメールで始まる。男は、その後輩と大学の時に付き合っていて、結婚もするはずだった。しかし、結婚式の当日に後輩は消えてしまった。そこから男の...

読んでて最後に鳥肌が立ったのは初めてだった。 最初は、フェイスブックでたまたま見つけた大学の後輩に、返事は来ないと思いながらメッセージをした男のメールで始まる。男は、その後輩と大学の時に付き合っていて、結婚もするはずだった。しかし、結婚式の当日に後輩は消えてしまった。そこから男の人生が変わったという雰囲気だった。 メールの内容は、互いに大学時代の演劇部での懐かしい思い出とあのときは話すことは出来なかった自身の話。このメール形式の物語は、一体どこでオチをつけるのだろう。もうページ数も少なくなってきたぞと思いつつ読んだ先に、ゾワっとさせられた。 なんというかすごい小説を読んでしまった。そんな感想。たぶん、この最後の衝撃は忘れられないと思う。 2021.4.18 読了

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2021/04/15

30年前の恋人をフェイスブックで見つけた男がメッセージを送り、フェイスブック上のやりとりのみで物語が進んでいく。 他人のSNSの返信欄で延々と自分語りをするような空気の読めなさ、リアルでこういう人いるよな…と気持ちが悪かった。また、窓の映り込みで本人を特定したり、SNSの怖さを感...

30年前の恋人をフェイスブックで見つけた男がメッセージを送り、フェイスブック上のやりとりのみで物語が進んでいく。 他人のSNSの返信欄で延々と自分語りをするような空気の読めなさ、リアルでこういう人いるよな…と気持ちが悪かった。また、窓の映り込みで本人を特定したり、SNSの怖さを感じた。 薄いのであっという間に読めたし、ラストの展開もなるほど~と面白かったけど、欲を言えば、もっと会話の中にオチに繋がる伏線があったらよかったのになと思いました。 そういえば昔、知り合いの田中さん(仮)から、フェイスブックで、同じ地域の田中という名前の人ばかりをフォローしているアカウントからフォローリクエストが来たが怖いのでブロックしたと言う話を聞いたことがある。一体どの田中さんを探していたのだろう…とちょっとゾッとした話を思い出した。

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