ルビンの壺が割れた の商品レビュー

宿野かほる(著者)

2020/09/03

短いのとFacebookでのメッセージのやり取りという形式であっさりサクサク読める。
最初の雰囲気からガラッと登場人物の印象が変わってしまうのはすごい。
ただ期待値が高すぎた感じは否めないかな。

2020/08/30

物語の続きが気になるのと読みやすさもあり、あっという間に読めてしまった。
かなり斬新な構成というか、サクサク読めてしまうミステリー？という感じで面白かった。内容はというと学生時代かつて恋人同士だった男女がFacebookのメッセージを通してやり取りし始めることから始まる。最初のうちは学生時代の甘酸っぱい恋愛の話を振り返る感じだったのだが、それがだんだんと方向性が変わっていき、最後にはゾッとするような結末が待っていた。
基本メールのやり取りでストーリーが進んでいくので、とても読みやすく軽い気持ちで本を読みたい時にベストな本だと思った。
読者の感想は賛否両論あるみたいだが、私は割と楽しめた、前回のベルリンは晴れているかが重たい話だった分、気軽に読めてリフレッシュできた気がする。

2020/08/23

期待値が高すぎて残念ながら何がすごいのか分からず終わってしまった。

個人的に、伏線は、今の時点では何か全く予想できないけど、所々で何かが起こってるなと読者に引っかかりを与え、最後に、あっこういう形だったんだ！たしかに張り巡らされた伏線を少し離れてみてみるとある一つの事実を指していた！！と思わせるものが好きだ。

一方本作は、男のどこかしつこさの感じる気持ち悪いメールなど、男に対する不信感や違和感、気味悪さを伏線にしておいて、実は伏線が示していた通りやばい奴でしたというような使い方をしている。なので、やっぱりおかしい男だったんだなという感じが強くあまり驚かない。

これなら逆に、男が送るメールを、邪気のない爽やかな印象を与えるようなものにしておいたほうよかったと思う。

でも、文章はとても読みやすかった。また不穏な雰囲気を漂わせるのがうまく、タイトルはとても秀逸だった

2020/08/22

評価3.5くらい。
SNSのメッセージのやり取りのみで進行していく。よく分からない（引っかかる）箇所が徐々に出てきて最後に回収されるという構成。結末はある程度予想できたけど、結末を知った上で2度目に読むと色々発見があって面白かった。

東野圭吾『悪意』を思い出した。

水谷さんのメッセージ内容は序盤から妙な気持ち悪さを感じさせる。SNSで気持ち悪いことを言わないおじさんになろう。

1時間で読めると書いてあったが、2時間かかってしまった。

2020/08/16

メッセージのやりとりで進んでいくのだけれど、水谷さんの文章は自己顕示欲や自分の行動を正当化している様子が感じられて気持ち悪かった。伏線が張り巡らせているわけでもないので、本を読んでいるというより、やり取りしたメッセージの履歴を見せられているよう。
煽り文に心を惹かれて手に取ったものの、ハードルを上げすぎてしまってあまり楽しめなかったのが心残り。

2020/08/12

書簡体小説。元恋人同士の2人のメールのやり取りで話が進む。

完全に読む時間を間違えた、夜はおススメしません…笑
背筋寒すぎる、じわじわ来る感じ、、こんな技巧本でしかできないのでは…
すごい。けど、
森見ワールドに逃げ出したくなる

2020/07/25

どんでん返しという訳でもなく、フェイスブックでのお互いのやりとりが進んでいき、ちょっと引っかかる部分を残しつつ、終盤に実はこうでした！と内容をかき集めた感じ。

一度きりの短時間でちょっとした驚きを体験したいのであればちょうどよい本だが、衝撃というには物足りない。

最初は普通に見えるが事実はっていうのはよくある展開。

2020/07/23

１時間ほどで読み終わりました。
正直言って期待外れでした。
中学生は好きそう。

途中で展開が読めてしまい、この本がウリにしているオチも「ふーん、、」って感じでした。

読みたいなら、図書館で借りた方がいいと思います。

2020/07/23

最後の最後は面白かったけど、そこまでがページ少ないとはいえ読むのにめっちゃ重たかった、、
てか男のメッセージ、内容も量もしつこすぎてイライラした笑

2020/07/10

短いストーリーだったが、最後の数文でそれまでの内容が一気に覆る感があった。
男性のFacebookのメッセージの書きぶりと女性のそれに対するレスポンスから、何かあるのだろうとは思っていたけど、最後までわからなかった。
そして最後を読むことによって、それまでの男性側のストーリーが全部嘘のように感じ、またちょっと変だなと思っていたことが全て不気味に。
面白かったけど、展開が急でちょっと物足りないかも。