あきない世傳 金と銀(四) の商品レビュー
発売ほやほやのシリーズ4作目を本屋さんで発見。「商売の成功」という同じ目的に向かっていた夫婦。最初は良かったのだが、うまくいくに従って、妻の商才が目障りになる主人。呉服の材料の産地を育て、その素材の独占販売に成功。現在のユニクロやGAPなどのようなSPA(製造小売業)の走り。 と...
発売ほやほやのシリーズ4作目を本屋さんで発見。「商売の成功」という同じ目的に向かっていた夫婦。最初は良かったのだが、うまくいくに従って、妻の商才が目障りになる主人。呉服の材料の産地を育て、その素材の独占販売に成功。現在のユニクロやGAPなどのようなSPA(製造小売業)の走り。 ところが、主人は取引先への義理を欠いたために、信用を失う。 ここから主人公「幸」の活躍が始まる。 今回も商売のアイディア炸裂! 最後には、その男気にシビれます。
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いくら女名前無しとはいえ、その解決法はいかがなものか。組合仲間ギルド、出し抜くようなことをしつつも大きな変化は受け入れない。衰退もするか。
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これまで店主の陰にいた幸が、いざ表舞台に出てきた。今で言うと、バリバリのキャリアウーマンにみえてくる。でも、展開と話の持っていき方が雑ではないけど、荒いというか、早くなってきたかな。
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第四弾 今度は三男の嫁に 操り人形に徹すると宣言する、脚本家志望だった智造は? 新しい商売も順調に、店をやめたかつての店子の独り立ちも助け順調だが世話になった桔梗屋の危難に! 新たな敵真澄屋は
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人気シリーズ4作目。 1作目も2作目も3作目もあっと驚く結末でした。 そして? 幸は、大坂天満の呉服商「五十鈴屋」に女衆として奉公していました。 店主の祖母である「お家(え)さん」と、番頭の治兵衛に認められ、四代目店当主の後添いに。 ところが、放蕩者の四代目は、あっけなく‥ ...
人気シリーズ4作目。 1作目も2作目も3作目もあっと驚く結末でした。 そして? 幸は、大坂天満の呉服商「五十鈴屋」に女衆として奉公していました。 店主の祖母である「お家(え)さん」と、番頭の治兵衛に認められ、四代目店当主の後添いに。 ところが、放蕩者の四代目は、あっけなく‥ 次男の惣次が五代目徳兵衛として跡を継ぐことになり、幸を嫁に迎えるのを条件とします。 幸を気に入っていたはずの五代目との間がきしむようになり、ある日突然‥ 夫の出奔が理解できないまま、なんとかしのごうとする幸。 お家さんから、思いがけない願いを聞いて涙します。 幸の才覚を戦国武将とまで評価していた治兵衛は、三男の智蔵に期待をかけます。 貸本屋で戯作者の道を歩んでいた智蔵は? ちょっと展開が急ですが、まあまあ収まるところへ収まった、という感もあり。 もう誰が見てもべっぴんさんの幸が、御寮さんとして力を発揮し始めます。 とはいえ、大阪には「女名前禁止」という決まりがあったんだそうで。一家の商売を女が表に出て仕切ることは出来なかったという。 四代目の最初の妻が実家で活躍しているとは、頼もしい。名はともかくとして、こういう実態はあったんでしょうか。 智蔵は商才があるというわけではないけれども、人当たりがよく柔軟。 智蔵の生き方や考え方が独特で、なるほど、若い頃のほのかな気持ちだけじゃなく、成長してこうなった男ならこのときの幸と合うのか!と面白かったです。
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しばらく積読状態でしたが、やっと読めました。 しかし、まさかまさかの急展開! 回り道をしたけれど、ようやく納まるところにといったところでしょうか。 ただ、幸の淡い初恋が実ったのはとても嬉しいのですが、 あまりにあっけなくて… もう少し智蔵と結ばれるまでのドキドキを味わいたかったなぁ。 結果として四、五、六代目に嫁ぐことになった、聡くしっかり者の幸ですが、 この聡明すぎるところが、最終的に惣次を追い詰めてしまった部分もあったような気もするので、 智ぼんには、幼い頃の幸のようにもっと甘えて欲しいです。 それにしても、惣次は今どこで何をしているのでしょうか… たぶん今後またかかわって来ますよね…怖い…。 茂作の行商のための風呂敷や、留七と伝七への情け、 菊栄との再会、心の中で拍手しました。 特に人形浄瑠璃の観劇の仕掛けは幸の本領発揮ですね。 後は、もう少し富久に生きていてほしかったです。 表紙の桑の実色の着物が素敵♪ すべては人の情けに繋がっていく大勝負に期待しています!
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惣次が出奔し、五鈴屋は当主不在となってしまった。 いよいよ体調の思わしくない富久は、五鈴屋を幸に託す。しかし、女は当主になれぬ掟。 そこで、三男の智蔵は、五鈴屋に戻り六代目徳兵衛を名乗ること、幸と夫婦になることを決意する。 智蔵は、あたかも人形浄瑠璃の人形と人形遣いのように、自ら...
惣次が出奔し、五鈴屋は当主不在となってしまった。 いよいよ体調の思わしくない富久は、五鈴屋を幸に託す。しかし、女は当主になれぬ掟。 そこで、三男の智蔵は、五鈴屋に戻り六代目徳兵衛を名乗ること、幸と夫婦になることを決意する。 智蔵は、あたかも人形浄瑠璃の人形と人形遣いのように、自らは人形となり、幸に自由に商才を発揮させようと考えたのだった。 やっと優しい智ぼんはんに嫁ぎ、商いの工夫も冴えまくり、超絶美形になってきた幸。 本作で、五十鈴屋の商いが順調に大きくなり、いよいよ幸が勝負に出たところで次巻へ続く! うう〜、もちろん幸はここで勝負に勝つんだろうけど、これまたもちろん、そう簡単にはいかないんだろうなぁ〜。
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えっ、ちょっと、まさかーっ!( ̄□ ̄;)!!幸が智ぼんさんと!?(゜m゜;)「みをつくし…」での澪ちゃんと小松原さまの事が頭に残っていたから、絶対ないと思っていた~(゜゜;)でも嬉しいな~(*^^*)♪お家さんも安心して逝けたんじゃないかな?(^^)商いも順調そうだし♪しかし、またまた何かが起こりそうな予感(--;)
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20180429 単に商才だけでなく、様々な障害を緻密に配置して、結果的に全ての罠を抜けて成功して行くストーリー。ハラハラ感が少し足りないと思う人もいるかも知れないが自分にはこれくらいが良い。この後、江戸への展開と五代目の再登場、なのだと思うが楽しみだ。
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収まるべきと頃に収まり、いよいよ 幸が商才を発揮してくる。最後の終わり方はずるいぞ。早く次巻が読みたい。
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