弥栄の烏 の商品レビュー
玉依姫が結構読むのしんどくて、これも最初しんどいかと思ったけど、進むにつれてエンジンがかかってきました。 ずっと烏の世界で烏の正義をみてきて、雪哉の成長を見てきて、頼もしい奈月彦を見てきたからその世界が崩壊するところを見るのはつらい、と思ったけど、猿の言うことはごもっともだった...
玉依姫が結構読むのしんどくて、これも最初しんどいかと思ったけど、進むにつれてエンジンがかかってきました。 ずっと烏の世界で烏の正義をみてきて、雪哉の成長を見てきて、頼もしい奈月彦を見てきたからその世界が崩壊するところを見るのはつらい、と思ったけど、猿の言うことはごもっともだったし、浜木綿の言葉もごもっともだった。 進むほど世界が拓けていく。それは決して望むばかりの世界ではないかもしれないけど、よくできた作品だと思いました。二部も楽しみにしています 2018.1.7
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前回とんでもない変化球来たのでどうなるかと思ったのですが、つじつま合ってきれいに終わりました。 とりあえず、雪哉が切ない。 ついでに雪哉がでかくなっている! という感じです。 なんか思えば遠くに来たもんだという流れではありますが、完結おめでとうございます
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前作「玉依姫」と対をなす作品。いきなり人間側からの世界で驚いたが、その時八た烏ではどう話が進んでいたのかが分かってよかった。悲しい別れや、雪哉の痛みや、大猿の恨みの深さなど盛り沢山でどんどん進んだ。全体的に沈みがちな話のなかに、明るい話題もあり救いだった。
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八咫烏たちの物語も6巻目にして一旦の終幕らしい。まるで大奥かのように絢爛な宮中話は、因縁渦巻く抗争の終焉で終わった。 1巻目と2巻目同様、5巻目と呼応する6巻目だったが、ちょっと前巻に状況を預け過ぎていて単巻としては説明不足感がある。 八咫烏、猿、山神、そしてヒト、ファンタジ...
八咫烏たちの物語も6巻目にして一旦の終幕らしい。まるで大奥かのように絢爛な宮中話は、因縁渦巻く抗争の終焉で終わった。 1巻目と2巻目同様、5巻目と呼応する6巻目だったが、ちょっと前巻に状況を預け過ぎていて単巻としては説明不足感がある。 八咫烏、猿、山神、そしてヒト、ファンタジックな絵巻としてはよくできているとは思うのだが、うーん、こうまとめるのか、と首を捻る。ミステリーから始まったのに戦記物として幕を引き、ワシには、物語の軸がブレて見えてしまった。それは主要キャラにも散見されて、ちと、釈然としない結末だった。
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山内よ、弥栄なれ 八咫烏シリーズ第6巻にして、第一部完結。前作の『玉依姫』の八咫烏サイドのストーリー。 これまでの作品で、成長を見守り慈しんできたあの子達は無事なのか続きが気になって仕方がなかったので、待ちに待った八咫烏サイド編だった。明るみになった詳細に涙し、胸が熱くなった。...
山内よ、弥栄なれ 八咫烏シリーズ第6巻にして、第一部完結。前作の『玉依姫』の八咫烏サイドのストーリー。 これまでの作品で、成長を見守り慈しんできたあの子達は無事なのか続きが気になって仕方がなかったので、待ちに待った八咫烏サイド編だった。明るみになった詳細に涙し、胸が熱くなった。終盤には、私も思わず「弥栄なれ!」と心で叫び、祈った。 第一巻目から考えると、圧巻の展開。八咫烏って何?金烏って?山内とは?とどんどん世界が明らかになっていった。その間、一度も飽きるどころか、目をそらすことすらできずに烏たちと駆け抜けてきた気分。 あまりにもこのシリーズが好きで、第二部を読むのが少し怖く、それ以上に楽しみすぎてつらい。
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八咫烏のファンタジー、完結か? 前作と被るように、山神の育ての母、高校生の志帆が登場する。前作と違うのは、志帆が山神を育てていく過程が八咫烏視線で描かれていること。志帆が来るまでの山神の荒れ様、それに伴って八咫烏界も同様に天災がおこり烏たちを脅かしている様子が細かく描かれている。...
八咫烏のファンタジー、完結か? 前作と被るように、山神の育ての母、高校生の志帆が登場する。前作と違うのは、志帆が山神を育てていく過程が八咫烏視線で描かれていること。志帆が来るまでの山神の荒れ様、それに伴って八咫烏界も同様に天災がおこり烏たちを脅かしている様子が細かく描かれている。 烏と猿と山神。 奇妙な三角関係は、八咫烏の王が争いの前の記憶と名前を取り戻せば判明するという。だがもどかしいほど、記憶は戻らない。八咫烏の世界ができるまでの逸話と謎をとくために、天狗が人間界に出かけ、山神を退治する者を連れてくる。そして起こる大戦争。八咫烏の世界はどうなってしまうのか。 第1弾から読んでいるが、最初のお妃選びの方がミステリーっぽかったと思う。そのあとは、後宮から烏の世界へ、そして猿と山神が登場してと、だんだんと世界観が広がっていくが、戦いが主になってしまったのが少し残念かな。 ミステリアスな八咫烏の世界は、少し残しておいて欲しかったなと思うので、まだ続くようなら、次作に期待したい。
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今回で第1部が終わったというのに なんだか自分の中で終わった感がない。 消化不良というのでもない、 なんだかまだまだこの小説の深い所を理解できてないようでもどかしい。 二部が始まるまでにもう一度最初から読み直してみてもいいかも。
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一冊目から考えると、ストーリーも登場人物も随分と印象が変わったなと思う。特に若宮と雪哉の印象がちょうど真逆になったように思う。 第一部が完結ということなので、第二部を楽しみにしている。 2017/12/13
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前作『玉依姫』と表裏一体。表側から裏が透けていたのでサプライズが無かった。毎巻ガラリと展開を変えてくるのが魅力だと思っているので、最終巻がシリーズで1番平凡だったなー。
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面白かった。 前作の裏側を描いて、この世界を完成させたということだろう。 とはいえ、まあ色々腑に落ちない所もあるわけで。 いや、細かい部分を忘れているせいかもしれないけど。 結局は雪哉の物語だったのだなあ。 ということで、一作目は余分になってしまった感がある。 個々の作品は面白...
面白かった。 前作の裏側を描いて、この世界を完成させたということだろう。 とはいえ、まあ色々腑に落ちない所もあるわけで。 いや、細かい部分を忘れているせいかもしれないけど。 結局は雪哉の物語だったのだなあ。 ということで、一作目は余分になってしまった感がある。 個々の作品は面白いのだけれど、シリーズとしてのまとまりというか、何かが足りない感じが拭えない。 これを新しい形態と捉えられないのは頭が硬いのかねえ。
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