R帝国 の商品レビュー

中村文則(著者)

2021/06/14

宗教、政治、戦争。
人間の欲、おぞましさ。
日本、アメリカ、利権に関わる全ての事。
一日で読み切ってしまった。

2021/04/21

現代の日本を風刺していたり、未来の生活を思わせるような文章が面白いと感じた。
ただ、最後まで報われない為、スッキリ読み終わる感じではなかった。

2021/01/09

最近の中村作品は己の世界観と言うか現代に対する警告なのか問題発起なのか、言いたいことを少し詰め込み過ぎかなと思う。
ストーリーにスムーズさと言うか展開が不自然に感じてしまう。
物語を基本に個人の主張を入れた方が作品としては面白いかなと思う。
なんだかんだ言って引き込まれる場面も多々あるのだが。

2021/01/03

中村文則さんの本を読んで、ディストピア小説好きなのかもって気づいた。
極限の設定で描く人間の極限に興奮する

2020/06/21

薄っぺらいなあという印象。いろいろ言いたいこと伝えたいことはわかるが、ストーリーとしての展開が急で、とってつけたような過去話を入れることで重さを足して体裁を取り繕っている。

エンタメとしてはラノベくらい。軽くて読みやすくて共感もしやすいが、それだけ。

かといって、文学に振れ、凝れというわけじゃない。

『新世界より』のほうが面白かったな。『すばらしい新世界』のほうがいいなっていう好み。
『虐殺器官』も良かったなあと思い出した。

いろいろ足りないんだと思う。でも、この本を読んで、社会をより良くしようと考えてくれる人が増えるといいなあとは思う。１億の人が100円ずつ出し合うように変わったら良い。

2020/06/14

何を風刺しているのかがはっきり分かる。
人種、AI、内戦、貧困問題などの構造…
あっという間に読んでしまった。

2020/05/06

「近未来」というより現代と数年先の未来を見ているような感覚になりました。

内容じたいが作者の思想やイデオロギーと深く結びついているだけに好き嫌いがはっきりと分かれる小説だと思います。

物語の内容は若干平坦な印象で、登場人物の違いがちょっとわかりにくい部分もありましたが、前述のとおりあくまでもこの小説は作者が真に伝えたい内容を、ある意味メタファーとして利用していると思えばそれほど気にならないのではと思います。

SFや近未来小説として期待して読むとちょっと期待外れかもしれません。

2020/05/02

戦争の話が好きじゃないので、全体的に怖かった。
戦争、宗教、経済、そして第二次世界大戦や9.11の話とかが小説としてでてきたり、何が現実か分からなくなる。

世界の出来事に偶然はない
情報という名の絶望の種子をあげよう
理想を掲げることで、この世界を肯定できる

作者のあとがきの最後が救いの本だった。
共に生きましょう。

2020/03/29

表示と題名とで面白そうだなと思いかって、学校で読んでいたら、性器のお話がはじまり、そのページを女性の先生にみられて、「なんで見るんだ」と思った懐かしい思い出

2020/02/23

登場する国名や団体がごっちゃになってきてしまい、？？となる時が何度か。
RとかYとか、もう少し他の頭に入ってきやすいネーミングだったら…。
実際これに近い事は行われてるんだろうなって、想像させる作品でした。