R帝国 の商品レビュー
SFっぽくておもしろい。ちょっとジョージ・オーウェルのような雰囲気を感じた。この方は人間の怖さを書くのが本当に上手いなと感じるし、そのゾクッとする感覚やリアリティを求めてつい読みたくなってしまう。
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SF小説ぽく読むこともできるんだけど、あえて使われたアルファベットの国名や組織名が実在する名前を感じさせる ハマりはしないけど、フィクションとか陰謀論だとか言って揶揄するのも違う 考えながら読む本 未来ぽい AI発達や少子化 移民増 国名はアルファベットだけど想像できる実際の国...
SF小説ぽく読むこともできるんだけど、あえて使われたアルファベットの国名や組織名が実在する名前を感じさせる ハマりはしないけど、フィクションとか陰謀論だとか言って揶揄するのも違う 考えながら読む本 未来ぽい AI発達や少子化 移民増 国名はアルファベットだけど想像できる実際の国 急に現実の国出てきた 「日本」は小説の出来事らしい RとLって笑 政治的主張が強すぎるのか? HPの話はありそうでなかなか面白い 最後の加賀の語りが全てか 作者あとがきでちょっとスッキリ 陰謀論を煽りたいわけじゃないと私は思う 国民に最も必要なのは、富、優越感、良心の満足、そして承認欲求だ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
胸糞悪くも、これが人間社会(世界)かと納得してしまう自分に対してのもどかしさ?苦しさ?悔しさ?言語化が難しい気持ちになった。 人が求めるものは結局半径五メートル以内の幸福。 遠くのものは解像度が低くなり何が起こっていようと無関係。都合が悪くならないように目をつぶることや敢えてバカになることも選択する。 辛いが自分も同じだ。 なんとなく分かっているつもりだったがあらためて幸せや正義ってなんなんだと頭が混乱した。 誰かが笑えば誰がが泣く。 この事実とどのレベルで向き合っていくか。 あ゛ーーーー。 でも読んでよかった。モヤモヤしよ。
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近未来の日本を彷彿とさせるディストピア小説。 奇しくも、現在の世界情勢に通ずるものがあり、読んでいて不安になることもあった。が、希望はある。そんな物語。
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「人々が欲しいのは真実ではなく半径五メートルの幸福なのだ」 戦争、宗教、国家、人種差別、情報操作、原子力、移民問題、テロ、ウィルス兵器、、、、 盛りだくさんの問題提起 自分たちの見たいものしかみない 流された方が楽 そんな人々が増え続けた世界 自分たちの都合の良い事だけ信じていた...
「人々が欲しいのは真実ではなく半径五メートルの幸福なのだ」 戦争、宗教、国家、人種差別、情報操作、原子力、移民問題、テロ、ウィルス兵器、、、、 盛りだくさんの問題提起 自分たちの見たいものしかみない 流された方が楽 そんな人々が増え続けた世界 自分たちの都合の良い事だけ信じていたいし 嫌な事からは目を背けたい 常に自分を正当化していたい そんな心理をついた情報操作 目の前のことをただ鵜呑みにするのではなく、しっかりと自分の頭で考え、耳の痛い話も都合の悪い話も、自分自身の狡さや弱さも、せめて自覚していられるようにしたい。 作者のメッセージ性はすごく伝わるんだけど、なんでか誰にも気持ちが入っていかない。
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右翼と左翼の話。人間は自分の生活が良ければ遠いところで人が不幸になっていても気にしないもの。支配者は民衆がバカになってほしい。支配しやすいから。民衆は自分たちより下にいる人がいれば不満は無い。士農工商と同じか。マスコミは国が望むことを報道している。人々は自分が聞きたいことだけを聞...
右翼と左翼の話。人間は自分の生活が良ければ遠いところで人が不幸になっていても気にしないもの。支配者は民衆がバカになってほしい。支配しやすいから。民衆は自分たちより下にいる人がいれば不満は無い。士農工商と同じか。マスコミは国が望むことを報道している。人々は自分が聞きたいことだけを聞いている。不都合な真実はデマだと思う。陰謀論だと。たとえそれが真実でも、私自身も神なのだろう。世界を変えよう、良くしようとは思っていない。人間は所詮素粒子の集まり。生命活動はただの化学反応。それでは人生には何の意味もないようだな。愛国主義は、自分たちの国を愛していると言う優越感を感じるためなのか。人は成長し
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人に良く思われようと、建前として本音に反する行動をすることがあるが、この物語はその建前が無い世界だった。良く言うと”心赴くまま”、悪く言うと”人間のエゴ”。 現代より少し発展した時代設定で、実際にも起こりそうな雰囲気が奇妙で、”予測される未来の最悪のケース”だと思った。
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文明の進んだ民主主義の国、R帝国。 私たちの現在の日本より少し先を行く感覚。 国民はHPと言われる人工知能の相棒を1人一台持ち、そのHPにも人格があり、持ち主に似た性格になる。 快楽や苦痛もプログラムで与えることができる。 意思がある。 国民は皆自分の国に誇りを持ち、与党であるR...
文明の進んだ民主主義の国、R帝国。 私たちの現在の日本より少し先を行く感覚。 国民はHPと言われる人工知能の相棒を1人一台持ち、そのHPにも人格があり、持ち主に似た性格になる。 快楽や苦痛もプログラムで与えることができる。 意思がある。 国民は皆自分の国に誇りを持ち、与党であるR帝国政府は国家党であり、支持が高い。 ある日、コーマ市にY宗国が攻めてくる。 戦争は政府の陰謀で、資源と金儲けのため起こされ、世論も政府に操られ、国民たちは操られていることに気づかない。 戦争、政治、宗教の現実。 読んでいて、あの国やあの国の事かな?と思える描写もあります。 この結末は、民主主義国の未来なのかな。
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2017年の時点で、これを書いた作者はすごい。現実が、今見ているスマホの画面が、テレビのワイドショーが、そら恐ろしくなる。 最後の作者からのメッセージに、不覚にも涙が滲んでしまった。自我を持って、自分の目で見て、自分の頭で考えて生きていきたいなあ。
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宗教と哲学、世界史について考えたい。日本の未来は良くならないと思った上でどう生きるか。どこに希望を見つけるか。
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