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日航123便墜落の新事実 の商品レビュー

3.7

70件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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  3. 3つ

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2024/11/04

森永卓郎の『書いてはいけない』を読んで、日航123便の墜落原因について自衛隊による誤射説があるということを知り、たいへん驚いた。 そこで、同書に紹介されていた青山透子の『日航123便墜落の新事実』を読んだ。これは所謂『トンデモ本』なのだろうか?私は、伊澤理江の『黒い海』を読んで...

森永卓郎の『書いてはいけない』を読んで、日航123便の墜落原因について自衛隊による誤射説があるということを知り、たいへん驚いた。 そこで、同書に紹介されていた青山透子の『日航123便墜落の新事実』を読んだ。これは所謂『トンデモ本』なのだろうか?私は、伊澤理江の『黒い海』を読んでいたので、「ありえない話ではないな」と思った。また、親族を日航123便の事故で亡くされた友人が、「不可解な思いが残っており、こうした説が出てきても否定できない気持ちだ」と語っていた。 本書に書かれている(目撃情報等による)墜落までの経緯が正しいとすると、自衛隊誤射説の当否は別として、「不可解な」ことは確かに多い。一番気になるのは、墜落場所が長時間にわたり特定できなかったこと(しなかったこと)で、本書によれば、①墜落現場である上野村の住民がNHK他報道機関に連絡をしたにもかかわらず別の地名が墜落地点として報道され続けた、②上野村の住民は墜落後、ヘリコプターを目撃している(そのヘリコプターは墜落地点を知っていた、そしてそのヘリコプターは自衛隊のものであったことが明らかになっている[本書では特定していない])。 陰謀論で片付けるには、疑問点が多過ぎるように思うし、少し調べてみたが、本書に書かれている疑問に答える資料は見つけることができなかった。陰謀論として一笑に付すのであれば、疑問に対して答えを用意すればよいだけのことではないのか。 この頃のJALは、山崎豊子の『沈まぬ太陽』にも描かれているようにとんでもない会社(経営陣)であったので(もちろん良識ある社員はたくさん居たと思う)、事故原因を国に言われるままに隠蔽していたとしても驚きはしない。 世の中にはいろいろな闇があることを知った。

Posted byブクログ

2024/11/03

日航機123便墜落の原因について、全く知らなかったことが語られていてビックリした。事故ではなく事件だった?国家絡みの隠蔽工作がなされたのか? 元客室乗務員の亡くなられた方々への強い思いで、ここまでの調査がなされ出版された一冊である。読めば読むほどに、ここに語られていることが真実な...

日航機123便墜落の原因について、全く知らなかったことが語られていてビックリした。事故ではなく事件だった?国家絡みの隠蔽工作がなされたのか? 元客室乗務員の亡くなられた方々への強い思いで、ここまでの調査がなされ出版された一冊である。読めば読むほどに、ここに語られていることが真実なのでは?と思えた。だとしたら、この国は一体何をやっているのか??怒りを通り越して絶望すら感じる。マスコミから流れてくる情報だけを鵜呑みしているのではやはり駄目なんだな。情報は自分で積極的に収集し真実を自分で見極めつかみとっていかなければならないのだと思った。今からでも遅くない、自己原因の再調査がなされるべきだ。

Posted byブクログ

2024/07/20

日航機123便墜落について、関係者の証言を幅広く丹念に集めた結果、公表とはことなる飛行ルート、ファントム二機の存在、機体後部の赤い物体、墜落地についての誤った報道、ヘリによる墜落直後の何らかの活動、救援を断られた東京消防庁、第一空挺団、米空軍などから、自衛隊または米軍が民間機を仮...

日航機123便墜落について、関係者の証言を幅広く丹念に集めた結果、公表とはことなる飛行ルート、ファントム二機の存在、機体後部の赤い物体、墜落地についての誤った報道、ヘリによる墜落直後の何らかの活動、救援を断られた東京消防庁、第一空挺団、米空軍などから、自衛隊または米軍が民間機を仮想敵に見立てた実験でミサイルが機体に当たり、雫石事故の前例もあったため、証拠隠滅のための証拠損壊を優先し、人命救助を怠ったとの仮説を立てる。 時代背景が現代と異なるため確たることは言えないが、悪夢のようなファンタジーとしてならともかくとして、民間機に向けたミサイルの発射、遺体ごと機体を火炎放射器で燃やすようなこと、こんなことが現実に起こるのであろうかとの疑問は拭えない。実際、そんなことに命令で従事させられた人が多数居たとして抗命やリークが全く起こらなかったとは考えられないのではないか、という読後感であった。 いずれにしても、真実は何なのかという筆者の探究心は見上げたものがあるし、政府の公表が不十分で論理的にも納得がいかない中で、ここまで個人で調べ上げた執念と力量には敬意しかない。

Posted byブクログ

2024/01/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

この事件のことはよく知らなかったが、陰謀論確定と言わざるを得ない。日米でのミサイル訓練誤射による日航機墜落と見た。両国からは人命救助無視で隠蔽され、長年経っても再調査はもちろんなく、何もかもがうやむやにされている…

Posted byブクログ

2023/12/30

疑いは晴れない、疑惑のままに 陰謀論といえばそれまでであるが、情報開示や調査がなぜか進まない点、不整合が多い点が多すぎる。確実に分かるのは隠蔽したいこと、何か隠さないといけないことが国やJALにある、あるいはその圧力があるということ。 一方で自衛隊撃墜説なども考えられなくもない...

疑いは晴れない、疑惑のままに 陰謀論といえばそれまでであるが、情報開示や調査がなぜか進まない点、不整合が多い点が多すぎる。確実に分かるのは隠蔽したいこと、何か隠さないといけないことが国やJALにある、あるいはその圧力があるということ。 一方で自衛隊撃墜説なども考えられなくもないものの、筆者の「こうなるはず」が含まれており、確度は高くない。高ければもっと大きな動きになる。ただその確度を高める調査や報道がなされない点も不思議ではある。 疑惑ごとに確度をつけてくれると良いのでは 遺体の焼け方が不自然なのは謎。本当に証拠隠滅を図ったのか?911の飛行機激突でビル崩壊の火災を生んだのも謎、飛行機の燃料が灯油であること、それをふまえた科学的知識がないとしんどい。 森永卓郎氏のいうこれをきっかかに日本がアメリカに貸しをつくってプラザ合意になったもわからなくもない。ただ日本経済にトドメを刺しただけであり、実は1970年代ごろから日本企業は戦略不全に陥っていたわけであり、日本経済の停滞とこの事故は分けて考えたい

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2023/09/16

『疑惑』だらけですね。 悲しいですが、『隔壁破壊?』説はでっち上げでしょうね。 証拠隠滅のために生存者を焼き殺したなんて想像したくもないけど、状況的に推察されるのも事実。 。。 しかし自衛隊がそんなことしたとも信じられないけど、、、 アメの言いなりの日本だとあり得る話でもあるか、...

『疑惑』だらけですね。 悲しいですが、『隔壁破壊?』説はでっち上げでしょうね。 証拠隠滅のために生存者を焼き殺したなんて想像したくもないけど、状況的に推察されるのも事実。 。。 しかし自衛隊がそんなことしたとも信じられないけど、、、 アメの言いなりの日本だとあり得る話でもあるか、、、 少なくとも、隔壁破壊説では説明つかないことだらけ。陰謀論ではなくて陰謀なのは間違いなし。

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2023/05/16

墜落事故当時はまだ生まれていなかったので特集や特番などでないと知ることができない世代です。 元スチュワーデスからの見解というか意見を知ることができました。 ただこの人は外的要因を元に語るばかりのようでつまらないな、と思いました。 もちろんその可能性を否定するつもりはありません。

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2022/08/30

この事故で先輩同僚を亡くした元日本航空客室乗務員による著。本件は鮮烈な印象で当日一報を目にし、毎年胸を痛めるニュース。真実は闇の中感が否めない… 生存者へのいたわりと安堵、事故への怒りに満ちた内容。

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2021/07/11

丁寧な取材に基づく、貴重な記録と感じました。 またその中で事実に迫っている迫力を感じました。 またJALアテンダントの職業人の高潔な意識を再確認させられました。 本事故は風化させてはいけない「事実」と思います。 8月に事故の報道がある毎に、子供達にも伝えて行きたいと思いました。 ...

丁寧な取材に基づく、貴重な記録と感じました。 またその中で事実に迫っている迫力を感じました。 またJALアテンダントの職業人の高潔な意識を再確認させられました。 本事故は風化させてはいけない「事実」と思います。 8月に事故の報道がある毎に、子供達にも伝えて行きたいと思いました。 余談ですが、作中にある早稲田大学の学生レポートはレベルが高く、さすが早稲田の学生は違うなと思いました。

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2021/05/19

Youtubeでたまたま森永卓郎氏が本書を紹介しているのを聞いた。1985年のJAL123便墜落の真相にせまった本である。著者の青山透子氏は元JALのCAであったが、後に東大大学院で博士号を取得されている。 本書を読んで何度も鳥肌が立った。深い暗い井戸の底を覗いているようで身の毛...

Youtubeでたまたま森永卓郎氏が本書を紹介しているのを聞いた。1985年のJAL123便墜落の真相にせまった本である。著者の青山透子氏は元JALのCAであったが、後に東大大学院で博士号を取得されている。 本書を読んで何度も鳥肌が立った。深い暗い井戸の底を覗いているようで身の毛がよだつ思いがした。この国の暗部を覗いている気がしたからだ。 太平洋戦争は国民をあざむき続けて敗戦に至った。都合の悪い事実は隠蔽する。軍の内部でさえそれが行われていた。 その体質は今の日本においても変わっていない。お国のために若者の命を戦地に送り続けた人命軽視の風潮は為政者の中に今もある。お上に逆らわず忖度するマスコミの体質はむしろ強くなっている。 カントは真善美が価値だと言った。真とは真実であろう。善とは正義のことであろう。 真実を明らかにせず、善悪の判断はできない。 民衆が無知であれば、善悪の判断ができない。 真実を明らかにするべく本書を発刊した著者の勇気に拍手を贈りたい。

Posted byブクログ