神さまたちの遊ぶ庭 の商品レビュー
宮下奈都の小説やエッセイをほとんど読んでいるが、その中で一番好きな本。 この本の解説で「この本は、残り三分の一ほどに、なったところから、おもしろいから早くページをめくりたいけれど、読み終わりたくないからページをめくりたくないというジレンマに陥るだろう」という一文があるが、まさにこ...
宮下奈都の小説やエッセイをほとんど読んでいるが、その中で一番好きな本。 この本の解説で「この本は、残り三分の一ほどに、なったところから、おもしろいから早くページをめくりたいけれど、読み終わりたくないからページをめくりたくないというジレンマに陥るだろう」という一文があるが、まさにこれ。 お薦めです。
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作品から考えていた著者像と違ったというのが、このエッセイを読んでの発見。とっても面白かった。 宮下さんのお子さんたちのキャラクターがまた各々濃ゆくて、それにつっこむ宮下さんの母な場面に度々笑ってしまった。また、山村生活に興味が湧きました。自然の中で暮らすっていうのは、どこか不便さ...
作品から考えていた著者像と違ったというのが、このエッセイを読んでの発見。とっても面白かった。 宮下さんのお子さんたちのキャラクターがまた各々濃ゆくて、それにつっこむ宮下さんの母な場面に度々笑ってしまった。また、山村生活に興味が湧きました。自然の中で暮らすっていうのは、どこか不便さはあるだろうけど、それに見合う経験や、心の豊かさを享受できるんだろうなぁと思った。
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北海道の大自然の中での暮らした1年間の様子や日々のできごと、感じたことなどが綴られています。 戸惑いながら始まった生活にも愛着が湧いてくる様子や、村の人々のあたたかさ、そして三兄弟のユニークさが楽しくて、引き込まれました。 少しずつに区切られた日記のような文章も読みやすく、 ...
北海道の大自然の中での暮らした1年間の様子や日々のできごと、感じたことなどが綴られています。 戸惑いながら始まった生活にも愛着が湧いてくる様子や、村の人々のあたたかさ、そして三兄弟のユニークさが楽しくて、引き込まれました。 少しずつに区切られた日記のような文章も読みやすく、 ゆっくりお腹いっぱいになっていくような、 心地よい満足感を味わいました。 作者の想いがじんわり伝わってくる 優しい気持ちになれる作品でした。
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カムイミンタラ、アイヌ語で「神さまたちの遊ぶ庭」という意味らしい。大雪山系の近くトムラウシに子ども3人の家族5人で山村留学した1年間の日々がエッセンス風に綴られている。
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子どもたちを子どもとして扱うのではなく、いやもちろん親としての目線で見守ってるところはあるけど、なんというか偏見をもたず人間対人間として接しているところが素敵だなと思った。子供だけでなく本に出てくる全ての人に対してもそう。 子供は、親が心配していることに気づくと何もできなくなるか...
子どもたちを子どもとして扱うのではなく、いやもちろん親としての目線で見守ってるところはあるけど、なんというか偏見をもたず人間対人間として接しているところが素敵だなと思った。子供だけでなく本に出てくる全ての人に対してもそう。 子供は、親が心配していることに気づくと何もできなくなるからね、というところ、わからないことがある ということがわかってよかった、というところが記憶に残ってます、いつも読み終わったら印象しか残らずセリフとか一文とか結構すぐ忘れてるのに。 あと解説も素敵で「腹を括って一生懸命生きるからこそ光が差す瞬間がある」というような表現があって、たぶんこの本を読む前に「腹を括って一生懸命に…」という解説を読んでも響かなかったと思うけど、読むことでトムラウシの生活を追体験できてなるほどなぁと腑に落ちた。暑苦しいなって普段の自分なら思いがちな解説のこのフレーズが、実際暑苦しいで一括りにしちゃいかんもんだと気づく、し、実際暑苦しくない。暑苦しいと思ってた自分のダサさに気づく、一生懸命な大人でありたい。
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めちゃめちゃおもしろかった!ホッコリした!癒された!自然はいいな!北海道行ってみたい!! 表紙はめちゃめちゃかわいいし、これは買おうと思いう!!
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人の家族のことでこんなにも笑ったり泣いたり出来るものかと思うほど、読んでいる間中感動していました。 景色や温度が伝わってくる。実際に経験した事の無い温度なのだけど。 3人の子供達も本当に可愛くて、トムラウシの人達も本当に優しくて、読み終わった時は「みんなありがとう。」という気持...
人の家族のことでこんなにも笑ったり泣いたり出来るものかと思うほど、読んでいる間中感動していました。 景色や温度が伝わってくる。実際に経験した事の無い温度なのだけど。 3人の子供達も本当に可愛くて、トムラウシの人達も本当に優しくて、読み終わった時は「みんなありがとう。」という気持ちでした。 山登りをする身として、トムラウシに登る前にこれを読んで本当に良かった。 読んでいなければ、他の山と抱き合わせで行って、他の山と同じ様に温泉に浸かって帰って来ていた事でしょう。これを読んだ今、他にも見たい所、行きたい所が溢れてしまい、ゆっくり時間を取って行かなければと思います! トムラウシに行くのが楽しみになりました。
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人に薦められて読んでみた。世の中は色んなバイアスに満ちていて、飛び込んだ人にはどうでも良いことも沢山ある。「宮下漆黒の翼」「宮下英国紳士」、今度は何になるのかなあ。
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とても面白かった。 読み終わるのが勿体無い本は良い本。 なんでもない日常も書けば文学とはよく言ったもの。 去年トムラウシ登ったから尚更感慨深い。 子供たちも地元の人たちも面白すぎるし、 ハッとさせられる言葉も度々。 宮下さんの言い草がまたよい。 読んだ人と笑いを分かち合いた...
とても面白かった。 読み終わるのが勿体無い本は良い本。 なんでもない日常も書けば文学とはよく言ったもの。 去年トムラウシ登ったから尚更感慨深い。 子供たちも地元の人たちも面白すぎるし、 ハッとさせられる言葉も度々。 宮下さんの言い草がまたよい。 読んだ人と笑いを分かち合いたい。 「もっと熱くなれよ!」 「クエーポウ?」 プププ…書ききれん
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お勧めしていただいて読んだ本。 トムラウシの豊かな自然も去ることながら、宮下家の日常にほっこりとさせられます。 また、教育面でも考えられることがたくさんでした。
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