神さまたちの遊ぶ庭 の商品レビュー
北海道のトムラウシに、家族で山村留学をした時のエッセイ。 読んでいる間、ずっと空気が澄んでいた。 早く読みたいけど終わってほしくない、そんな気持ちでページをめくり続けた。 本気で生きている人にしか見えない光景ってあるんやろうなぁ。
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一言日記みたいな。 子供達もみんな個性的でうつわがデカい、面白い! そりゃそっか、北海道に住んでみたかった!だけで1年間だけだとしても行こう!ってなる両親と子供達だもん。 絶対に住めないなーと思いつつ 今1番行ってみたい場所になった
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トムラウシにて1年間の山村留学の記録。 宮下3兄弟面白い。たくさん笑わせてもらって、子供たちの成長を一緒に見届け最後にはウルっと泣ける素敵な一冊でした。
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北海道トムラウシでの一年間の山村留学について綴ったエッセイ。豊かな自然と人情に溢れる僻地での生活に心温まり、個性的な三人の子供たちの言動にクスッと笑わされる。 私はどちらかというと僻地での生活は合わないタイプだと思う。この本にも記載があるが、たとえ一年間でも無理な人には無理であ...
北海道トムラウシでの一年間の山村留学について綴ったエッセイ。豊かな自然と人情に溢れる僻地での生活に心温まり、個性的な三人の子供たちの言動にクスッと笑わされる。 私はどちらかというと僻地での生活は合わないタイプだと思う。この本にも記載があるが、たとえ一年間でも無理な人には無理である。それでもこの本を読もうと思ったのは夫がこういう暮らしに憧れているからで、読めば夫の気持ちが少しわかるかなと思ったからである。 結果、私の気持ちが変わったかと言うと、40%くらいは変わったかもしれない。一年間の期間限定なら、僻地での暮らしも悪くないかもしれない。それくらいこの本で綴られているトムラウシでの生活は毎日が生き生きとしていた。 昔、海外に留学していた時、毎日がキラキラと輝いていてことを思い出した。初めて見る景色、初めて出会う人々、その人達の生活や言動の一つ一つに驚かされ、目に映るもの全てに興味津々だった日々。この本のトムラウシでの生活はその海外留学時代に似ているような気がした。まさに、山村留学である。 また、個性的な三人の子供たちの言動にも笑わされた。特に印象に残っているのは「しんとくちょう ぐったり」だったこと。(本当はくったり)
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白くて仕方なかった。笑ってしまうから公共の場では読めない。「はじめからその話をすれば良かった」「ウミガメのスープを仕込もう」とはタイプの違うエッセイ。日記みたいでもありTwitterみたいでもあり4コマみたいでもある不思議なエッセイ。次男の名前がコロコロ変わったり、長女の不思議な発見があったり。 北海道で柔軟な発想を得たからこんな素敵な文章が書けるのだなと思った。(※元々能力はあり、努力はされているという前提です)
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フィクションだと思って手にしたら、宮下さんのノンフィクションだった。宮下家のトムラウシでの山村留学を書いた本。空気の匂いや家族が一緒になって楽しむ様子がとても伝わってきた。 貴重な体験をとてもうらやましく思うが、今の生活を捨てることもできないので、せめて旅行に行きたい。
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私の住んでいる環境とトムラウシの環境が真逆と言っていい程かけ離れ過ぎていて、トムラウシで過ごした宮下家の実体験が時に空想上の物語かと錯覚を起こしてしまった。 この本にはトムラウシの魅力がこれでもかと言うくらいに詰まっていてもっと色んなことが知りたいなと思わせてくれる。また、個性豊...
私の住んでいる環境とトムラウシの環境が真逆と言っていい程かけ離れ過ぎていて、トムラウシで過ごした宮下家の実体験が時に空想上の物語かと錯覚を起こしてしまった。 この本にはトムラウシの魅力がこれでもかと言うくらいに詰まっていてもっと色んなことが知りたいなと思わせてくれる。また、個性豊かな宮下家の面々には何度も笑わされた。子供達の天真爛漫さや純粋な所だったりマイペースな発言に対して著者の冷静なツッコミが面白く、子供ならではの視点にハッとさせられる事もあった。 長男が「本気の大人はカッコいい」と発言したように、学校行事の際に先生や親も真剣に取り組んだり子供のいない家庭の人も観に来たりと、地域一体となって子供達を支えている姿がとても素敵だと思った。そして、受験を控えている中学3年生の長男含め家族みんなが勉強する事に固執せず、勉強は大事だけれど1番ではなくて、自然の中で学んで遊んで生きる事も大切だと考えていて、その心の余裕ってとても大事な事だと痛感した。その余裕があるからこそ見られる景色があるんだと思い知った。 今いる環境を変えるというのは相当の覚悟がいる事だと思う。ましてや家族がいるとなると学校や仕事の事、家族の理解など、より問題が山積みだろう。そんな中、宮下一家は意を決して引っ越しをする。その結果、トムラウシの壮大な大自然に触れる事ができ、トムラウシに来なければ体験できなかっただろう事を体験して、感じることが出来なかっただろう事を感じ、人生においてかけがえのない充実した1年間を過ごす事が出来た。覚悟が人を動かし人を変え、覚悟を決めた者だけが得られる特権がある。
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北海道の大自然の中に家族みんなで山村留学。清々しい空や広大な大地を思い浮かべながら、読者の私も一緒に住んでいる気分に。奥地に住む住民もみな優しく、温かな気持ちになれる一冊。
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優しい表紙に惹かれて、はじめてのエッセイ。 少しづつ、大事に読みたいと思える1冊。 最初から最後まで優しさと温かさに包まれてた。 どこにいても、きっと厳しさや温かさ、嫌なこともいいこともあるだろう。 「本気で楽しもうとしとるから楽しめる」に、ほんとだな〜としみじみ。心洗われた。
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エッセイではあるが、環境が非現実的なのと、クスッと笑える文章で、面白い小説を読んだような気になる。トムラウシの自然の美しさや子供達のすくすく育っていく様子、村の人々の逞しさや優しさが伝わる。寒さは厳しいし不便だし、誰もが楽しめる環境ではないだろうけど、作者は前向きで感謝の気持ちが...
エッセイではあるが、環境が非現実的なのと、クスッと笑える文章で、面白い小説を読んだような気になる。トムラウシの自然の美しさや子供達のすくすく育っていく様子、村の人々の逞しさや優しさが伝わる。寒さは厳しいし不便だし、誰もが楽しめる環境ではないだろうけど、作者は前向きで感謝の気持ちが強いから楽しめたのかな。山村留学って初めて知ったけど、良い制度だなと思った。
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