鹿の王(1) の商品レビュー
あらすじ この物語は2人の男を中心としてストーリーが展開されていく。 一人は、飛鹿(ピユイカ)と呼ばれる鹿を操り、故郷を守るために戦った独角(どっかく)という集団の頭だった、ヴァン。しかし戦いに敗れ、地下のアカファ岩塩鉱で働かされていたのだが、ある晩、謎の獣が岩塩鉱を襲撃、獣は人...
あらすじ この物語は2人の男を中心としてストーリーが展開されていく。 一人は、飛鹿(ピユイカ)と呼ばれる鹿を操り、故郷を守るために戦った独角(どっかく)という集団の頭だった、ヴァン。しかし戦いに敗れ、地下のアカファ岩塩鉱で働かされていたのだが、ある晩、謎の獣が岩塩鉱を襲撃、獣は人々を次々と噛んでいった。その後、岩塩鉱で謎の病が流行しヴァンだけが生き残った。ヴァンは地上で侵入した家の竃の中からもう一人の生き残った幼児(女の子)を見つけ、ユナと名づけて一緒に生きることになる。 そして、もう一人の主人公は東乎瑠(ツオル)帝国の医術師ホッサル。ホッサルは病の原因究明のため岩塩鉱に行く。そこで脱走防止の足枷がひとつ外れているのが見つかりヴァンの脱走が発覚。同時に噛まれても病にかからない人もいる事がわかった。この一件でホッサルの従者であるマコウカンは生き延びたヴァンを捜索することになる。また、この病がかつてオタワル王国を滅ぼした黒狼熱(ミッツァル)ではないかとホッサルは疑いはじめる。 病に関する多くの謎を秘めたまま下巻へと続く。 何者かにユナを連れ去られその跡を追うヴァン。その先には〈火馬の民〉(アフアル・オマ)の族長のオーファンが待っていた。彼もまたヴァンと同じく故郷を追われた身であり、もう一度故郷を取り戻すためにとヴァンに協力を求める。 同じ頃、ホッサルの一行は王幡領の山地氏族に捕らえられていた。山地氏族は自分達には無害と思われていた黒狼熱が自分にだけ牙を剥くと知り、ホッサルに特効薬の製作を依頼するために連れ去ったのであった。 探していたユナは山地氏族の元にいたため、ユナを通じてホッサルとヴァンは出会う。 黒狼熱をめぐる陰謀、故郷を取り戻すために暴走しだした〈火馬の民〉、帝国に支配される前の国同士の関係性がヴァンやホッサルたちに絡みつく。 感想 長編小説、謎の獣、読んでて少し疲れてかな。
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久々にファンタジー小説を堪能する。ヴァンとユナのその後は? ホッサルとの邂逅はあるのか? サエのその後は? どんだけ物語に引き込むの? 流石、本屋大賞受賞作。明日、仕事をズル休みして読みたい気分...。はい、2に突入します!
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大学で生物学を専攻していたこともあり楽しく読めました。 現世でも某ウイルスが蔓延しているので今の時期読むとより一層面白いかも。
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岩塩鉱で奴隷労働を強いられてきたヴァン。 元は騎士団の体調を務めた人物だ。 その岩塩鉱を、山犬が襲う。 かまれた人々は皆、高熱と発疹が顕れ、死に至る。 ヴァンは九死に一生を得て、同じく生き残った奴隷女性の幼女を連れて逃避行をする。 一方、二百年以上前に滅びたオタワル王国の末裔に...
岩塩鉱で奴隷労働を強いられてきたヴァン。 元は騎士団の体調を務めた人物だ。 その岩塩鉱を、山犬が襲う。 かまれた人々は皆、高熱と発疹が顕れ、死に至る。 ヴァンは九死に一生を得て、同じく生き残った奴隷女性の幼女を連れて逃避行をする。 一方、二百年以上前に滅びたオタワル王国の末裔にして天才医師のホッサル。 岩塩鉱での病は各地に広がり、その原因究明に乗り出す。 岩塩鉱でただ一人生き残ったヴァンが、そのカギを握ると睨んでいる。 子どもを連れて逃げる武人。 あっ、いつもの上橋ワールド、と思いつつも、結局引き込まれる。 この作品はもうじきアニメ映画として公開されるとか。 2015年よりも、今の方が多くの人に切実に理解されるに違いない。
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1巻目ということで、まだ序章という感じ。 重厚なファンタジーで、世界観がしっかりしているから想像しやすく没入できる。 ただ、特殊な読み方の単語が多いから、ルビを覚えるのが大変だった。 これからどんな物語が展開されるのか… 次の巻から色々と起こりそうなので期待!
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映画化するとのことで読み始めました。 国とか人物の名前がなかなか覚えられない…笑 けど読みやすくて良い作品だと感じました。 続きが気になる終わり方でした…!
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ずっと前に、途中で放棄しちゃった小説。 でもなぜかずっと頭の中にあって、いつかまた読みたいなと思って久々に読んでみた。 自然の描写が最高に上手で、本当に作品の中に自分が居るみたい。こういう描写が出来るのは、作者のバックグラウンドがしっかりしていないと描けないんだろうなぁ、、、 ...
ずっと前に、途中で放棄しちゃった小説。 でもなぜかずっと頭の中にあって、いつかまた読みたいなと思って久々に読んでみた。 自然の描写が最高に上手で、本当に作品の中に自分が居るみたい。こういう描写が出来るのは、作者のバックグラウンドがしっかりしていないと描けないんだろうなぁ、、、 良いところで舞台が切り替わるから、良い具合に先が気になります。 あと3冊。楽しみ。
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2021/09/11映画化!! 上橋菜穂子さんの作品が好きでずっと追いかけている。この作品はCOVID-19の蔓延にさらされている今を見ているようだ。作者の医療への知識もしっかりしていて安心して読める。力強く心温かいヴァンの世界とイケメン(だといいな)ホッサルの世界が交互に描写さ...
2021/09/11映画化!! 上橋菜穂子さんの作品が好きでずっと追いかけている。この作品はCOVID-19の蔓延にさらされている今を見ているようだ。作者の医療への知識もしっかりしていて安心して読める。力強く心温かいヴァンの世界とイケメン(だといいな)ホッサルの世界が交互に描写され最後融合する。 映画化されるのを今日知ったので思わずの投稿になりました。 とにかく上橋作品好きすぎて困る
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ナウシカ、もののけ姫の世界観を感じた。この一冊ではなにも完結しないので評価のしようがないので星3つ。しかし、これからの展開が気になるのは確かです。 登場人物が多く関係性も複雑なので理解しにくいが、そこさえクリアすれば話にのめり込んでしまいます。
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1〜4巻 面白かった 上橋さんの作品では1、2を争うくらい好き ちなみにもうひとつは『狐笛のかなた』
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