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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

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110件のお客様レビュー

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2018/08/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どんな展開になるの? と、心配しながらページをめくる。 読み進むごとに、 人生で大切なものに気かされる。 いっしょにいる心地良さ、 安心感、自分をまるごと受け入れられること。 これ以上の幸せはないのかもしれない。 生きていくために必要はものはなに? という問いかけに やさしく、美しい景色とともに ひとつの回答をもらったような読後感。

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2018/07/14

やっぱりすきな作家!ごはんと男の人の描写すごくすき。 あとがき読んでも、HIVをテーマにしてるわけではない。

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2018/07/11

島本さんの作品を読み始めたのは大学生のころ。 あの頃はまだ胸がヒリヒリするような恋をテーマにしたものが多かったかな?と思う。 この作品は、隣にいるのが当たり前みたいな、落ち着いた雰囲気が漂う。 そう感じる私も、歳を重ねたなあとしみじみする。

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2018/06/20

アラサーの知世に彼氏ができた。彼氏は割と年上で、さらにエイズに罹っている。エイズを知った時はショックを受けた知世だが、しだいに彼のことを受け入れていく。重い病気だけど、物語に重苦しさはなく、ご飯と旅が多めのふんわりした雰囲気だった。愛と幸福。2人がいつまでも幸福を感じていられます...

アラサーの知世に彼氏ができた。彼氏は割と年上で、さらにエイズに罹っている。エイズを知った時はショックを受けた知世だが、しだいに彼のことを受け入れていく。重い病気だけど、物語に重苦しさはなく、ご飯と旅が多めのふんわりした雰囲気だった。愛と幸福。2人がいつまでも幸福を感じていられますように。

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2018/05/28

久しぶりの島本理生さんの本だった。 そしてやっぱり、わたしは彼女の描く世界と文章が好きだ。 いくつもの食と旅を通して、他人を見て知って、自分を知る。 そんなことがたくさん詰まった世界だった。 お互いに好きなものをお互いにおいしく食べられるというのは、当てはまる人は実はそんなにい...

久しぶりの島本理生さんの本だった。 そしてやっぱり、わたしは彼女の描く世界と文章が好きだ。 いくつもの食と旅を通して、他人を見て知って、自分を知る。 そんなことがたくさん詰まった世界だった。 お互いに好きなものをお互いにおいしく食べられるというのは、当てはまる人は実はそんなにいない。 だから食事を共にする人や旅を共にする人を、わたしたちは慎重に考えて決める。 全く違う環境で育ち、全く違う人生を歩んできたからこそ、わかり合いたい人とはそういう時間が必要だとも思う。 島本理生さんの言葉は、今回も美しい瞬間が詰まっていた。

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2018/05/27

好きになった年上の男性はHIV感染者だったというとどんな劇的な話かと思うけど、アラサー女性達の綺麗な青春の恋愛とは違う、いろいろあるけども悟りやすっと覚悟をして、前を向いてく恋愛物語。 他人同士からお互いを理解して受け入れていく、自立してるけど相手を大切に思う気持ちは素敵だと思え...

好きになった年上の男性はHIV感染者だったというとどんな劇的な話かと思うけど、アラサー女性達の綺麗な青春の恋愛とは違う、いろいろあるけども悟りやすっと覚悟をして、前を向いてく恋愛物語。 他人同士からお互いを理解して受け入れていく、自立してるけど相手を大切に思う気持ちは素敵だと思える。

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2018/05/14

タイトルがとても素敵だ.これを見るたびに作品の印象が立ち上ってくることだろう.エイズという病気の恐れとその原因となった行為への後悔と許しがとても稀有なことで.知世と椎名さんの温かい関係が結婚後も続いて行くと信じられる,素敵な物語でした.性格悪い妹の知夏も彼女の視点で見れば言いたい...

タイトルがとても素敵だ.これを見るたびに作品の印象が立ち上ってくることだろう.エイズという病気の恐れとその原因となった行為への後悔と許しがとても稀有なことで.知世と椎名さんの温かい関係が結婚後も続いて行くと信じられる,素敵な物語でした.性格悪い妹の知夏も彼女の視点で見れば言いたいこともあるわけで,人間関係ってつくづく面白いです.

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2018/05/03

オトナの恋愛と人生。島本さんの作品は初めてでしたが、本当に素敵な小説でした。 「行きたい、は、行きたい、と同じイントネーションだということに気付いた。」 「なに一つ特別じゃないわたしだって一生懸命がんばっていて、世界の本当に端っこで一ミリくらいは役に立っている。」 「一人でだって...

オトナの恋愛と人生。島本さんの作品は初めてでしたが、本当に素敵な小説でした。 「行きたい、は、行きたい、と同じイントネーションだということに気付いた。」 「なに一つ特別じゃないわたしだって一生懸命がんばっていて、世界の本当に端っこで一ミリくらいは役に立っている。」 「一人でだって生きられる。だけど二人が出会ったことで、お互いやまわりまで変えるほどの波がどこまでも広がって打ち寄せていくのだ。」

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2018/03/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

30代女性の様々な葛藤が読めた。 個人的に茉奈の話しは共感部分が多い。 「なに一つ特別じゃないわたしと向き合ってくれる、関心と愛情」 これは重要だわ。

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2018/03/20

泣くほどじゃないけど、気持ちのいい恋愛小説でした。登場人物のそれぞれの気持ちとか共感できた。知世の妹が性格悪!とは思ったけど。

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