1,800円以上の注文で送料無料

わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

レビューを投稿

2017/07/25

よかったー。この本。今まで読んできた島本理生さんの作品のなかで一番好き・・かも。 今までの島本理生さんとはちょっと違う感じがしました。 色々考えさせられるところや、どきっとした言葉もありました。人から見たらうまくいってそうな人でも悩むことや不安を抱えていて、どんな道を選んでもとに...

よかったー。この本。今まで読んできた島本理生さんの作品のなかで一番好き・・かも。 今までの島本理生さんとはちょっと違う感じがしました。 色々考えさせられるところや、どきっとした言葉もありました。人から見たらうまくいってそうな人でも悩むことや不安を抱えていて、どんな道を選んでもとにかく自分の選んだ道で必死にやるしかないんだなと思いました。

Posted byブクログ

2017/07/24

知夏と年上の椎名さん、その秘密。病人と添い遂げる覚悟を描きたかったのか?その原因もそれにする意味を感じないしただ椎名さんをスマートで知識のある男性で描いてもよかった気がする。

Posted byブクログ

2017/07/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

こんなふうに 限りある時間を大切に 葛藤しながら 美味しいものを食べながら 共有するのは 知世の言葉を借りるなら 漢字じゃなくて ひらがなで“こうふく”。 まさにそうだと思う。 買ってよかった。

Posted byブクログ

2017/07/18

ちょっと疲れたけど、まぁ良かったです。 浮気の話とか、なんだか聞いてるだけでしんどくなってしまう・・・

Posted byブクログ

2017/07/17

掌編にとどめておけばよかった、のに。椎名さんみたいな人、いけすかないって思うタイプの人間なので、そんなに引き込まれなかった。 最初の「蟹と、苺と金色の月」という掌編ぐらいなら、キザなやつって言いながら後味良く読める。

Posted byブクログ

2017/07/12

設定は重めだが、繊細で柔らかな描写と女性の前向きな強さが心地良い読了感へと誘う。 男の自分には想像の域を出ることはできないが、女性同士の会話や内面描写が物凄くリアル。 女性の内面を覗き見てる様で背徳感を抱く程。

Posted byブクログ

2017/07/05

島本さんの描く男性がやっぱり好きだな、大好きだなとまた思わされた作品だった。 過去の作品の中でも今回の椎名さんはとても真っ当だ。真面目で誠実、優しくて気遣いばかりで、臆病。けれどエイズ。 島本さんの作品の好きだったところだし、今は苦手なところでもある。DVとか昔の恋人が死んだとか...

島本さんの描く男性がやっぱり好きだな、大好きだなとまた思わされた作品だった。 過去の作品の中でも今回の椎名さんはとても真っ当だ。真面目で誠実、優しくて気遣いばかりで、臆病。けれどエイズ。 島本さんの作品の好きだったところだし、今は苦手なところでもある。DVとか昔の恋人が死んだとか精神的なものとか。そして今回はエイズ。びっくりした。今度はエイズか、と。 悲観的なものはなく、だから尚更あまり実感が湧かない、そもそもエイズっていうものについて知識がなさすぎるから、著者もさほどないのでは、と思うほど、エイズという設定は不要だったのではと思う。 それでも。それでも椎名さんは魅力的で、主人公の知世も、知世の周りの友人、真反対の性格悪い妹の知夏も、みんなの気持ちが少しずつ分かるから、この作品好きだなと思った。 p120 なに一つ特別じゃない私の話をいつまでも飽きずに聞いてくれて、真剣に心配したり、絶対に傷つける言葉を使わずにアドバイスをくれたり。旅行すれば、楽しくて、なにを食べても二人一緒なら美味しい。初めてだったよ。そんな人。

Posted byブクログ

2017/07/03

読み始めてすぐ、この作品好きだなって思った。そして幸せな気分のまま読了。ワーカホリック気味の知世が惹かれたのは、バツイチでだいぶ年上の椎名さん。彼から持病があることを告白され、戸惑い、悩み、怖れる。その感情表現が繊細で惹きつけられました。著者があとがきで書いているように誰かと楽し...

読み始めてすぐ、この作品好きだなって思った。そして幸せな気分のまま読了。ワーカホリック気味の知世が惹かれたのは、バツイチでだいぶ年上の椎名さん。彼から持病があることを告白され、戸惑い、悩み、怖れる。その感情表現が繊細で惹きつけられました。著者があとがきで書いているように誰かと楽しく食事をしたり、旅をすることってハードルが高い。一緒に焼き鳥を食べてビールを呑んで楽しいと思える人、何一つ特別なことなんてない自分と向き合ってくれる人の存在はとても貴重で、丸ごと受け入れて一緒に歩いて行けるって素晴らしいなあ。

Posted byブクログ

2017/06/26

王様のブランチの特集で取り上げられていて、気になって読んだ1冊。 主人公・知世が出会った椎名さんは年上でいい人だけど、HIV感染者だった… 恋人が治らない病気だと知っても、愛する勇気があるのか、問い掛ける作品。奇しくも、3日前には闘病中の小林麻央さんが亡くなった。愛する人が病に冒...

王様のブランチの特集で取り上げられていて、気になって読んだ1冊。 主人公・知世が出会った椎名さんは年上でいい人だけど、HIV感染者だった… 恋人が治らない病気だと知っても、愛する勇気があるのか、問い掛ける作品。奇しくも、3日前には闘病中の小林麻央さんが亡くなった。愛する人が病に冒された時、自分はどうするのか?とても考えさせられる内容だった。 知世の他にも、友人や妹の目線から描かれた作品もあるが、章ごとに描かれる旅の景色や料理も絶品。 中でも、自分が気になっていた箱根の星野リゾートや直島など、タイムリー過ぎて、それだけで満足!それにも増して、箱根の星野リゾートで出されるビールがハートランドって言うから、思わずハートランドを飲んでしまった… 恋愛小説としても、極上。そして、旅小説としても、グルメ小説としても極上の1冊。

Posted byブクログ

2017/07/08

限られた時間。たった一度の出会い。特別じゃない わたしたちの、特別な日常…。 いくつもの食や旅を通して、他者や自分自身を 発見していく過程を描く。

Posted byブクログ