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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

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111件のお客様レビュー

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    24

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2021/11/10

落ち着いた恋愛小説。短編集のようでさくさく読める。 主人公の2人は歳の差よりも大きな障害があるが、2人がとても幸せそうで、温かい気持ちになった。 主人公の友達2人の話は、私も通じるところが沢山あって共感の嵐だった。 そばにいて欲しい人は、外見(少しあるけど)でもスペックでもなく...

落ち着いた恋愛小説。短編集のようでさくさく読める。 主人公の2人は歳の差よりも大きな障害があるが、2人がとても幸せそうで、温かい気持ちになった。 主人公の友達2人の話は、私も通じるところが沢山あって共感の嵐だった。 そばにいて欲しい人は、外見(少しあるけど)でもスペックでもなくて、特別でもない私に対する関心と愛情がある人だとか、この先1人ということに対して恐れが全くないとか、私のもやもやを言語化してくれてすっきりした。 妹はすごく嫌なやつだと思っていたけど、妹の話を読むと共感するところも多くて切なくなった。はっきり言う人は悪者にされがちだよね、、 女でも1人で生きられる世の中に変化しているのだから、恋愛や結婚も変化して、多様性が認められる世の中になるといいな。

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2021/11/10

大人の恋愛と家族、結婚などと、美味しいごはんも絡めた、優しくて少し考えさせる重い所もある読み応えのあるお話しだった。 ひとつひとつの章が短いのも読みやすくて、よかった。

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2021/11/03

落ち着いた三十代の大人の恋愛小説。 美味しい食べ物が出てきて話が進む。 島本理生さんの作品の中でも上位にくるのではないかと思うくらい好きな話でした。

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2021/10/24

優しいのに、でもどこか胸がキリキリ痛むような感じがする。 不安、安心、葛藤、その中で幸せを見つけて進んで行く姿が素晴らしいと思いました。

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2021/07/25

装丁の押花が美しい。恋愛というか、他人と生きていくことについて、自分にとっての幸せについて考える作品でした。

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2021/04/12

たった3ページの「蟹と、苺と金色の月」からきゅんとする。 登場人物みんな魅力的で、ご飯が美味しそうで、お酒を飲みたくなる。

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2021/01/16

結婚、家族など婚姻に関するテーマに直面する三十代の女性たちの話。 私はまだ大学生だから、へえ30代ってそういう悩みあるんだ!と発見の連続。若くもなければおばさんでもない。宙ぶらりんな感じが不安なのかしら。それは10年経てば実感できることとして…。 あと、外食したり旅行したり、結...

結婚、家族など婚姻に関するテーマに直面する三十代の女性たちの話。 私はまだ大学生だから、へえ30代ってそういう悩みあるんだ!と発見の連続。若くもなければおばさんでもない。宙ぶらりんな感じが不安なのかしら。それは10年経てば実感できることとして…。 あと、外食したり旅行したり、結構お金あるんだなぁと思った。10年後…これは自信がない(笑)。 欠けたものがない状態を絶望と表すのが印象的だった。そう感じたことは無くてもなんとなく納得できた。確かに、これ以上は満たされないという絶望、わくわくする余地がない絶望ってあると思った。 結婚以外の正解がない。 確かに、なんでだろう。これから生み出されていくのかもしれない。ひとつの回答例として、知夏の生き方なのだろうか。

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2020/12/03

読み始めたら止まらなくて一気読みした作品。 大人になって、思考がぐるぐる渦巻いて身動き取れなくなることが増える。 もう勢いではいけなくて、むしろ不器用になってしまう。傷付きたくないし傷付けたくない。 大人の恋は余計なものがいっぱいついて、不格好で、でもそんな不器用さもいいのかもな...

読み始めたら止まらなくて一気読みした作品。 大人になって、思考がぐるぐる渦巻いて身動き取れなくなることが増える。 もう勢いではいけなくて、むしろ不器用になってしまう。傷付きたくないし傷付けたくない。 大人の恋は余計なものがいっぱいついて、不格好で、でもそんな不器用さもいいのかもなと思える作品だった。

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2020/11/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

最近の作品は読後にガツンとくるのでしばらく遠ざかっていたけどこの作品は穏やか?に読めた 島本さんの作品が好きな理由の1つが登場人物が美味しそうに食事をするシーンなんだけど、この作品のテーマがまさに食と旅 あとがきにもある通り誰かとご飯を食べたり旅をすることはハードルの高い行為 知世は椎名さんという素敵な人に出会えてよかったね

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2020/11/08

望まない出来事に翻弄され、投げやりになることは簡単だけれど諦めてなあなあに生きていくのは勿体ない。 絶妙に入り混じる不安感と安心感に転がされながらも幸せに向かって日々を重ねる登場人物たちの姿に、自分を大切にすることを恐れてはならないのだと気付かされた。 美味しそうな食事とこれから...

望まない出来事に翻弄され、投げやりになることは簡単だけれど諦めてなあなあに生きていくのは勿体ない。 絶妙に入り混じる不安感と安心感に転がされながらも幸せに向かって日々を重ねる登場人物たちの姿に、自分を大切にすることを恐れてはならないのだと気付かされた。 美味しそうな食事とこれからを予感させる椎名さんと知世の関係が描かれた一章目が特に好きで、すべてを読み終えた直後にもう一度読んだ。 夢のように心地良くて大好きです。

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