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わたしたちは銀のフォークと薬を手にして の商品レビュー

4

111件のお客様レビュー

  1. 5つ

    24

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    17

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

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2022/04/16

椎名さんがかつてのあの人に重なった。 知世と椎名さんみたいな恋愛に憧れる。 結局、理屈じゃないんだよなー。 理想が高いって言われた茉奈と自分も重なるところがある。 知世の強さと真っ直ぐさが素敵だなと。弱さも脆さも全力で受け止めてくれる椎名さんがいたからこそ、なのか、知世がそういう...

椎名さんがかつてのあの人に重なった。 知世と椎名さんみたいな恋愛に憧れる。 結局、理屈じゃないんだよなー。 理想が高いって言われた茉奈と自分も重なるところがある。 知世の強さと真っ直ぐさが素敵だなと。弱さも脆さも全力で受け止めてくれる椎名さんがいたからこそ、なのか、知世がそういう人間性だったからこそ、なのか。 自分の気持ちには正直でいたいけど、移り変わりが決して穏やかではない自分の気持ちを信じることが難しいのかも。

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2022/04/10

恋愛小説のおすすめと言うとこの作品を勧める人が多いので、気になって読みました。 評価が高いの分かります。 主軸は知世と椎名さんの2人の恋愛。 そして知世に関わる人の人生にも少し触れています。 人間は凸凹していて、道も凸凹している。 悪人はいないのに思い込みは沁みついて足かせに...

恋愛小説のおすすめと言うとこの作品を勧める人が多いので、気になって読みました。 評価が高いの分かります。 主軸は知世と椎名さんの2人の恋愛。 そして知世に関わる人の人生にも少し触れています。 人間は凸凹していて、道も凸凹している。 悪人はいないのに思い込みは沁みついて足かせになる時もある。 その中で自分で決めていくのよね。 搭乗するすべての人が幸せでありますように。と願う。

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2022/03/27

こんな恋愛もあるのだろうかと、運命のいたずらを呪いたくなるような。一生懸命に愛する心を大切にしたいけれど将来のことを考えるととても不安になってしまう。ぐっと心をえぐられるような作品。

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2022/03/16

装丁がステキ。 する~っと読んだ。 こんなヒトとめぐり合えたらいいな、と素直に思える描写。 ていうか旅行したい!外食したい!!

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2022/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

島本理生さんの作品は初めて読むが、冒頭から知世たちの世界に惹き込まれた。人の目線が行く場所(相手がふと腕まくりしたときに目がいくところなど)の描写がすごく繊細で丁寧で、まるで自分がそこにいるような気がしたのがとても印象的。 落ち着いていて、さらっと気遣いができて、でも手放しで恋に溺れられない主人公の気持ちが痛いほどわかって、胸が締め付けられながら読んでいた。 作中で特に読んでいて苦しくて共感したのは、茉奈が椎名さんの秘密を知って、知世に他にもいい人がいる、と勧めたときに知世が答える場面。知世自身がきっと何度も自分に言い聞かせようとして、でも言い聞かせられなくて、最終的に出した答えがそれだったんだろうなと思う。 知世以外の視点の章があったのもよかった。特に、知世たちの視点からは横暴でわがままな妹でしかなかった知夏の内面を見れて、正直共感できた部分はほぼ無いが、彼女の態度の真意がわかった気がした。 作者のあとがきにもあるように、誰かと楽しく食事をすることって意外とハードルが高くて、それがきっと作中でよく食事シーンが出てくることにも繋がっているんだろうと思った。

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2022/02/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

p7 「元気がないときに口説いたりしないから。のんびりしていきなさい。」 なんて言われたら、 惚れてまうやろーーーーーー!!! 椎名さんが気になって読み進める。恋愛小説なんて久しぶり。 P132 この人は孤独や人が分かりあうことの難しさを十分に知っている。それでいて折り合いをつけて自立して生きている。 そんな素敵な笑顔の佳織さんも魅力的。 大人の恋愛って感じで、読み応えあった。ナラタージュのイメージが強かったので、こんな作品もあるんだなぁ~と読後は良かった。

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2022/01/25

繊細で静かな恋愛小説だった。 銀のフォークのように、ガラスケースで保存しておきたい作品。 30歳になっても、まるで10代のようなピュアな恋愛をすることがあるんだなって。 だけどやっぱり登場人物たちは30歳で。その歳ならではの悩みや現実も描かれていてリアルだった。 知世も、茉奈も...

繊細で静かな恋愛小説だった。 銀のフォークのように、ガラスケースで保存しておきたい作品。 30歳になっても、まるで10代のようなピュアな恋愛をすることがあるんだなって。 だけどやっぱり登場人物たちは30歳で。その歳ならではの悩みや現実も描かれていてリアルだった。 知世も、茉奈も、飯田ちゃんも、知夏も、それぞれの恋愛事情があって。 私たちはただありふれた普通の恋愛をしたいだけなのに。少女漫画のようにただまっすぐに幸せなゴールがあるような。なんでそれがこんなにも難しいんだろう。 それにしても椎名さんは、ずるい。 男らしくて優しくて、病気を持っている、年上の男。 病気を持っていなかったら、簡単に近づける距離感だったら、たぶんこんなに惹かれていなかった。知世も、私も。 最後の花言葉の一覧もよかった。 彼女らがずっと幸せでありますように。

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2022/01/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なかなかよかったです(^^) 知世と椎名さんの 穏やかなやりとり その中にじんわり潜む不安 どうなることか思いながら 共感できる表現も多く 読み進めてました 知世目線だけでなく たまに挟まれる 茉奈や飯田ちゃん、知夏の目線も とてもよかった 知夏もやな奴なだけじゃなかった笑 それをさりげなくわかってる椎名さん。 好きです!笑 島本さんの作品はあんまり読んだことがないのですが 表現が好きなところが多かったです 恋愛モノが多いのかな? 他のも読んでみようと思います(^^)

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2022/01/02

好きでした! 島本理生さんの描く、優しくてどこかはかないけれど、ちゃんと男らしい男性が毎回好きです。 短いお話が連作で続いていて、最後まで読みやすい(^^)

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2021/12/17

平凡に生きてきたアラサー女性の知世は久しぶりに出来た恋人が実はエイズに罹っているとわかり戸惑う。不安と隣り合わせのしあわせと、知世のまわりの人間関係などが美味しそうな食べ物とともに描かれるお話。 登場人物の誰にもいまひとつ共感出来ず、かといって嫌うほどの強烈な個性も感じられず。...

平凡に生きてきたアラサー女性の知世は久しぶりに出来た恋人が実はエイズに罹っているとわかり戸惑う。不安と隣り合わせのしあわせと、知世のまわりの人間関係などが美味しそうな食べ物とともに描かれるお話。 登場人物の誰にもいまひとつ共感出来ず、かといって嫌うほどの強烈な個性も感じられず。ぬるめのお風呂のようなトロンとした雰囲気のなか、いろいろ出てくる食べ物が美味しそう。

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