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星の子 の商品レビュー

3.4

302件のお客様レビュー

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    25

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  3. 3つ

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2018/02/26

私は、宗教に抵抗がある人間でした。 でも、お寺と深く関わる機会をいただけた事をきっかけに理解を深め、書物を読むようにしています。 生きていく上で、導いてくれる素敵な教えが詰まってます。 そんな前提を踏まえて、こちらの星の子は、『あやしい宗教』を信仰する家族の物語。 信仰を深め...

私は、宗教に抵抗がある人間でした。 でも、お寺と深く関わる機会をいただけた事をきっかけに理解を深め、書物を読むようにしています。 生きていく上で、導いてくれる素敵な教えが詰まってます。 そんな前提を踏まえて、こちらの星の子は、『あやしい宗教』を信仰する家族の物語。 信仰を深め、仕事を辞め、身なりを気にしなくなる両親。姉は失踪、救い出そうとする親戚。 小説に限らず、何かを信じる人はまっすぐな心を持っていて、心が綺麗。一心不乱に何かを信じる人が、もしかしたら幸せなのかって、たまにふと考えることがあります。 でも、やっぱり私は見えない神を信じることより、自分や大切な人と気持ちを交わしたり、信じていく人生が有意義だなって感じてます。

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2018/02/26

よくわからない話でした。 ちょっと途中苦しく、気色悪いところもあったような 気がします。 ただ、家族のなかの常識や事情が、他の世間からは 乖離することの自然さはちょっとわかる気がしました。 でも結局何がいいたいのか?何をうったえたいのか? やっぱりわかりません。

Posted byブクログ

2018/02/27

2018.02.26 子供の病を治すことを目的に始めた宗教が次第にのめり込んでしまった家族の話を描いた物語。 主人公のちひろは、なんとなく宗教を信仰しているけど、友達がいるから程度にしかやってない、 両親は収入がなくなるまでのめり込む 姉は家出 宗教を信じる一家の日常生活を、あり...

2018.02.26 子供の病を治すことを目的に始めた宗教が次第にのめり込んでしまった家族の話を描いた物語。 主人公のちひろは、なんとなく宗教を信仰しているけど、友達がいるから程度にしかやってない、 両親は収入がなくなるまでのめり込む 姉は家出 宗教を信じる一家の日常生活を、ありのままに書いている ひどくのめり込んだから家族が崩壊したわけでもなく、普通に生活してるなっという感じ 文章はとても読みやすかった 盛り上がりも特になく、両親が最後にちひろに伝えたかったことは何だろうか 読み込めなかった 好きな人が信じるものを信じたい、生き過ぎたこともなのかな、、

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2018/02/25
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※このレビューにはネタバレを含みます

新興宗教にはまった家族の物語。 視点は次女からのもので、新興宗教そのものが取り上げられておらず、新興宗教を信じる家族と信じない姉と自分の学生生活を淡々と語っているので、作者の主張したいことが良くわかりませんでした。 新興宗教を信じる人でも普通の感覚の人がいるのだということを伝えたいのか、ラスト付近で新興宗教の友人の彼氏の「ぼくは、僕の好きな人が信じるものを、一緒に信じたいです。・・・それがどんなものなのかまだ全然わからないけど、」という台詞が印象的でした。

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2020/05/26
  • ネタバレ

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幼少時顔の発疹が治まらず、両親がもらってきた水をつけると治まった。これをきっかけに怪しい水を提供する新興宗教にはまった両親。貧乏な生活で、周りから白い目で見られながら、ちーちゃんはそれなりに心地よく過ごしていた、という話。特に事件は起きず、自分で新興宗教にはまったわけではないちーちゃんの目線で描くことで、良くも悪くもない新興宗教にはまる人の生活をフェアな目で描いたという感じでしょうか?あまり心動かされませんでした。

Posted byブクログ

2018/02/24

 信じているものと家族と周囲の人々の関係と、それが普通に描かれているから、自分の周りのことをすべて肯定したら、こんなふうになるのかなと思った。すごく言葉にするのが難しいのだけど、この主人公の感情が理解できなさすぎて、怖くもあり、それでいいとも思え、だけど、否定したい気持ちもある。

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2018/08/26

主人公の視点に限定して書いたことがすごく功を奏していると思う。 この人の作品を読むといつも感じる胸のざわざわ感、いい意味でのモヤモヤが今回も健在。 読者に明確な答えを与えないことで、こちらはいくらでも世界を広げられる。 ただ今回の作品に関して思うことは、 「この著者、宗教とネッ...

主人公の視点に限定して書いたことがすごく功を奏していると思う。 この人の作品を読むといつも感じる胸のざわざわ感、いい意味でのモヤモヤが今回も健在。 読者に明確な答えを与えないことで、こちらはいくらでも世界を広げられる。 ただ今回の作品に関して思うことは、 「この著者、宗教とネットワークビジネスごっちゃにしてない?」 という感じ。 そして経験者だからこそ思うことだけど、毎日学校に通っていると、外の世界と自分の家庭にある大きな隔たりに対して、こんなに鈍感ではなかなかいられないよ。 身をもって色々知っている人からしたら、そういう考察の甘さが残念。

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2018/02/22

初読み作家。芥川賞候補作。 ちひろは、生後まもなく原因不明の湿疹にかかり、その治療を契機に両親が新興宗教にはまっていく。親戚の忠告にも耳を貸さない両親。そんな家に嫌気がさして家出してしまう姉。ちひろは成長するにつれ周囲とのずれに気がついていくも、自分の為に宗教にすがった両親の愛情...

初読み作家。芥川賞候補作。 ちひろは、生後まもなく原因不明の湿疹にかかり、その治療を契機に両親が新興宗教にはまっていく。親戚の忠告にも耳を貸さない両親。そんな家に嫌気がさして家出してしまう姉。ちひろは成長するにつれ周囲とのずれに気がついていくも、自分の為に宗教にすがった両親の愛情から離れることもできず・・・ 独特の雰囲気のある話で、恐怖感すら覚える箇所も。ちひろの周囲には、いい人が多いのが救いか。子供には荷が重い話ゆえ、けなげさが。

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2018/06/10
  • ネタバレ

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「自分の大切な人が信じるもの」を、わたしは信じるべきなのか。ラストシーンが美しく、切なく、思わず涙がこぼれた。同じ空を見ているはずなのに、星が見える人と、見えない人。

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2018/02/16
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1400円だして購入する内容ではなかったかも… 宗教の二世信者目線で書かれた本は最近ちらちら目にしてる。これもそこから抜け出した!という話かと思いきや、この世界で生きて行こうと前向きになる感じなのかな? 日常にこうゆうタイプの方がいらしたら、やっぱり距離をとってしまう。そんな中でも友達でいてくれる人もいる、救いはある話だった。

Posted byブクログ