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水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー

3.7

131件のお客様レビュー

  1. 5つ

    16

  2. 4つ

    57

  3. 3つ

    44

  4. 2つ

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2024/11/10

独身の身からすると結婚や子育てにマイナスのイメージを感じてしまい、読みながら鬱々としてしまった。もっともっと透明で、強い女の人に。

Posted byブクログ

2024/10/17

 結婚はゴールではなくスタート。この言葉を耳にタコができるくらい聞いたって、独身のうちはきっと、本質を理解することはできないんだろうな、とおもう。この小説を読み終えたわたしが、いまだに結婚をゴールと定めているのだから。

Posted byブクログ

2024/10/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

連作部分もある短編集。読んでいて苦しくてたまらない。心の内側を描くのが本当に上手い。 「ちらめくポーチュラカ」田舎育ちで現在は豊かな暮らしをする妻が、ブロガーとして人に認められつつも他人の目を気にしてしまう…妻の名前が出てこないところも、話とリンクしていて辛い。 「ゲンノショウコ」娘、風花の知的障害を疑う美幸。障害を持つ妹が自分を追いかけ線路で事故に遭った経験があり、上辺だけで大変だね、という人に対して我慢ならない気持ちと、実際の苦しみの間で揺れ動く。 「かそけきサンカヨウ」父が幼い子連れの女性と再婚。自分がその年齢の頃、すでに産みの母親がいなかったこともあり、早くから大人になるしかなかった主人公の事を思うときゅっと胸が締めつけられる。それなのに、あんなに大人の態度をとれる陽はステキだ。 せめて陸の前だけでも心のうちをさらけ出してほしい。 家族って自然体では成り立たない。 水をやり育てていかないと枯れてしまうもの。どんなに忙しくても時間が合わなくても、みずやりを忘れちゃいけないのね。

Posted byブクログ

2024/08/12

色んな家族の物語、人々の悩みや葛藤を描きながらもホロッとする内容だった 特にかそけきサンカヨウが好き

Posted byブクログ

2024/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

家族の形について問いを投げかけるような短編集。 なんとなく記憶に残ってるのは「ゲンノショウコ」 障害を持った妹をもつ女性が大人になって家族をもつが娘に障害があるのではないかととか不安に駆られながら生きていく物語。本人にしか分からない苦悩で、周りの人間とのすれ違いがすごく悲しい。 あとは「サボテンの咆哮」 バリキャリの妻が子供を産んで、産後うつになり、自分の意義について考える旦那を描いた作品。 これは、男女でだいぶ受け取りかだが違うと思う。 例えば、「育児を手伝う」という言葉が地雷を踏む可能性があるとか…。

Posted byブクログ

2024/06/21

自分の周りにいそうな人物たち、ありそうなリアルな描写で共感できた。 共感できるからこそ、ふわーっとしたまま終わってしまう話が多く、根本解決していないのでは?と消化不良なところもあった。

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2024/06/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

水遣りはいつも深夜だけど 家族にまつわる短編集。 サボテンの咆哮 と かそけきサンカヨウ がすごくすごくよかった。 サボテンの咆哮 自分の子育ての事や家庭の事、いろいろなことが心に浮かんで涙が流れた。 育児物の小説ってどうしても母親目線のストーリーになるが、この話は父親メインの話で、父親も母親同様に葛藤を抱えて悩み苦しむんだと知り、切なくなった。 奥さんの方も優しい人で、お互いに許し合うことができてよかった。 かそけきサンカヨウ、 これもとても良かった。 全体的にとても静かなトーンで話が進んでいくが、最後の美子さんの「陽さんのお母さんは素敵な絵を描く方なんだね」と言うセリフひとつに涙腺が崩壊した。美子さん本当に素敵な人。 心がとってもとっても広いんだと思った。 陽さんは、美子さんのようにもっともっと透明になりたい、と表現したけれど。私も透明で人に優しい強い人になりたい。 陽さん、最後、「お母さん」言えてよかった。ここでまた涙(;_;)

Posted byブクログ

2024/03/27

 読後少し心がザラつく、様々な家族の形を描いた短編集。植物には詳しくないので、各タイトルの植物にはほぼ馴染みがなく、うまく想像できず。『サボテンの咆哮』や『ちらめくポーチュラカ』は息苦しさがリアルに感じられた。特に『ゲンノショウコ』が良くも悪くも印象的。私自身障害を持つ姉がいたが...

 読後少し心がザラつく、様々な家族の形を描いた短編集。植物には詳しくないので、各タイトルの植物にはほぼ馴染みがなく、うまく想像できず。『サボテンの咆哮』や『ちらめくポーチュラカ』は息苦しさがリアルに感じられた。特に『ゲンノショウコ』が良くも悪くも印象的。私自身障害を持つ姉がいたが、主人公にまったく共感できなかったのは、身体障害と精神障害の違いのせいだけではないはず。想像で書いたのだろうという印象が拭えなかった。親の立場、兄弟姉妹の立場で感じることは人それぞれとは思うけれども。

Posted byブクログ

2024/03/25

大学入学を控えた当時の自分にとっては、トピックとして自分の未来が暗く思えるような内容が多かった。現実味があり生々しく、ストーリーとしては救いがあるとはいえ、自分の今後を重ねて、少し憂鬱な気持ちになった。

Posted byブクログ

2024/03/14

⭐️3.3 窪さんの作品は3冊目です。 ふがいない〜と夜のふくらみの2冊が なかなか官能的だったので 自分に合うかな?と思ったけど その2冊とは全然違う心温まるお話だった。 家族の形は人それぞれ。 うちの息子も障がいがあり兄弟児問題に直面してるので読んでて辛かったです。。 かそ...

⭐️3.3 窪さんの作品は3冊目です。 ふがいない〜と夜のふくらみの2冊が なかなか官能的だったので 自分に合うかな?と思ったけど その2冊とは全然違う心温まるお話だった。 家族の形は人それぞれ。 うちの息子も障がいがあり兄弟児問題に直面してるので読んでて辛かったです。。 かそけきサンカヨウ と ノーチェ・ブエナのポインセチアが 個人的に凄く好きだった!

Posted byブクログ