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水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー

3.7

148件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    67

  3. 3つ

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2026/04/21

自分と同じ名前の女性の話、自分が子供を産んだらこうなってしまうんじゃないかという心のどこかで抱いてた思いをこんなにもリアルに言語化されたので、将来が少し不安になってしまった。 けど、陸くん陽ちゃんの話であったように、大人は自分で家族を選べるんだから、選んだ相手には、マイナスの感...

自分と同じ名前の女性の話、自分が子供を産んだらこうなってしまうんじゃないかという心のどこかで抱いてた思いをこんなにもリアルに言語化されたので、将来が少し不安になってしまった。 けど、陸くん陽ちゃんの話であったように、大人は自分で家族を選べるんだから、選んだ相手には、マイナスの感情でもきちんと伝えることを大切にしたいと思った。

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2026/02/18

重松清の世界を窪美澄が描いたら、という印象の短編集。新興住宅地の子育て主婦やステップファミリーの一員になってしまった女子高生など、一見すると裕福で満たされたように見える家族のしんどさが描かれている。 毒もある。それぞれの孤独も沁みだしている。 今すぐ死にたいような悩みではないが、...

重松清の世界を窪美澄が描いたら、という印象の短編集。新興住宅地の子育て主婦やステップファミリーの一員になってしまった女子高生など、一見すると裕福で満たされたように見える家族のしんどさが描かれている。 毒もある。それぞれの孤独も沁みだしている。 今すぐ死にたいような悩みではないが、一生緩解することのない病にかかってしまったようなしんどさ。 それでも本作の登場人物たちの結末は希望を感じさせる。 セレブママとしてブログを更新しながら周囲の評価に怯える主婦。 仕事が忙しく子育てに参加できず、妻や義理の両親からうとまれる夫。 自分の娘の発達障害を疑い、自己嫌悪に陥る主婦。 出産を経て変貌した妻に違和感を覚え、若い女に傾いてしまう男。 父の再婚により突然やってきた義母に戸惑う、高一女子。

Posted byブクログ

2026/01/07

家族の物語。最初の3編は幼少期の記憶のせいで子供とうまくいかない人たち。最後の1編を除いて、小さな子供のいる家庭の話。緊張感がただならない。読んでて息苦しい。 第1話 昔イジメにあったせいで、お母さん軍団の中でうまくつきあえない私。 第2話 父とうまく幼少期を関係作れなかった...

家族の物語。最初の3編は幼少期の記憶のせいで子供とうまくいかない人たち。最後の1編を除いて、小さな子供のいる家庭の話。緊張感がただならない。読んでて息苦しい。 第1話 昔イジメにあったせいで、お母さん軍団の中でうまくつきあえない私。 第2話 父とうまく幼少期を関係作れなかった父になったおれ。妻と子供と義実家との関係がどうもうまくいかない。 第3話 妹が障害者だった。自分の子供は健常者なのに、どうしてもこの事実が受け入れられずに不安の中で過ごしてしまう。 第4話 妻と子供と味気ない三人暮らし。そこに新しい女性の影が。 第5話 小さな頃に母が出て行った。今は父が再婚して、再婚相手にも子供がいて、4人家族になって暮らしている。 第6話 心臓が生まれつき奇形だったのに、高校に入ってから診断された。手術を受け、運動制限のかかる日々。母と祖母の関係が悪くなり、家庭の中の居心地が悪くなってしまった。

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2025/12/22

言葉足らずですれ違う、本当はこう思ってるのに!と心の中で閉じ込めていても誰にも伝わらない。素直になるって言葉にするって難しい。

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2025/12/11

わたしはあんまり好きじゃなかったな。 こういう人いるよね、とは思うけど、身近じゃないというか。 共感できなかったし、サラッとしている話が多かった気がする。もう少し、精神が大人になったら感覚も変わるかな。

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2025/12/06

何故かたまに窪先生の本が読みたくなる。買って積読していた本を見つけて呼ばれた様な気がする。植物の名前は余り知らないのですがポーチュラカはよく目にしていたので知ってたしゲンノショウコは(現の証拠)直ぐ効果が出るからゲンノショウコだったなんて目からウロコです。サンカヨウは雨に濡れて透...

何故かたまに窪先生の本が読みたくなる。買って積読していた本を見つけて呼ばれた様な気がする。植物の名前は余り知らないのですがポーチュラカはよく目にしていたので知ってたしゲンノショウコは(現の証拠)直ぐ効果が出るからゲンノショウコだったなんて目からウロコです。サンカヨウは雨に濡れて透明になるなんてなんて素敵な花なんでしょうか。 「かそけきサンカヨウ」と「ノーチェ.ブエナのポインセチア」は登場人物が同じだったのでとても読み応えがあって私が一番好きな物語りでした。窪美澄と言えば女の為の女の文学だと思って居たけど男性側から描くと「サボテンの咆哮」になるんですね。男性のおれが主人公で何をやってもダメで我慢して我慢してみたいな男。結局結婚をゴールと考えるかスタートと考えるかで向き合う姿勢が違って来ると思う。あるべき家庭の姿を押し付けようとするのも無理だと思う。現実は仕事も子育ても大変。でも言えないんですよね。本音を自分の言葉で伝えて話し合える夫婦又は家族は強くなれると思う。 そして最後に対談加藤シゲアキ×窪美澄 加藤さん曰く窪さんのこの小説には人が生きていくことの生々しさが描かれていて考えさせられましたとありました。私も同感です。

Posted byブクログ

2025/10/12

子育てと家庭の在り方に悩み苦しむ親とそこに答えを見出す子どもたちの物語、かな。 1~4章は親目線、5,6章は子ども目線(同じ家庭ではない)。 とくに1~4章は子どもが親たちを救ったり結んでくれたりする話が多い。 「子どもは家族の形を選べない。大人になったら選べるのかな」(6章 陸...

子育てと家庭の在り方に悩み苦しむ親とそこに答えを見出す子どもたちの物語、かな。 1~4章は親目線、5,6章は子ども目線(同じ家庭ではない)。 とくに1~4章は子どもが親たちを救ったり結んでくれたりする話が多い。 「子どもは家族の形を選べない。大人になったら選べるのかな」(6章 陸の発言)の通り、家庭を選べない子どもたちが、家庭を作っていく側の親たちの目を覚まさせてくれていた。 親たちの苦悩は少しもドラマチックではなく、むしろ現実味しかないんだけど、不思議と子育てや家庭を作ることにネガティブな印象は抱かない。 各章が希望のある終わり方ということもあるかもしれない。 これだけ悩み苦しむことがあるだろうけど、それでもかけがえのない存在として「家庭」を作っていきたいなぁと思えるストーリーの流れだった。 巻末対談の言葉を借りると、主人公たちはパートナーや世間や子供たちに、自分の苦悩やコンプレックスを「わかってほしい」と言っている。 こう解釈すると自分勝手な主人公たちに思えるけど、人間関係の悩みって究極これに尽きるんじゃないか、とも思う。 きれいごとかもしれないけど、みんながそのことに自覚的になって、相手を理解しようと歩み寄ろうとするだけで、スルッとほどけていくわだかまりばかりじゃないかな。 情景描写と展開説明は、端的でわかりやすく軽快に読み進められる◎ それでいて短編集だから「寝る前に1章読も~」的な読みやすさは抜群。 だけど、正直登場人物たちのこれからをもっと長く追いたい!!家族や自分自身に対する感情の変化をもっと丁寧に読みたい!!という物足りなさは感じた。 とくに3章「ゲンノショウコ」。 風花ちゃんには結局障害あったのかもしれないけど、お母さんが風花ちゃんの行動を通して妹との思い出をどう受け止められるようになったかとか、良樹くんと風花ちゃんのこれからの関係性とか追いたかった… 読者に委ねられる部分が大きいのかも。 設定は現代ではあるんだけど、専業主婦や子供のお受験戦争が主流なあたり、数年前の社会に感じた。 (登場人物たちが住んでいるエリアにもよるのかもしれないけど) 発行年である平成29年(執筆時期はもう少し前のはず)から、とくに子育てにおける価値観は近年多様化してきてるし。 ただ各章が全然干渉しあっていないのは個人的に推し! (唯一つながっている5,6章は、6章が5章の後日談的に、単行本制作時に追加収録されたそう) 各章がやんわりつながってる小説も好きだけど、つながってるポイントとか共通する登場人物を探すのに意識とられちゃって感情移入難しいこともあるから。 この本は一切そんなことなく、各章の主人公の感情に触れられた気がする。 題名はどういう意図だろう。共通して植物がモチーフとなっているから、その植物たちに「水やり」をする。 水やりをすると植物は育ち、弱っていても回復するから、人間たちが「深夜」にひっそりと回復していく様子に準えてるのかな…? 実質的な「深夜」じゃなくて「人には見えない場所で」という意味の「深夜」だと思うけど。 でも「〜いつも深夜だけど」だからそのあとに続く言葉、「だけど」が表すニュアンスが難しいなー。 ▼各章の感想は長いのでこちら https://www.daily-pierce.jp/2025/10/blog-post.html

Posted byブクログ

2025/08/31

家族は何がどうあればうまくいっている、と言えるのだろうか。 当然のことながら人間が生まれて育っていく過程には教育だったり労働だったりその他いろいろなことに関わるし、その関わることのしわ寄せがすべていくのが家族という場なのだろうと思う それだけいまのこの社会では家族や家庭で担わなけ...

家族は何がどうあればうまくいっている、と言えるのだろうか。 当然のことながら人間が生まれて育っていく過程には教育だったり労働だったりその他いろいろなことに関わるし、その関わることのしわ寄せがすべていくのが家族という場なのだろうと思う それだけいまのこの社会では家族や家庭で担わなければいけない役割が大きすぎる 求められる夫像や妻像、父親像、母親像、はては子どもの理想的な姿までもが社会から無言の圧力で求められ、そこから弾かれた場合のケアは家族がすることになる それなのに労働時間は長く、各家庭の働き手は時間もきつくて余裕なんてない 家族にしわ寄せがいくとどうなるか、社会とのコンフリクトの狭間で揺れる人たちを窪美澄さんが描いた。社会への批判的な視座を保ちつつ、作中で生きている人物たちは必死で愛おしく映る。 背中を撫さすってあげたくなるような、この人の行く末を見守らずにはいられないというような人物だし、そういう物語が上手な作家だと思う

Posted byブクログ

2025/07/26

短編小説。みんな何かしら思い通りにいかなく葛藤を抱えている人のstory。どの物語も最後ほっこり(◍︎´꒳`◍︎)みんななんだかんだいろんな悩みはあるけど、懸命に生きよう❣️

Posted byブクログ

2025/07/21

6つの物語からなる短編集。 いろいろな家族のかたちが描かれている。 それぞれの物語が何となく、胸に突き刺さるというか、腑に落ちるというか… 最後の2編の陸くんと陽ちゃんのエピソードが、個人的には好きでした。

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