水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー
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不倫の話だけは、読んでいてきつかった... 他はとても面白くて 心あたたまる瞬間がたくさんあった。 様々な家族の形があるんだな。 わたしに家庭ができたら、どんな 家庭ができるんだろうか。 辛いことがもちろんあるだろうが、それを乗り越えて愛のある家庭にしたいと 思わせてくれる1冊だった。
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なぜか泣ける短編集。本書は同じ幼稚園に通う子供の家族を主人公にバトンタッチされていく短編集。それぞれの家族にそれぞれの悩み・苦しみ・葛藤があって、泣けるシーンがたくさんあった。家族小説たからこそ、現実離れした壮大なストーリーはなく、それぞれに心当たりがある読者の感情を揺さぶってく...
なぜか泣ける短編集。本書は同じ幼稚園に通う子供の家族を主人公にバトンタッチされていく短編集。それぞれの家族にそれぞれの悩み・苦しみ・葛藤があって、泣けるシーンがたくさんあった。家族小説たからこそ、現実離れした壮大なストーリーはなく、それぞれに心当たりがある読者の感情を揺さぶってくれるのだと思う。日常生活に疲れた気がする人に読んでみてほしい1冊。
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子育て真っ只中なので、共感できる部分がたくさんだった。 端から見れば幸せそうで羨ましいあの人もこの人にも、それぞれ陰があって、まさに隣の芝は青いってこういうことだなぁと感じた。 劇的なハッピーエンドじゃなくて、日常が少し良い方向に傾いたような終わり方がリアルでそこもいいなと感じた...
子育て真っ只中なので、共感できる部分がたくさんだった。 端から見れば幸せそうで羨ましいあの人もこの人にも、それぞれ陰があって、まさに隣の芝は青いってこういうことだなぁと感じた。 劇的なハッピーエンドじゃなくて、日常が少し良い方向に傾いたような終わり方がリアルでそこもいいなと感じた。
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共感した登場人物 片岡さんの妻 ずっと読んでいる間苦しかった。「あちら側」と「こちら側」の気持ちや会話が生々しく、自分の思い出したくない過去の出来事が次々浮かんでしまいました。でも、各話、少し温かい明日に続くようなラストにホッとする中、『砂のないテラリウム』だけ、不穏なラストのような気がしました。娘も、友人も、浮気相手でさえ名前がでてきたのに、妻だけ、最後まで名前が出なかった…。 片岡さんは、修復できないほど壊さなくてよかったと思っているけど、妻は、あの会話で絶望的な気持ちになったのではと思いました。 …なんて、深読みでしょうか(笑)
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そんなつもりないけど泣いちゃった。 淡々と進むけど知らないうちに自分も追い込まれる気持ちになるから上手いんだとおもう。 大人は勝手だけど、大人も子供だからね。ずっと。
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家族に関する話の短編集。 昔読んで再読。 どの話も途中まではどうなっちゃうの??ってくらい不穏なんだけど最後はほっこりできるからすごい。 おもしろかったー!
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何度読んでもゲンノショウコとサボテンの咆哮で泣いてしまう。私にも重度障がいをもった妹がいて、状況や抱いている感情は違えど、線路でねーねの手を離そうとしなかった妹、線路で亡くなった妹、胸が締め付けられる。サボテンの咆哮は、お父さんの言葉が本当に心にくる。お父さんの息子への愛情、今まさに子育て真っ最中の自分、色々なものが重なって何度見ても涙が自然に溢れてしまう。家族の難しさ温かさをしみじみ思わせてくれる大好きな一冊。読後感◎!!
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子育て中の私には共感することが多く、一気に読みました。 ノーチェ・ブナエのポインセチアの「自分が選んだわけじゃないのに、同情めいた言葉をかけられたり、行動を見せつけられるのは嫌なのだ。だったら、大人になれば、僕はそのカタチを選べるようになるんだろうか。」の台詞には、考えさせられる...
子育て中の私には共感することが多く、一気に読みました。 ノーチェ・ブナエのポインセチアの「自分が選んだわけじゃないのに、同情めいた言葉をかけられたり、行動を見せつけられるのは嫌なのだ。だったら、大人になれば、僕はそのカタチを選べるようになるんだろうか。」の台詞には、考えさせられることが多く、大人になっている自分も選ぶことができていないように思いました。
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はじめの「ちらめくポーチュラカ」のみ拝読。 生き方を変えることは難しいけれど、周りを気にしてこんな子育て嫌だなあ。ママ友っていう圧のあるワードも苦手。 自分は子どもを宿すことはできても、産み落とすことは出来ない身体だから縁がないけど、ママ友のやり取りキッッツ!! 終盤、甲斐さん家...
はじめの「ちらめくポーチュラカ」のみ拝読。 生き方を変えることは難しいけれど、周りを気にしてこんな子育て嫌だなあ。ママ友っていう圧のあるワードも苦手。 自分は子どもを宿すことはできても、産み落とすことは出来ない身体だから縁がないけど、ママ友のやり取りキッッツ!! 終盤、甲斐さん家族と有くんで過ごすシーン好きでした。展開にほっとした。 ママ友たちからは良くない噂立ってたけど、拓人くんの荒さは周りの環境が合ってなくて乱暴さに現れてたのかな。被害受けた側はたまった物じゃないけど、家だと楽しそうに過ごしてたもんね。(有くんと一緒ってのもあるけどさ)
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まだ結婚を経験したことがない自分でも、「サボテンと咆哮」の主人公の憤りに深く共感しました。 何をしても上手くいかない、行動が伴わない、伴えない、そんな行き場のない感情がとても丁寧に、情緒的に描かれていて、ひどく感銘を受けました。
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