水やりはいつも深夜だけど の商品レビュー
家族にまつわる短編集 サボテンの咆哮よかった 産後鬱になった奥さん、精一杯仕事も家のこともやってるつもりだけどどんどん奥さんとの距離が開いていく感じとかリアルで読んでてしんどくなったからいい方向に進むかんじで終わってよかった 色んな家族の形があるけど、なんかこれを読むと結婚し...
家族にまつわる短編集 サボテンの咆哮よかった 産後鬱になった奥さん、精一杯仕事も家のこともやってるつもりだけどどんどん奥さんとの距離が開いていく感じとかリアルで読んでてしんどくなったからいい方向に進むかんじで終わってよかった 色んな家族の形があるけど、なんかこれを読むと結婚したり子供産んだりするの怖くなる感じある
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“家族”のあり方について、目を背けたくなる部分だけに焦点を当てたお話。自分の家族と他人の家族とを比べることは誰しも一度はある思う。血縁関係があるからといって仲良しなわけでは無い、裕福だからといって幸せなわけでは無い。その逆も然りで、あの子の家はお金がないから不幸だろうなと勝手に心...
“家族”のあり方について、目を背けたくなる部分だけに焦点を当てたお話。自分の家族と他人の家族とを比べることは誰しも一度はある思う。血縁関係があるからといって仲良しなわけでは無い、裕福だからといって幸せなわけでは無い。その逆も然りで、あの子の家はお金がないから不幸だろうなと勝手に心配してあれこれしようとするのはありがた迷惑。 そこらへんの節度を自然と身につけられる人になりたいなと日々感じております。(まだまだ先は長い)
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どれも対話がテーマになりそう。ちゃんと話し合えばな、と端からなら何とでも言えるわけで。仕事もあって育児もあって、なかなかうまくはいかんよな。 「サボテンの咆哮」は涙。おもちゃを用意してたおじいちゃん、まだ距離がつかめない父と息子。 「ゲンノショウコ」重すぎる…。旦那さんが素晴ら...
どれも対話がテーマになりそう。ちゃんと話し合えばな、と端からなら何とでも言えるわけで。仕事もあって育児もあって、なかなかうまくはいかんよな。 「サボテンの咆哮」は涙。おもちゃを用意してたおじいちゃん、まだ距離がつかめない父と息子。 「ゲンノショウコ」重すぎる…。旦那さんが素晴らしい。言えないこともあるけど、彼なら受け止めてくれそう。 ラスト2話、沙樹ちゃん辛いなあ。
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タイトルと装丁に惹かれて手に取った。5つの短編の中にちょっとした植物の要素が入っていてタイトルとの関連性に唸らされた。閉塞感のある状況で小さな光を見つける人々のお話、だと思う。 5人の主人公それぞれに大して共感できることが多くて入りこんでしまった、、、過去のトラウマから人の目を気...
タイトルと装丁に惹かれて手に取った。5つの短編の中にちょっとした植物の要素が入っていてタイトルとの関連性に唸らされた。閉塞感のある状況で小さな光を見つける人々のお話、だと思う。 5人の主人公それぞれに大して共感できることが多くて入りこんでしまった、、、過去のトラウマから人の目を気にしすぎる主婦を描いた「ちらめくポーチュラカ」の主人公の自分の人生への当事者意識の薄さ、妻が自分への関心を抱かなくなるのを寂しく感じる「サボテンの咆哮」の主人公の居心地の悪さとか…感情表現が生々しい。 全部、同じ街での話なのかな。この物語の中では一人称視点が語られることのなかった人たちも同じような葛藤や違和感を抱えながら生きているんだろうなと思わされるような立体感があったな。
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最近、立て続けに読んだ窪美澄さんの作品と、娘の部屋にあった変わったタイトルの本が同じ作者であることに気づき、娘の本棚から拝借。彼女とは読書の好みにズレがあるのであまりお互いに貸し借りはしない。 これはなんであったのだろう?感想は聞かずに借りた。 妙齢の?女性の心理描写がやっぱり...
最近、立て続けに読んだ窪美澄さんの作品と、娘の部屋にあった変わったタイトルの本が同じ作者であることに気づき、娘の本棚から拝借。彼女とは読書の好みにズレがあるのであまりお互いに貸し借りはしない。 これはなんであったのだろう?感想は聞かずに借りた。 妙齢の?女性の心理描写がやっぱり上手。そうそう、この気持ち!と感嘆の声をあげたくなる。同時に、こんなふうに思っていたのは私だけじゃない、という安心感も湧き出る。感情移入がしやすくてすらすら読める。 でも以前に読んだ2作『ふがいない僕は空を見た』『あめのなまえ』から見るとこれはなんというか、とても「キレイ」。(前のがキタナイ、わけではないけど) これを先に読んでいたらあとの2作に手は伸びなかったかもしれない。
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人の柔らかい部分に触れられたくない部分に冷たく突き刺さる短編小説。 それでも向き合わないと乗り越えられないのかな。 逃げてしまったら刺さったままになってしまうのか。 現実ではどちらを選べば良いのか難しい。 作者さん、初読みでした。 こんなヒリヒリするお話に希望も繋いでくれるお話、...
人の柔らかい部分に触れられたくない部分に冷たく突き刺さる短編小説。 それでも向き合わないと乗り越えられないのかな。 逃げてしまったら刺さったままになってしまうのか。 現実ではどちらを選べば良いのか難しい。 作者さん、初読みでした。 こんなヒリヒリするお話に希望も繋いでくれるお話、大好きになりました。
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いい意味で生々しいほどリアル。 日常生活に驚くような奇跡は起こらない。180度の変化じゃなくて、ゆっくりゆっくりでも確実に日が差す方へ。どの話もそんな締めくくり方で、無理がなくて、とても現実的だった。 特にゲンノショウコのお話は、胸に刺さるものがあって、短編小説なのに、、って思...
いい意味で生々しいほどリアル。 日常生活に驚くような奇跡は起こらない。180度の変化じゃなくて、ゆっくりゆっくりでも確実に日が差す方へ。どの話もそんな締めくくり方で、無理がなくて、とても現実的だった。 特にゲンノショウコのお話は、胸に刺さるものがあって、短編小説なのに、、って思うほど号泣してしまった。主人公の夫も、もちろん完璧じゃないけど、愛を感じる。障害を受け入れるのは、綺麗事じゃない。一緒に暮らす家族にしか分からないことがあると思う。でも、『両親は両親の、祖母は祖母の、私は私の方法で妹を愛していた。』。愛していたんだよね。 サンカヨウの主人公の陽もとても愛おしくて。そしたら、最後の話に繋がっていたので、めちゃくちゃ嬉しかった。陸くん、なんていい子なの。 そして陸くんが語る、それぞれの家族のそれぞれの形。誰が間違っているわけでもなく、正しいわけでもなく。唯一無二のそれぞれの形を試行錯誤しながら模索していくしかないんだよね。 『母さんを幸せにしてよ。それは父さんの役割だろ。』って。、、、(泣) とにかく、おすすめ。読んで、お願い!
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
描写がリアルでとても読みやすかった。結婚、出産、親の再婚などさまざまな“家族”が描かれた短編集。どの短編も最後はあたたかい気持ちになってる終われるのが良かった。 「砂のないテラリウム」の 開けっぱなしの窓から風がふわりと舞う中、寝室で寝てしまった妻と娘にブランケットをかけて、夫が今日の夕食は何を作ろうか。と考えるところが素敵だった。少し踏み外してしまいそうになったけど、やり直せば大丈夫。夫の「修復できできないほど、壊さなくてよかった」がすごく印象的。
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『どうしてましな嘘をつけないのマイク・ワゾウスキ』 『好かれたいという気持ちと、自分は自分、誰に何を言われても気にする必要なんてない、という気持ちの間で私はまだぐらぐら揺れている』
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悲しいけど、苦しいけど「the 現実」を描いていておもしろい。ワクワクしながら生きていたい。枠に囚われたくない!
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