虚ろな十字架 の商品レビュー
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最近東野圭吾さんにどハマりしてる私、ついにこちらを読破。 本当に読みやすい、東野圭吾さん。 『死刑判決』という重たいテーマでも最後までスラスラと読めました。 最初は中原サイドで中原道正に感情移入していたけれど、最後の方になるにつれ、、、、 面白かったです。東野圭吾さんの作品読みまくります
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生と死と罪と罰と…様々な登場人物がそれらに翻弄される、東野圭吾氏らしい圧巻の作品でした。 読み進めるうちに『虚ろな十字架』というタイトルに込められた想いが出てきて、現在の刑罰や死刑制度について深く考えさせられました。
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殺人、死刑、贖罪ととにかく重いテーマを主としている作品。 今まで読んだ作品の中で最も立場によって思うことが異なってくるものなんだと改めて考えさせられた作品だった。 どの主要登場人物の立場にたってもそう考えるのが当然と思うものもあれば、そんな考えにまで至らないとも思えた。 題材...
殺人、死刑、贖罪ととにかく重いテーマを主としている作品。 今まで読んだ作品の中で最も立場によって思うことが異なってくるものなんだと改めて考えさせられた作品だった。 どの主要登場人物の立場にたってもそう考えるのが当然と思うものもあれば、そんな考えにまで至らないとも思えた。 題材が題材なだけに読み終わっても清々しい気分とはならず、むしろドンヨリとした気分になる。 なので、ハッピーエンドや純粋な謎解きミステリー、心温まる話が好きという人にはオススメできるものではない(私もそういった話の方が好きですが)。 しかし、それでも読み終わった後に何か残るものがあるという意味でとても良い作品だったと思う。
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どんな理由があれど、どんな生い立ちであれど 人の人生を壊すようなことをした者が許されていいはずがない のうのうと生きていいはずがない 犯人たち、嬰児殺人を隠蔽した人間たち、他人の子を夫と育てる女(結婚詐欺師に騙されたせい)、その父(クズ) 自己中で愚かな人間の集まり 主人公の...
どんな理由があれど、どんな生い立ちであれど 人の人生を壊すようなことをした者が許されていいはずがない のうのうと生きていいはずがない 犯人たち、嬰児殺人を隠蔽した人間たち、他人の子を夫と育てる女(結婚詐欺師に騙されたせい)、その父(クズ) 自己中で愚かな人間の集まり 主人公の元妻である被害者の女性がただただ哀れ。 娘が奪われ、必死に生きていた自分さえも奪われ 死刑しかない 拷問も加えれば犯罪が減るのでは?被害者に感情移入してしまい、読んでいて心がすり減るしイライラした 漫画や映画だと報復があるのに 裁判費用も時間も無駄、 日本は加害者に甘すぎる。 人の心を傷つけることそれ自体が罰せられてもいいくらいなのに。 読後もむしゃくしゃする(怒)
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誰も救われない…ほんそれ… ただのミステリーで終わらないのがすごい。 日本の死刑制度について、この在り方でいいのかと、 あなたはどう考えるのかと聞いてくる。 きっと身近に経験するか、この小説を読まなければ わたしは考えることすらしなかっただろう。。
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テーマが重すぎる 『虚な十字架』のタイトルの意味が分かってからが本番だった。。 個人的には面白かったけど他の人におすすめするにはあまりにも重い。 結局犯罪の償いについて答えが見つけられなくもどかしい。
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怖すぎるけど有り得るストーリー 中学生カップルが妊娠し、誰にもバレる事なく出産、殺害、樹海に埋める 親にもバレず妊娠を継続したあたりは現実感がないと思うが、、 その後男子は医師になるが当時のことに対する贖罪の念のため、小児科医になり、樹海にお墓参りに行った際に自殺しに来たと見られる妊婦を助け、結婚までする 一方女子は心を病み体を売り、窃盗がやめられない精神疾患になる その後再び2人を会わせる出来事が起き。。 こんな感じのあらすじ 超ヘビーな内容です。
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めちゃくちゃ重い。加えて複雑な事柄がテーマとなっており、後半は読み進めるのが辛かったです。 あらためて正直に生きることの大切さを感じました。
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面白くて一気読みしてしまいました。 めちゃめちゃ深くて考えさせられたし ところどころうるうるしちゃいました( ;ᵕ; ) もうちょっと続いて欲しかったけど 答えが出ないテーマについて 答えをこちら側に委ねられた作品です。 とても深くて重くてとても面白かったです。
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娘が殺された親、赤ちゃんを殺した両親、かつて赤ちゃんを殺した夫の義家族、色々な視点で殺人・刑罰について考えさせられる物語。 罪の償い方に正解はないため、花恵と作造のいう通り、史也の生き方は十分に罪を償ってるように感じてしまった。 そして、沙織のように自分の犯した罪に縛られる人間は、刑罰を全うしたら罪に縛られず精神疾患が治るのか、そもそも罪の意識がなくなることはいいことなのかと、この小説をきっかけに刑罰のあり方を考えさせられた。 蜷川が上告しなかった経緯は、死刑制度反対意見の根拠として、納得感があった。 題材は重めだが、読みやすい作品。
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