虚ろな十字架 の商品レビュー
我が子が殺された... その内容から同作者のさまよう刃を想像したが全くの別物 子供が終始焦点に当てられた作品 元妻の殺人事件を主人公が探っていく中で元妻の探っていたこと、周りの人間の過去に触れていく 事件の真相もそうだが「死刑」というものの存在意義に関しても触れている社会派な...
我が子が殺された... その内容から同作者のさまよう刃を想像したが全くの別物 子供が終始焦点に当てられた作品 元妻の殺人事件を主人公が探っていく中で元妻の探っていたこと、周りの人間の過去に触れていく 事件の真相もそうだが「死刑」というものの存在意義に関しても触れている社会派な側面も強い 終始重い内容が続いていくが読みやすく考えさせられる作品で個人的にはおすすめ
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読みやすい文章、先が気になる展開、登場人物がだんだん繋がる感じなど、東野圭吾っぽい一冊だと感じた。それなりに面白かったが、妊娠中に読むものじゃなかった、、、読み返すほどではない。
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ミステリーでも結末がホッとする物が良いですが、この話は最後まですっきりせず少し残念でした。子供が殺されるって出だしからちょっと…。
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200ページ以降から気になって、その日に読んでしまいました。 人間関係がどう繋がって行くのか想像しても、中々繋がらなかったので、もどかしさと、諦めと、読んだ方が早いなぁと思いながら、読んでしまいました。 時間があれば、自分で謎解きしたかった。
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ただただ圧巻。 史也の狂った誠実さの元来に納得した。 終始一貫して重い話だったので、読後感は頭をぶたれたようだった。人間の命の価値と倫理観について改めて考えさせられる。 東野圭吾の作品は2冊目だが、読んでいるとやはりこの人の世界に飛んでいくような感覚に駆られる。 人間観察に抜け...
ただただ圧巻。 史也の狂った誠実さの元来に納得した。 終始一貫して重い話だったので、読後感は頭をぶたれたようだった。人間の命の価値と倫理観について改めて考えさせられる。 東野圭吾の作品は2冊目だが、読んでいるとやはりこの人の世界に飛んでいくような感覚に駆られる。 人間観察に抜け目がないなと感じた。言葉使いも作品の世界にあったものを選ぶことの出来るセンスが飛び抜けている。
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暴かれた真相がとても悲しくて後半は特に辛かった。全編通して、罪とは、刑罰とは、死刑とは、みたいなテーマ。刑期が長いから、死刑だから、イコール反省してる更生したとは言えないって話は、そうだよなと思う。そしてこれは日常でもそうでは。嫌なことされて謝られたり罰が下っても、そこに本当の反...
暴かれた真相がとても悲しくて後半は特に辛かった。全編通して、罪とは、刑罰とは、死刑とは、みたいなテーマ。刑期が長いから、死刑だから、イコール反省してる更生したとは言えないって話は、そうだよなと思う。そしてこれは日常でもそうでは。嫌なことされて謝られたり罰が下っても、そこに本当の反省や後悔が見えなければ気は晴れないし意味を持たないよね。いじめっ子が大人になると過去自分がやったいじめを覚えてない、みたいな。 罪の意識を持たせるのも難しいし、持つ必要がない人こそ永遠に持ち続けてしまったりもする。この差はなんなんだろう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
犯罪者がいかにして自分の罪を償っていくかの話し。 仁科史也のように、自分の罪を償うために人生を過ごしていく人もいるし、蛭川のように再び犯罪を犯す者もいるだろう。 犯罪者が更生するのかしないのかを裁判で判断するのは難しいことだと思うし完璧に裁くのは不可能であろう。
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おもしろかった〜けど、 テーマが重い。。。 ストーリーの裏側には悲しい理由も隠されていてどしんと心にくる。 人を殺した罪を償うのに正解はないのかもしれない。と考えさせられた。
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途中からどんどん繋がってきて 気になって一気読みしてしまった でもテーマがつらくて 今の自分には信じられへん結末で不快やった 小説としては読みやすかった
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