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いつか別れる。でもそれは今日ではない の商品レビュー

3.7

144件のお客様レビュー

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2024/08/24

大学生のときに読んだ。 とても未熟だったあのときはあまり内容が理解できなくて、ほとんど覚えていない。実家にあるはずだから大人になった今、もう一度読んでみたいかも。

Posted byブクログ

2024/06/30

心にささる数々の名言がそろっていた。著者の考え方に共感を抱くこともあったり考え方がとても素敵だと感じた。 この本に20代で出逢うことが出来て良かったと思う。人生に迷ったときには、この本にあった言葉を思い出し過ごしていきたい。

Posted byブクログ

2024/09/16

 筆者の着眼点とそれを巧く言葉に当てはめる言語化が素晴らしい。  私は近所をよく散歩する。それは自分の内側に雑然と散らばる考えを整理するためだ。だから散歩とはいえ常に上の空で歩いている。幾度か人とぶつかりそうになり車に轢かれそうになったりした。  そんな中でも、ふと思考を強制停止...

 筆者の着眼点とそれを巧く言葉に当てはめる言語化が素晴らしい。  私は近所をよく散歩する。それは自分の内側に雑然と散らばる考えを整理するためだ。だから散歩とはいえ常に上の空で歩いている。幾度か人とぶつかりそうになり車に轢かれそうになったりした。  そんな中でも、ふと思考を強制停止する光景に出会ったりする。考え事をしている最中、外界へふと意識を向けると、いつの間にか高台を歩いていて自分の街が一望できる。橙色に輝き夕日に燃える街並みを見ていると、自分がひどく矮小に感じられ同時に今の悩みが瑣末なものへと浄化される。  本書では時にこちらをハッとさせる指摘を交えてくる。そしてそれは筆者が狙って言っているようには思えない。自分がこれまでに気づかなかった、いや気付けなかったことを、さらりと言ってのけるその観察眼と言語能力には頭を下げずにはいられない。  例えば、「大抵の悩みは街角で配られたティッシュと同じ」という言葉。悩みは、いわば世間から押し付けられた無用の長物というわけだ。確かに、自分がしたいように生きることができれば悩みは生じ得ない。自分と世間との間にギャップが生じるからこそ悩みは生まれるという寸法だ。もちろん私たちは世間の一部なのだから外界と折り合いをつけねばならないこともあろう。その場合に生まれた悩みは避けることはできず直ちに対処する必要がある。  しかし殊更に悩まないでもいいこともあろう。多様性の時代だからこそ自分軸を貫けば良い。ティッシュは欲しければ貰い、不要なら要らないと突き返せばいいのだ。何でもかんでも受け取る必要はないだろう。深刻な花粉症の人でさえそんなにティッシュは要らないし、貰わない。  本書にはこのような言葉が散りばめられている。そうした言葉は世界を見るための新しいレンズだ。今までとは違った景色を見せてくれるメガネなのだ。  筆者の比喩は独特で正直わかりづらい箇所もある。だがそれはそれでいい。書き手にしかわからない比喩を理解できた時にこそ、また新たな世界が開かれるというものだ。  そしてそれは今日ではない。

Posted byブクログ

2024/05/19

きっと自分の状况によって受け止め方は変わるんだろうけど、今の自分の恋愛と重ねて考えるといろんな言葉がしんどかった。重すぎて一気には読めなかった。全部が全部作者の考えを受け止める必要は無いけど、私が恋人のことを愛しているか、恋人とどうなりたいか、恋人どう向き合うかを逃げずに考えなけ...

きっと自分の状况によって受け止め方は変わるんだろうけど、今の自分の恋愛と重ねて考えるといろんな言葉がしんどかった。重すぎて一気には読めなかった。全部が全部作者の考えを受け止める必要は無いけど、私が恋人のことを愛しているか、恋人とどうなりたいか、恋人どう向き合うかを逃げずに考えなければならないと感じた。恋人と付き合い続ける上で常に思い返したい。

Posted byブクログ

2024/04/29

結婚や恋愛にとらわれがちであるがこの本を読んで数々の言葉がとても心に刺さった。 また自分の過去を振り返ると納得できるなと思わせられることも多くあった。 自分に自信がないのがコンプレックスであるが、自信とは根拠や実質的有無も問われていない存在であるため難しいということを学んだ。 ...

結婚や恋愛にとらわれがちであるがこの本を読んで数々の言葉がとても心に刺さった。 また自分の過去を振り返ると納得できるなと思わせられることも多くあった。 自分に自信がないのがコンプレックスであるが、自信とは根拠や実質的有無も問われていない存在であるため難しいということを学んだ。 負のスパイラルから抜け出すためには行動するしかないということを知り、これからの生活において目標を持ち行動していくことを心がけていきたいと思った。

Posted byブクログ

2024/04/28

Fさんの考え方がすごく好き 恋愛で困った時とかはこの本を辞書のようにして心を落ち着かせるくらいすごくお世話になっている本でもあって、お気に入り

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2024/04/13

”どうしてそれを好きになったのか聞かれて、わかりませんと答えるのが唯一の真実” ”別れるタイミングと噛んだガムを捨てるタイミングは同じらしい” ”頭がいい人は色気がある。ただいつもの場所を一緒に散歩しているだけで、街が見違えて見えてくる人。それはその人の教養のおかげだ。色気は...

”どうしてそれを好きになったのか聞かれて、わかりませんと答えるのが唯一の真実” ”別れるタイミングと噛んだガムを捨てるタイミングは同じらしい” ”頭がいい人は色気がある。ただいつもの場所を一緒に散歩しているだけで、街が見違えて見えてくる人。それはその人の教養のおかげだ。色気はエロと違い、脱ぐことでも事でも着る事でもない。” ”学校に行きたくなかったら無理して行かなくていい。でも何かに熱くなれ。人恋しさも忘れるな、という担任の言葉” ”大人の唯一の義務は、ご機嫌に暮らす事” ”雨が降った後の匂いは、植物中の鉄分と微生物が混ざりあったものらしい。好きなものや人からは、今しばらく幸福な香りがする。そして、木星には地面がなく人が着地しようとしたら最後、火傷して死ぬらしい。” ”忙しくても、好きな人にはどんな都合をつけても人は会う。仕事がそれ以上に重要なことなんて、まずない。そして会わない間、相手の不在をどれだけ存在として愛せるか” ”被害者として振る舞うのは、とても楽である” ”お互い未知な存在のまま、やっぱりあなたは変わっていて面白いと思える。そうしていつまでも大事に気遣える存在。長い付き合いをするには、得体の知れない者同士でいることと、気遣いをやめない者同士でいること” ”生きていて欲しいと祈る以上の愛なんて持てない” ”かっこいいから好きになった。でも、、かっこ良くないところも愛さないと、それは憧れの域を出ていない。全てを好きになれなくても、愛おしく思えたらそれは紛れもなく愛なのだと思う” ”全ての話を、今ふと思い出したんだけど、と前置きをする。本当はどれ一つとして片時も忘れたことはないことは、秘密にして” * 人生に迷ってどうしていいかわからなくなったら、好きなものと嫌いなものを書き出したい。その両方の総体が、何かを作らざるを得ないそうだ。 筆者が「春は怖い」と言った上で、嫌いだと言って見せた季節にはかつて好きだった思い出があるに違いない、と加えているのを読んで一瞬で信用できると思った。笑 この本を20代の頃に読みたかった。 でもきっと、今の年齢で読むことに意味があったんだと思う。 今の私の心に刺さりまくり、本が付箋でハリセンボンみたいになったから。笑

Posted byブクログ

2024/03/28

やっぱりFさんの考え方は凄く好きで、 読んでいるとFさんに実際に会ってみたくなる。 会って、話を聞いて、打ちのめされたい、 自分の強くなりきれない強がりを。 弱くなりきれない脆弱さを。 こんなふうにひねくれながら、 真摯に人を街を夜を愛してみたい。

Posted byブクログ

2024/04/27

真の人たらしに惚れていた時期に本書を読んだ。 それはそれはとてつもなく刺さった。 刺さりすぎて浴槽にぼちゃんと落としたくなった程だ。 突き放したかと思えば、驚くほど見事に余白を残すくらい大きなシルクのように滑らかな肌触りの、いい匂いだしあたたかさすら感じる何かで包み込んでくる。 ...

真の人たらしに惚れていた時期に本書を読んだ。 それはそれはとてつもなく刺さった。 刺さりすぎて浴槽にぼちゃんと落としたくなった程だ。 突き放したかと思えば、驚くほど見事に余白を残すくらい大きなシルクのように滑らかな肌触りの、いい匂いだしあたたかさすら感じる何かで包み込んでくる。 この人自身が人たらしなのか 人たらしにやり込められたくちなのか 男なのか 女なのか 蜃気楼のようなひとが書いている本だなあと思った。 軸がぶれないのでとても読みやすかった。 そこかしこに名文があったけど すぐ感想を書かなかったので忘れてしまった。 忘れたということは、また読めるということ。 スクショしてたページがあった よほど刺さったのだと思うので引用しておく ――――好きだと言えないから、会いたいと言うだろうし、会いたいと言えないから、飲みたいと言うのかもしれない。飲みたいとすら言えなければ、もうどうでもいい話しかできないだろう。どうでもいい話はどうでもいい話で、純正の告白だと思う。――――

Posted byブクログ

2024/03/15

やっぱりFさんの作品は読みやすい。 題名にもある、「いつか別れる。でもそれは今日ではない」 この言葉が1番自分の中で響いた。 恋愛は 常に相手のことを好きな状態 というわけではなくて、お互いに片想いがあるだけ。だからといって悲観的になる必要はなくて、「いつか別れる。(死別を含む)...

やっぱりFさんの作品は読みやすい。 題名にもある、「いつか別れる。でもそれは今日ではない」 この言葉が1番自分の中で響いた。 恋愛は 常に相手のことを好きな状態 というわけではなくて、お互いに片想いがあるだけ。だからといって悲観的になる必要はなくて、「いつか別れる。(死別を含む)でもそれは今日ではない」と思いながら恋人との日々を歩んでいくのだ。なぜかこれを読んで、気持ちがスッキリした。

Posted byブクログ