ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー
図書館。ブクログのリコメンドに出てきたから読んでみた。ゆるふわ〜なカフェ話かなと思って読み始めたら、案外いいミステリ要素もあった。ドラマや本でもごはんものが好きな私にとっても、いい感じだった。甘いものはそれほど好きではないけれど。 坂木司の「和菓子のアン」シリーズに似ている運び方...
図書館。ブクログのリコメンドに出てきたから読んでみた。ゆるふわ〜なカフェ話かなと思って読み始めたら、案外いいミステリ要素もあった。ドラマや本でもごはんものが好きな私にとっても、いい感じだった。甘いものはそれほど好きではないけれど。 坂木司の「和菓子のアン」シリーズに似ている運び方。アンの方が感覚が若いかな?
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旅に出られるカフェがコンセント 毎月一日から八日までが休みのカフェ・ルーズ 営業は九日から月末まで。 その間は旅に出る、そして買ってきたものや見つけた美味しいものをカフェで出す 世界各地のドリンクやケーキがどれも美味しそうで、 読んでいてワクワクする。 カフェメニューの意外な組み合わせで、 「先入観」や「思い込み」に気付く。 円の柔らかい雰囲気でも芯がある人柄に、 憧れを持った。
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ドラマ『シェフは名探偵』を観て、近藤史恵さんの作品読みたいなぁ…と思って手に取った作品。短編集で一つ一つの話の長さが私にとってはちょうどよかったのと、瑛子と私が同年代で共感することも多くて、サクサク読めたし面白かった。私もこういうカフェと出会いたい。
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近藤さんと食べ物なので、ビストロ・パ・マルと似た雰囲気です。今回は女性のお店。 いろんな発見ができる、自分が常識だと思っていたことなんてたいしたことではない。そういうコンセプトのカフェはおもしろいし、作品全体のメッセージとしてもいいなあと思うのですが、食べ物が無理矢理登場している感があります。 円の恋人についてもとってつけたような感じ。 30代後半、これでいいのかなと悩む主人公の心情はよく分かります。
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面白かった。 主人公の奈良瑛子の不安さ、何にもない感じが、ああ自分だ。と思った。 まあ、自分の場合、マンションという自分のための場所もないけど(笑) それと、一度口に出したことは取り消せない。という点も一緒。 自分も思い出すと恥ずかしくなってしまうことを言ったことがあり、それ...
面白かった。 主人公の奈良瑛子の不安さ、何にもない感じが、ああ自分だ。と思った。 まあ、自分の場合、マンションという自分のための場所もないけど(笑) それと、一度口に出したことは取り消せない。という点も一緒。 自分も思い出すと恥ずかしくなってしまうことを言ったことがあり、それがずっと頭に残っている。 そんな風に主人公に完全感情移入をして読んだせいか?とてもリズミカルに読めた。 こんなカフェが近くにあったら良いなー。。 ロシア風チーズケーキ食べたい。。 ああ、でも、このカフェを自分の居場所にするには、過去の自分との闘いも必要なのよね。 自分にそれができるか?って言ったら、ものすごいギクシャクしてしまい、居場所にはできないかも(笑) タイトルを見て想像をした内容とはかなり異なっていましたが、良い本だだだなーと思う。 最後の最後の告白にはびっくりしたけれど、「自分の当たり前は当たり前じゃない」ってことよね。 円さんにも、遥さんにも、瑛子さんにも幸せになって欲しい! って、そもそも幸せの概念こそ、自分の当たり前は当たり前じゃないよなー。 (と、かなり抽象的な感想。。。)
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おいしいものが出てくるミステリシリーズ。ロシアの”ドイツ風チーズケーキ”食べてみたい。食事の場は人の営みがある。
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「うち、そういうコンセプトのカフェなんです。旅に出られるカフェ。私もしょっちゅう旅に出て休みにするし、その代わりお客さんもここで旅を感じる」 ときどき旅に出るカフェというタイトルに惹かれて手に取った本。近藤史恵さんの本を読むのは初めてだったけど、美味しそうな料理に軽いミステリーが...
「うち、そういうコンセプトのカフェなんです。旅に出られるカフェ。私もしょっちゅう旅に出て休みにするし、その代わりお客さんもここで旅を感じる」 ときどき旅に出るカフェというタイトルに惹かれて手に取った本。近藤史恵さんの本を読むのは初めてだったけど、美味しそうな料理に軽いミステリーが合わさって、とても良い雰囲気の小説だった。短編になっているからとても読みやすかったし、続編でたら、また読みたいなぁ…。
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最近行けてないけど、とても旅に出たい気持ちになる本。 世界って広い。当たり前に囚われちゃいけない。 面白かった!
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美味しい食べ物が出てくる短編集。だけど、美味しいだけじゃない、甘いだけじゃない。ちょっとスパイスとミステリーの効いたお話だった。アルムドゥドラー、飲みたい!
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美味しそうで軽くて明るいミステリーです♪ 37歳 独身 極く平凡な一人住まいの奈良瑛子は取り立ててお金持ちでも美人でもモテるでもない社員生活を送っている。6年前に 今では名前さえ思い出せない後輩の退社相談に言下に彼女のカフェ希望を否定した時の彼女の悲しげな表情を時折思い出すことが...
美味しそうで軽くて明るいミステリーです♪ 37歳 独身 極く平凡な一人住まいの奈良瑛子は取り立ててお金持ちでも美人でもモテるでもない社員生活を送っている。6年前に 今では名前さえ思い出せない後輩の退社相談に言下に彼女のカフェ希望を否定した時の彼女の悲しげな表情を時折思い出すことがある。 ある日ふと立ち寄った小さなカフェ、そこは あの彼女が数年前に開業したという一人で切り盛りする店だった。 毎月初めの8日間は休みで、その間に国内外を旅して出逢った気に入りメニューを自分の店で作って出している。気まぐれに寄った店はまるで自分まで旅に出た気持ちにさせてくれるので、いつしか瑛子の心の拠り所となる。描かれているメニューは様々な国のスイーツを初め如何にも珍しく美味しそうだけど、それに纏わる10編の話もとても興味深い連なりです。そうして少しミステリアスな後輩さんに関するミステリーは最終話で遂に明らかになるけれど、なーるほど そう来ますか!! ごちそうさまでした。
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