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ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー

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214件のお客様レビュー

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    40

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2022/04/17

こういうカフェが近所にあったら、楽しいだろうな。旅はしばらくしていない。カフェに行って、あちこちのお菓子などをいただいてその国に思いをはせて、世界が広がる思いとなっていいだろうなと思う。 トルコやアラブで好まれているめちゃくちゃ甘いお菓子に驚きながら、 「でも、同時に世界ってす...

こういうカフェが近所にあったら、楽しいだろうな。旅はしばらくしていない。カフェに行って、あちこちのお菓子などをいただいてその国に思いをはせて、世界が広がる思いとなっていいだろうなと思う。 トルコやアラブで好まれているめちゃくちゃ甘いお菓子に驚きながら、 「でも、同時に世界ってすごく広いと思ったんです。自分が囚われてるものなんて、小さなもので、その枠から出てしまえば、常識だと言われているものが、常識でも何でもないってことに気付きました。」と。 視点を変えれば、悩みも悩みでなくなるように思い、気持ちが軽くなった。

Posted byブクログ

2022/03/09

美味しいものが出てくる小説大好き。 世界各国の料理に興味がわくのと同時にいろんな人間模様が描かれて何気にすかっとしました。 ラストがいろんな意味で壮大でした!

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2022/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

まず表紙がかわいい。 けど、近藤史恵さん作品初読、ミステリーを書かれるとのことだったので、ほっこりタイトルとかわいいこの表紙から裏切られる可能性もあると思いつつ読み始め。(いちごと見せかけ…まさか?!とか思いながら読んでた) その心配を裏切ることなく、ずーっとワクワクしてました。 聞いたこともない料理名、月がわりのカレー。 びっくりするような味だったり、日本では考えられない組み合わせだったり。そんなメニューからふと導かれる答え。 自分と違う考えや立場の人に対しても優しくありたいと思わせてくれる本だった。 なかなか気づけないから。自分のことしか見えてないから。 コロナ窩の今だからこそ、旅に出たような気持ちになれるこのお話は響いたし、早くこんな世の中が落ち着いて、カフェに行ったりしたーい!と強く思った。 主人公にとってのカフェ・ルーズのような、こういう場所って、必要だと思う。 以前はよく、カフェじゃなくても、店員さんと話がしたくて色んなお店に行ってたなぁと思いだす。雑貨屋さんのお姉さん、服屋さんのお兄さん。話をしてたなぁ。あのときはすごく楽しかったなぁと何故かノスタルジックにもなった。 再読したい!

Posted byブクログ

2021/11/14

OLとして働く瑛子はかつての後輩が近所に開いているカフェを偶然みつける。 そこは世界を旅して見つけてきた色んなメニューを再現したり取り寄せたりして楽しめる"旅に出られるカフェ"だった。 これもまた、村田沙耶香さんとは違う意味で価値観を揺さぶられた。 世界の料...

OLとして働く瑛子はかつての後輩が近所に開いているカフェを偶然みつける。 そこは世界を旅して見つけてきた色んなメニューを再現したり取り寄せたりして楽しめる"旅に出られるカフェ"だった。 これもまた、村田沙耶香さんとは違う意味で価値観を揺さぶられた。 世界の料理にはびっくりするものかたくさんある。 食材にしろ調理法にしろ組み合わせにしろ、知らない世界がこんなにあるのかと、コロナ禍で旅行好きの友人が世界の料理を試してるのを真似したときに心から思った。 その楽しさと、日常の小さなミステリーや幸せを拾った本書は楽しい小旅行のような読書体験をくれた。

Posted byブクログ

2021/11/07

瑛子視点で元同僚の円が切り盛りするカフェが舞台。 旅を感じることができるカフェというコンセプトって素敵。 10章ごとの短編に人間模様と美味しそうな料理が彩りよく絡み合い、登場人物の琴線に触れるようなタイミングで提供される。料理の名前がなじみのないものばかりなので何度かつぶやいてみ...

瑛子視点で元同僚の円が切り盛りするカフェが舞台。 旅を感じることができるカフェというコンセプトって素敵。 10章ごとの短編に人間模様と美味しそうな料理が彩りよく絡み合い、登場人物の琴線に触れるようなタイミングで提供される。料理の名前がなじみのないものばかりなので何度かつぶやいてみたり検索したりもする。 国ごとの味付けの違いに自分の常識や感覚の狭さを感じることもできて、旅の良さを実感。 苺のスープ、ツップフクーヘン、カフェ・グルマンが特に食べてみたい。 こんな素敵なカフェが近所にあったらいいのになと思う。 20代の頃に老後はあんまり流行らない喫茶店を開いて、常連さんとおしゃべりしながらまったりした時間を過ごせたらいいなという願望があったことを思い出しました。

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2021/10/10

各ストーリー毎に出てくるお菓子が美味しそうで読み終わる度にネットで検索してしまいました。主人公と店主とカフェに来るお客さんを巡るストーリーが一話完結で続いていき、読みやすかったです。 私も家の近所に行きつけのカフェが欲しくなってしまいました。

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2021/09/25

好きなお話でした。 異国の料理や飲物を毎月メニューに取り入れるカフェのお話。毎回ほっこり終わるのかと思いきや、ミステリー要素が含まれていたり、ちょっとほろ苦いストーリーも盛り込まれていたりしていい意味で期待を裏切られた。 毎回行くとわくわくするような、居心地のいい素敵なカフェが...

好きなお話でした。 異国の料理や飲物を毎月メニューに取り入れるカフェのお話。毎回ほっこり終わるのかと思いきや、ミステリー要素が含まれていたり、ちょっとほろ苦いストーリーも盛り込まれていたりしていい意味で期待を裏切られた。 毎回行くとわくわくするような、居心地のいい素敵なカフェがあるっていいな。

Posted byブクログ

2021/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

かつての同僚・円がひらいた旅を感じられる素敵な空間カフェ・ルーズ。いろんな料理と出会える。なにより距離感がすてきなカフェだと思った。円のお店を経営している人の気づかいならではの観察力と、いざというときの思い切りの良さがよかった。短編集なので、話に応じた料理とエピソードが楽しめる。瑛子の周りのいろんな女性の悩みは解決されたのももちろん、そのままのこともあるけれど、暗くならないお話だった。円自身についても紹介されるラストは、彼女の芯を見たような感じだった。最後までさらっと読めて、そしてなにか食べたくなる小説。悩みについてはいろいろ思うところはあったけど、しんどくなく読み終えられました。

Posted byブクログ

2021/09/22

図書館。ブクログのリコメンドに出てきたから読んでみた。ゆるふわ〜なカフェ話かなと思って読み始めたら、案外いいミステリ要素もあった。ドラマや本でもごはんものが好きな私にとっても、いい感じだった。甘いものはそれほど好きではないけれど。 坂木司の「和菓子のアン」シリーズに似ている運び方...

図書館。ブクログのリコメンドに出てきたから読んでみた。ゆるふわ〜なカフェ話かなと思って読み始めたら、案外いいミステリ要素もあった。ドラマや本でもごはんものが好きな私にとっても、いい感じだった。甘いものはそれほど好きではないけれど。 坂木司の「和菓子のアン」シリーズに似ている運び方。アンの方が感覚が若いかな?

Posted byブクログ

2021/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

旅に出られるカフェがコンセント 毎月一日から八日までが休みのカフェ・ルーズ 営業は九日から月末まで。 その間は旅に出る、そして買ってきたものや見つけた美味しいものをカフェで出す 世界各地のドリンクやケーキがどれも美味しそうで、 読んでいてワクワクする。 カフェメニューの意外な組み合わせで、 「先入観」や「思い込み」に気付く。 円の柔らかい雰囲気でも芯がある人柄に、 憧れを持った。

Posted byブクログ