ときどき旅に出るカフェ の商品レビュー
2017/6/12 広い世界のどこかで愛されている料理が味わえる小さなカフェ、ルーズ。 連作短編。 胸にチクンと刺さる部分が多くて、やっぱり近藤史恵さんの本好きだなぁとしみじみ思った。
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店主の円がとても素敵。 月のうち1週間をまとめてお休みという営業形態は、私にも優雅だなぁ、賃貸料がかからないからできるのでは、なんて感じたりもするけど、料理の腕やメニューへの工夫がそれを可能にしているのだろうな、とも。 なにしろ、紹介される、あまり日常で目にしないようなメニューが...
店主の円がとても素敵。 月のうち1週間をまとめてお休みという営業形態は、私にも優雅だなぁ、賃貸料がかからないからできるのでは、なんて感じたりもするけど、料理の腕やメニューへの工夫がそれを可能にしているのだろうな、とも。 なにしろ、紹介される、あまり日常で目にしないようなメニューがどれもおいしそう。 許し難い人も出てくるけれど、(「おがくずちゃん」ってなんだよ(怒))しなやかな円に心からエールを送りたい。 終盤に出てきた宮郷くん、ちょっと経験値不足は否めないけど実はいい奴みたい。続きがあるなら、彼にもいいことがあるといいな、と思う。
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こういう本は大好きだし、ホッとする。 素敵なカフェ、異国情緒たっぷりのメニュー。 旅に出た気分になれますね。 ちょとした出来事を織り交ぜてなんだけど、 結構後半はピリピリした内容に・・・ そして最後の最後には、やっぱりそうだった??みたいな。
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一つ一つの料理から単短編のように物語が展開していく。後半になると、人間模様が主体となってそれに料理が紐づけられる。 断然前半が面白い。 色々なスイーツや飲み物が登場して、その点でも面白みがある。 読んだ後のスッキリ感はある。気楽に読めるのも良かった。
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ビストロ・パ・マルとはまた少し違った、女の業が深い世界。飛び込んでくるトラブルは少しドロドロしがちです。でも世界の料理が食べられるカフェ・ルーズの献立も店主の円も魅力的です。家族の縁に恵まれなかった円の苦難はこれからも続きそうですが、皆で小さな力を持ち寄って乗り越えて欲しいです。...
ビストロ・パ・マルとはまた少し違った、女の業が深い世界。飛び込んでくるトラブルは少しドロドロしがちです。でも世界の料理が食べられるカフェ・ルーズの献立も店主の円も魅力的です。家族の縁に恵まれなかった円の苦難はこれからも続きそうですが、皆で小さな力を持ち寄って乗り越えて欲しいです。この先の物語もぜひ読みたい。シリーズ化することを期待します。モヤモヤする部分もあったけど、面白かったです。ちなみに私はバクラヴァが大好き。
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初読。図書館。ビストロシリーズの姉妹編のようなカフェを舞台にしたミステリー連作短編集。これもシリーズ化されるんだろうか。月餅、凍檸檬茶、鴛鴦茶とか懐かしいなあ。女子好みの未知なる美味しそうなメニューが次々と登場する一方、登場人物の女子たちもみんな複雑な荷物を抱えていて、女性という性は社会的マイノリティなんだよなあ、とつくづく感じた。ビストロシリーズとよく似ているようで、実は似ていなかった。
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瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。旅先で出会ったおいしいものを店で出しているという。 店主はかつての同僚・円。 苺のスープ、ロシア風チーズケーキ、アルムドゥドラー。 メニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。 瑛子に降りかかる日常の小さな事件も、円の...
瑛子が近所で見つけたのは日当たりが良い一軒家のカフェ。旅先で出会ったおいしいものを店で出しているという。 店主はかつての同僚・円。 苺のスープ、ロシア風チーズケーキ、アルムドゥドラー。 メニューにあるのは、どれも初めて見るものばかり。 瑛子に降りかかる日常の小さな事件も、円の秘密も 世界のスイーツをきっかけに少しずつほぐれていく―。 ちょっと出来過ぎ、こじつけな感はあるけれど、な、ありってことで!と許せてしまうのは著者の美味しいもの描写によるのかも!?w 「旅するパティシェ」のあやちゃんなら実在するんだけどねーw http://traveling-pp.com/
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
美味しいものと、少しの事件と日常。近藤さんの作品とあれば面白くない訳がない。瑛子も最初は退屈な女性なのかと思いきや、きちんと自分と向き合える素敵な女性。彼女をとりまく人達に悪人がいないのも納得。円は強くて優しくて、自由だけど柵だらけ。でも彼女の向かう先がきちんと決まっているので何も心配ないように思えます。素敵なカフェ。「優雅」に思えるかもしれないけどそれだけで店は成り立たない。その背景をおもんばかれる人でありたい。男性陣はロクなのが出てこない。けど、円には色々な意味においてどうでもいい話。続編希望します。
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作中に出て来るスイーツが、どれも美味しそうでカフェに行きたくなる! 短編なのでスルッと読めた。 続きはご想像にお任せします方式なのか、各お話の結果はわからず、ほんの少しだけ消化不良が残る気がしつつ次頁をめくると、また次のお話に登場するスイーツが素敵で、そのもやもやもがなぜか解消さ...
作中に出て来るスイーツが、どれも美味しそうでカフェに行きたくなる! 短編なのでスルッと読めた。 続きはご想像にお任せします方式なのか、各お話の結果はわからず、ほんの少しだけ消化不良が残る気がしつつ次頁をめくると、また次のお話に登場するスイーツが素敵で、そのもやもやもがなぜか解消されるから不思議だ。
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近藤史恵の最新作。 ビストロ・ラ・パルマシリーズと同じく相変わらずご飯の描写が秀逸。 食べ慣れない、イマジネーションをふくらませるものがいっぱいですが、このお店はどこかにないのだろうかと思ってしまう。
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