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字が汚い! の商品レビュー

3.5

42件のお客様レビュー

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2017/08/16

それなりに大人っぽく恥ずかしくない文字が書きたい、という悩みを持つ人にとって、本書は羅針盤となるんじゃないかな。悩みのタネは全然違うけど高野秀行の「腰痛探検家」に通ずるような内容で、いい大人になって子どもっぽい字しか書けないと悩む著者がお手本の様な字でなくていいから恥ずかしくない...

それなりに大人っぽく恥ずかしくない文字が書きたい、という悩みを持つ人にとって、本書は羅針盤となるんじゃないかな。悩みのタネは全然違うけど高野秀行の「腰痛探検家」に通ずるような内容で、いい大人になって子どもっぽい字しか書けないと悩む著者がお手本の様な字でなくていいから恥ずかしくない大人っぽい字を書けるようになろうと、奮闘努力する過程が紹介されています。まぁ、できるだけ努力しないで何とかしようという方針なので、まずは書店にあるペン字の本を手始めに、ペン字教室に通ってみたり、書家や著名人にインタビューしてみたり、文字の流行を調べて見たりと、話は散逸してきますが、本文の軽妙なコメントもおもしろおかしいので、楽しく読める一冊です。自分が理想とする大人っぽい文字のポイントを抑えつつ、お手本を探して真似るのも良さそう。まずは著者おすすめの水性ゲルインクのペンを購入して自分の名前をさらさらっとそれなりに書けるように練習してみようと思う。

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2017/08/06

自筆のお便りを出すこと貰うことが増えてきたこのタイミングでの「字が汚い!」ジャストタイミング読書。しかし「上手くない!」とか「下手!」とかではなくて「汚い!」って根本的なダメ出し。だからこそ誰にも相談出来ないし出来るだけ隠したいし。ワープロがあるからそんなことどうでもいいし、とい...

自筆のお便りを出すこと貰うことが増えてきたこのタイミングでの「字が汚い!」ジャストタイミング読書。しかし「上手くない!」とか「下手!」とかではなくて「汚い!」って根本的なダメ出し。だからこそ誰にも相談出来ないし出来るだけ隠したいし。ワープロがあるからそんなことどうでもいいし、という開き直りや上手く見せようとカッコつける感じの浅薄さを冷笑するスタンスについての言及もあり、「字が汚い!」コンプレックス人間にとっては、今までなかった「あるある本」です。ある種、毛髪問題にも似た感情を白日の下に晒しているのですが、字下手問題は練習すれば上手くなるところも問題。(かの問題は生えて来ないから…)さてさて、字が上手い自分というものにどれだけ真剣になるのかが問われます。そういう意味で章毎に著者の練習の成果が掲げられているのですがそれもまた見事なまでに微妙なのです。このデジタルの時代に複製出来ない「自分の字」が問いかけることは意外に大きいと思いました。

Posted byブクログ

2017/08/03

これも、もっとマイナーな出版社かと思った~…~カバーの手書き文字がすべてで、どう進めるかと思ったら、編集者やライターとしての人脈を使って下手な人、上手な人に話を聞く

Posted byブクログ

2017/07/30

大人っぽくいい漢字の字が書ければいい。 「字が汚い」きれいな字が、読みやすい字が、じゃなくて、大人っぽい字が 書きたい。という筆者がペン習字、通信教育、いろいろなことを試す。 字はね~~~~~。

Posted byブクログ

2017/07/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

SMAP稲垣吾郎ちゃんの番組「ゴロウデラックス」で紹介されていたので読みました。私はも字には自信が持てず、会社でメモを渡す時には2〜3回書き直すこともしばしば・・・。本にも書かれていましたが、きれいな字を書くにはゆっくり丁寧に書くのが一番なのですね。私も美文字は無理でも読みやすく大人の字を書けるようになりたいです。本で取り上げられていた政治家の字ですが、やはり選挙前に各党党首の書いた色紙を見て「こんな字を書く人に日本は任せられない」と思いました。政治家のみなさん、有権者はそういうところも見てますよ。

Posted byブクログ

2017/07/05

自分の書いた文字に軽く絶望して、大人っぽくていい感じの字が書けるようになりたい、と思った著者がどうすれば字は上手くなるのか、みんなどんな文字を書いているのか、書き文字の歴史や流行を調べたり、街中で見るいい感じの文字を採集したり、理想の「いい感じの文字」を追求したりする。難しくない...

自分の書いた文字に軽く絶望して、大人っぽくていい感じの字が書けるようになりたい、と思った著者がどうすれば字は上手くなるのか、みんなどんな文字を書いているのか、書き文字の歴史や流行を調べたり、街中で見るいい感じの文字を採集したり、理想の「いい感じの文字」を追求したりする。難しくないし、文章も読みやすい。音読しながら読むと、なお楽しい本。 書き文字に興味がある身としては、すごく面白かった。  著者の字は、確かに最初からそんなに言うほど汚文字ではない。 幼い、子供っぽいとは思うけれど。 石原壮一郎氏が友達に言われた、絶対なんかの病気だから、医者に診てもらったほうがいい、ナントカ症候群みたいな病名がついていていいレベル、というような言葉に笑いが止まらなかった。病気レベルと言われる字の汚さって・・・。  著者も気づくけど、早く書こうと思えばそれなりに字は雑になるし、汚くもなる。 うまく書くには、時間と手間をかけて丁寧に書く、ある程度規則性を覚える、文字を図形としてとらえる、道具を選ぶ等いくつかのポイントを著者は知るけれど、美文字を書きたいわけではなく、その人らしいいい感じの字が書きたいんだ、というところに激しく共感。 読みやすく、どこか味のある、その人らしい字を書くことには私も憧れる。  いろんな人の書き文字が載っていて、その人らしかったりらしからぬ字だったりするけれど、政治家や作家の文字は個性が出ていて面白かった。 丸文字からヘタウマ文字への流行の変化なども、リアルに体験し、見てきた世代にとっては、なかなか懐かしくて興味深かった。  個人的に、書き文字にはその人の性格やクセや人間性が現れるものだと思っている。いい感じの字を書くには、自分が理想とするいい感じの字、書き手に出会うことが一番の近道だと思うし、真似てみるのがいいと思う。真似しているつもりでも、絶対同じ字にはならないけれど、理想とするいい感じには書けるのではないかと思う。

Posted byブクログ

2022/06/01

ただ汚い字をなんとかしたい、というだけではない。字が汚い、ということを中心にした銀河とでもいおうか。 -------- 字が汚い。僕の数多いコンプレックスのうちの、結構大きい方の一つである。 講義とかプレゼンとかで、本当はライブ感を出してホワイトボードを使いたいのに、字のヘタさで...

ただ汚い字をなんとかしたい、というだけではない。字が汚い、ということを中心にした銀河とでもいおうか。 -------- 字が汚い。僕の数多いコンプレックスのうちの、結構大きい方の一つである。 講義とかプレゼンとかで、本当はライブ感を出してホワイトボードを使いたいのに、字のヘタさではずかしくなってパワーポイントとか使ってしまうのだ。 左利きなのに、右手で書いてもあんまり変わらない字が書けるのだ。そのぐらい汚い。 なんていうことはさておき、『字が汚い』。他人事じゃない。 著者は編集者。もちろん字が汚い。東大の人はノートがきれいとかなんとかいうが、東大なのに汚い。というか幼い。その手書き文字で企画依頼を出したら色好い返事がこなかったりする。自分の字の汚さを掘り下げていくかと思いきや、さすが編集者、作家や同業者たちの壮絶な字を血祭りにあげていく。 きれいな字がかける系の練習帳にもチャレンジする。あはは。この字がきれいになる系の本というか練習帳の類もなかなかすごい。それらに一挙挑戦していく様は滑稽のようでいて結構参考にしちゃったり。でも練習なんかゲシュタルト崩壊につながるだけだ(とまでは書いてないけど)みたいな話があって僕好み。でも本だけに頼らずペン字教室にも挑戦する。この項、きちんと分析されていて、脱・汚い字にも役立つんじゃないだろうか(僕は諦めているのであんまり頭に入らないけどさ)。 筆跡を変えれば自分も変わる、なんて本もある。西原理恵子のような、きれいとはいえない字でも、堂々として受け入れられるものもある。中学生になるとなぜか丸文字を書いちゃうとか、政治家がみなろくな字を書かないこと、獄中の木嶋佳苗の文字を見て、これじゃ男もイチコロだと戦慄したりとか、プロ野球選手のそれなんか別の意味で戦慄だし、なぜかゲバ字まで出てくる。これキレイキタナイの話なのだろうか。 そうそう、もちろん「日ペンの美子ちゃん」も登場する。 というわけで、汚い字という拭いたくても拭いきれないアイデンティティを、それでもなお拭おうとして、これだけのことを並べ立てる、その意気やよし。スンマセン上から目線で。でもいいぞもっとやれ。

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2017/06/30

読んでもきれいな字が書けるようにはならないよ。きれいな字を書くための本というより雑学とかエッセイとかの類の本。

Posted byブクログ

2017/06/27

「大人っぽいいい感じの字が書きたい」と同じように思っているので、共感できる部分が多い。ペン字練習しよう!と思う(何度目?)。新保さんには是非中居正広の文字を見て欲しい。

Posted byブクログ

2017/06/26

著者の字は言うほど汚くない 確かに子供が丁寧に書きました、みたいな字だなーとは思うが そして練習した後もその印象が、残念ながらと言うかなんというか変わらないところがおもしろい

Posted byブクログ