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はじめての哲学的思考 の商品レビュー

4.4

53件のお客様レビュー

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2024/09/07

場づくりやファシリテーションの方法論について述べた文献は時々目に入るけれど、その場を設ける意味からしっかりと書き始めてくれているところに好感を持ちました。 シンプルな言葉は目指すものじゃなくて、複数人に共通する要素になるように削ぎ落としていった結果の1つ、といった方が個人的にはし...

場づくりやファシリテーションの方法論について述べた文献は時々目に入るけれど、その場を設ける意味からしっかりと書き始めてくれているところに好感を持ちました。 シンプルな言葉は目指すものじゃなくて、複数人に共通する要素になるように削ぎ落としていった結果の1つ、といった方が個人的にはしっくりくるような。

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2024/06/30

講師として話を聞いた方の本を読んでみる 哲学的な考え方やモノの捉え方の基礎が分かる 複雑でスピードが早い今だからこそ思考の軸を持つべきだと感じた

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2024/05/24

話し合いの目的を持ち(共通理解)、どのようにしていけば良くなるのか、どちらが正しいとか、どちらが上かということを決めるのではなく、相手の立場や思考を踏まえながら話し合えるようにしていきたい。

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2024/04/21

以前読んだ 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? の中にエリートは哲学が必須事項ということであったため、少し学んでみようと思い立って読み始めました。 そもそも哲学とは?という話題から宗教や科学との共通点・違いを学問の成り立ちから説明している。 哲学の本質が共通了解であ...

以前読んだ 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? の中にエリートは哲学が必須事項ということであったため、少し学んでみようと思い立って読み始めました。 そもそも哲学とは?という話題から宗教や科学との共通点・違いを学問の成り立ちから説明している。 哲学の本質が共通了解であり、他人との違いを認めつつ論破を目的に議論するのではなくお互いの共通点から新しい意見を見出すことが重要だと感じた。

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2024/04/14

「徳の騎士」正義を笠にきて、他者を傷つける。独善的な人間。この言葉、自分もそういう事があったな、と感じる。自分が何もかも知ってる、正義の味方、といった感じの人間だったな、そう反省させてくれる。今は違うと思いたい。

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2024/03/18
  • ネタバレ

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確信や信憑のような意識作用を疑うことはできない。 →思考の出発点 確信や信憑は自分たちの欲望に応じて抱かれる。 →欲望相関性の原理 お互いの欲望・関心を明らかにした上で、納得できる共通了解を見出すことが哲学的思考である。

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2024/04/07

本書を買った目的としては、身近な人との不毛な議論を少しでも減らして、建設的な話し合いをしたいという思いで買いました。 私自身、ほんの少しは哲学書を読んで来た自負があったのですが、読んでみると自分が考えていた事と同じで、そうそうと共感して思うところと、なるほどと思うところが、うま...

本書を買った目的としては、身近な人との不毛な議論を少しでも減らして、建設的な話し合いをしたいという思いで買いました。 私自身、ほんの少しは哲学書を読んで来た自負があったのですが、読んでみると自分が考えていた事と同じで、そうそうと共感して思うところと、なるほどと思うところが、うまく整理されていって頭の中がチューニングされた気分になりました。 奥さんにも読んで貰おうかと思います。

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2024/05/16

哲学というより、考え方について教えてくれる本(哲学はそもそも考え方についての学問であるが) わかりやすく、論理的で有意義なことしか書かれてないと思う。とても良かった。 書いてあったことは大体こんな感じだった。 ・私達の生きる世界に絶対的真理はなく解釈があるだけ。(あったとしてわ...

哲学というより、考え方について教えてくれる本(哲学はそもそも考え方についての学問であるが) わかりやすく、論理的で有意義なことしか書かれてないと思う。とても良かった。 書いてあったことは大体こんな感じだった。 ・私達の生きる世界に絶対的真理はなく解釈があるだけ。(あったとしてわからない) ・自身の体験を一般化して語ることの危険性。 ・二元論は非常に誤解を招きやすく、本質的な問題解決には繋がらない事が多い。 ・所謂思考実験は問いに作者の欲望(価値観)が隠されていることが多く、二元論で答えることができない問題も多い。その為、問い方を変えた方が良い事がある。 ・あらゆる原説は帰謬法によって否定可能である。例えばカラスは黒いという言説も、人間が思う黒が必ずしも絶対的な黒ではないなどと反論できる。そもそも私という存在すら疑うことができる。→だからデカルトは我思う故に我ありをすべての基本として考え出した。 ・事実と主張は別である。その2つは切り分けて考えなければならない SNS上で揚げ足取りとしか言いようのない、論争以下の言い合いを毎日のようにしている現代人の私達が、改めて学ばなければいけないことが書いてあると思った。 後半に叙述される恋の本質についての章も非常に良かった。 恋とは自己のロマンの投影と、それへの陶酔である。自分が無意識的に(あるいは意識的に)積み上げてきたロマン(理想)を相手に投影して、それに陶酔するのだ。と作者は言う。恋をした時に自分はこの人がタイプだったんだ。この人に恋するために今まで好きなタイプがあったんだと思うような瞬間はこのせい。それはその人自身ではなく、理想が好きなだけとも解釈できるから、ある意味残酷だけど、確かにそのとおりだと思う。自分も、今まで、これみよがしに自分の異性のタイプを公表する人に対して同じ事を、つまり相手にではなく、その人に投影して映し出された自分の理想に恋しているだけではないか?という疑いを持っていたから、これは自分だけではなかったのだと安心できた。 もう一つは可能性について。ハリウッドスターやアニメキャラに憧れることはあっても恋することはないだろう。それは可能性が限りなく0に近いから。恋はそんな憧れを現実世界に見いだせた時に発生する。これもたしかに納得できる。 この章で、作者の情熱的な語りもあって、恋への憧れが加速した。 物事を考える時の方法を実践的な方法で学べた。いい本。

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2024/02/18
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若年層を対象に書かれた本だと思うけど、知識のない自分にはちょうど良かった。職業柄「事実」を大事にしがちだけれど、そこから「当為を導かない」って本当に大事だなと、特にコロナ禍を経たのもあって、思った。

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2023/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「苫野一徳」月間、2冊目 最初の一冊にはこれがベストか?! 哲学的思考の奥義(一般化のワナ・問い方のマジック・超ディベート・欲望相関性の原理)に加えて、哲学対話も本質観取の実例はとても興味深かった とはいえ、やっぱりこれは実際にやってみないと実感が伴ってこないかも 最近は学校でも探求の授業等での取り組みをよく目にする 高校生でこういう時間が持てたら面白いだろうなぁ〜

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