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パレートの誤算 の商品レビュー

3.6

148件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

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  4. 2つ

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2017/07/02

結末が知りたくて一気に読んだ。 生活保護の不正受給はテレビで見かけたことはあるものの貧困ビジネスはこの本を読んで初めて知った。ヤクザってほんと抜け目ないよねーと思う反面 ほんとに必要な人にあまりハードルが高くても困るとも思う。 面白かったんだけど このテーマならもう少し厚みが欲し...

結末が知りたくて一気に読んだ。 生活保護の不正受給はテレビで見かけたことはあるものの貧困ビジネスはこの本を読んで初めて知った。ヤクザってほんと抜け目ないよねーと思う反面 ほんとに必要な人にあまりハードルが高くても困るとも思う。 面白かったんだけど このテーマならもう少し厚みが欲しいというか あっさり読めちゃったのが物足りなく感じた。柚月裕子だから ちょっと期待が大きすぎたのか…。 ほんとは星3.5あたりかな。

Posted byブクログ

2017/06/18

久しぶりにガチの推理小説を読んだという感じです。 貧困ビジネスと呼ばれる生保の不正受給がテーマですが、スピード感もあり引き込まれました。 ドラマ化されるかなー。

Posted byブクログ

2017/06/13

生活保護費の不正受給及び貧困ビジネスに絡む社会派ミステリー。 時には新聞などで目にしたことはあるが、あまり触れられないこれらの問題をテーマに、エンタメに仕立て広く世間に告知した著者の意気込みを評価したい。 社会福祉の現場を活写し、生保受給者にもそれこそいろいろな人がいることを、読...

生活保護費の不正受給及び貧困ビジネスに絡む社会派ミステリー。 時には新聞などで目にしたことはあるが、あまり触れられないこれらの問題をテーマに、エンタメに仕立て広く世間に告知した著者の意気込みを評価したい。 社会福祉の現場を活写し、生保受給者にもそれこそいろいろな人がいることを、読者は知ることができる。 そして、この問題を取り上げながら、けっして社会的弱者を切り捨ててはいけないというメッセージを、著者は題名『パレートの誤算』に込めている。 終章で綴られる学生の寄稿文を載せたいがため、この小説を書いたのではないかとさえ思える。 事件を解明すべく活躍する主人公聡美のキャラクター造形とともに、もう一人注目すべきは刑事の若林。それまで如何にも刑事らしい冷静さといやらしさで彼女の反感を買っていた若林が、彼女の危機に際しては態度を一変。 警察法第一章第二条を唱え、電光石火で彼女の救出に向かう場面で、カタルシスを感じるのは読み手ばかりではないだろう。

Posted byブクログ

2017/06/06

生活保護に注目したストーリーは面白かった。ただ、もうちょっとひねって生活保護の深いところまで食い込んでほしかった。

Posted byブクログ

2017/05/29

自分自身が生活保護のケースワーカーなので、「なるほど、こういう風に小説の題材になることもあるんだ」と、感心しながら読んだ。 内容としては生活保護の不正受給と暴力団をからめた、よくあるドラマ。可も不可もなし。多少のサプライズはあるけれど、想定の範囲内だった。 おそらく生活保護の現場...

自分自身が生活保護のケースワーカーなので、「なるほど、こういう風に小説の題材になることもあるんだ」と、感心しながら読んだ。 内容としては生活保護の不正受給と暴力団をからめた、よくあるドラマ。可も不可もなし。多少のサプライズはあるけれど、想定の範囲内だった。 おそらく生活保護の現場をけっこう取材して執筆に臨んだのだろうけど、現場からするとやっぱり変なところがチラホラ。それはしょうがないのだけれど、間違ってもこの小説に書いてあることが全て事実だと思われないように祈る。

Posted byブクログ

2017/05/21

201705/面白かった!柚月作品は事件本編だけじゃなく、ちょっとした描写や人となりも魅力的なんだけど、今作も主人公や小野寺の変化・成長もよかった。

Posted byブクログ

2017/05/14

テーマが斬新でおもしろかったです。 いろいろとダークな面が出てきていましたが、途中からは「誰が・・・?」とか「どうして・・?」と思いながら読み進めていました。 文面を読みながら映像が頭に浮かぶ感じで読み進めていました。臨場感があるんですよね。 読み応えがありました^^

Posted byブクログ

2017/04/16

テーマは興味深いが、物語は少し味気ない。柚木作品だけに期待が大きすぎたようだ。 あらすじ(背表紙より) ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、...

テーマは興味深いが、物語は少し味気ない。柚木作品だけに期待が大きすぎたようだ。 あらすじ(背表紙より) ベテランケースワーカーの山川が殺された。新人職員の牧野聡美は彼のあとを継ぎ、生活保護受給世帯を訪問し支援を行うことに。仕事熱心で人望も厚い山川だったが、訪問先のアパートが燃え、焼け跡から撲殺死体で発見されていた。聡美は、受給者を訪ねるうちに山川がヤクザと不適切な関係を持っていた可能性に気付くが…。生活保護の闇に迫る、渾身の社会派ミステリー!

Posted byブクログ