1,800円以上の注文で送料無料

パレートの誤算 の商品レビュー

3.6

148件のお客様レビュー

  1. 5つ

    18

  2. 4つ

    51

  3. 3つ

    61

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    3

レビューを投稿

2020/01/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

生活保護費不正受給を取り上げた、最後までドキドキさせられる作品。これまた生活保護を取り巻く根の深い問題に脚光を当てた、読み応えのあるいい作品だったと思います。 欲を言えば、山川が高価な腕時計をコレクションできた経緯がちょっと簡単に書かれすぎているかも…と感じたけれど、でも、ネットオークションに慣れていて、センスのいい人だったらそういう事もできるかもね、と思ったりもしました。

Posted byブクログ

2019/12/28

パレートの法則。働かないものの存在。 なぜ働かないのか? 働く人がいるから、働かなくてもいいということではなく、 働けないのだ。その働けない理由も存在する。 そして、働けない人は、国の保護を受ける。 その保護を、食い物にする 貧困ビジネスがある。 ヤクザと医師がグルになって、市の...

パレートの法則。働かないものの存在。 なぜ働かないのか? 働く人がいるから、働かなくてもいいということではなく、 働けないのだ。その働けない理由も存在する。 そして、働けない人は、国の保護を受ける。 その保護を、食い物にする 貧困ビジネスがある。 ヤクザと医師がグルになって、市の生活保護の職員も巻き込んで。 日本の暗闇にある 暗部を抉り出すということに、 成功はしていないが、見ないふりはできない。 慎ましやかに生きている人を、蝕む 輩を もっとスケールを大きくして 描いて欲しいなぁ。ケースワーカーの目線では、限界がある。

Posted byブクログ

2019/12/23
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

登場人物が少ないので、犯人誰かとか、次の展開がわかるので少し残念。あまりない主人公の職業、生活保護受給者のことがよくわかり、ためになった。小野寺をミスリードしてるのはミエミエですが。

Posted byブクログ

2019/12/02

市役所の社会福祉課で生活保護者のケースワーカーとして働く先輩が殺され、後を継ぐ事になった新人聡美と同僚の小野寺が不正自給の実態を暴くべく奔走する。 面白かった。でも暴力団のくだりは怖かった。 生活保護のあり方、受給者への支援。 周りから叩くのは簡単な事だろうけど、本当に支援が必要...

市役所の社会福祉課で生活保護者のケースワーカーとして働く先輩が殺され、後を継ぐ事になった新人聡美と同僚の小野寺が不正自給の実態を暴くべく奔走する。 面白かった。でも暴力団のくだりは怖かった。 生活保護のあり方、受給者への支援。 周りから叩くのは簡単な事だろうけど、本当に支援が必要な人に必要な支援が行き届いて欲しいと願う。 だからこそ、不正受給が許せないと思う気持ちがどうか挫けませんようにと願いながら読んだ。

Posted byブクログ

2019/11/15

2019年82冊目。初読みの作家の方。この方の「弧狼の血」が前に映画化され、それに興味を持った自分が図書館でこの方の著作が無いか見て借りてきたのがきっかけ。生活保護受給の不正受給をめぐる殺人事件の謎を追うのが話の筋。話的にはあまりひねった謎などなく、素直に話だけを追うことが出来る...

2019年82冊目。初読みの作家の方。この方の「弧狼の血」が前に映画化され、それに興味を持った自分が図書館でこの方の著作が無いか見て借りてきたのがきっかけ。生活保護受給の不正受給をめぐる殺人事件の謎を追うのが話の筋。話的にはあまりひねった謎などなく、素直に話だけを追うことが出来る文章に好感を持った。有名な「弧狼の血」も手元にあるので引き続き読んでいきたいと思う。

Posted byブクログ

2019/10/06

パレードの法則 8割の働くアリ 2割はサボるアリ そして 働きアリ8割だけ集めると 2割のサボるアリが出てくる 真面目に生きる8割が 2割の怠け者の為に 力を尽くす これがやっぱり現実なんだと思える 生活保護受給者の闇に迫った ミステリーです

Posted byブクログ

2019/09/18

瀬戸内に所在する市役所で生活保護受給のケースワーカーとして働く新任職員の女性新任職員が主人公。尊敬していた上司ケースワーカーが訪問していた受給者のアパートで焼死、殺害されたことからストーリーは展開していく。殺された上司の不可解な行動などを、先輩職員と追うことから、生活保護不正受給...

瀬戸内に所在する市役所で生活保護受給のケースワーカーとして働く新任職員の女性新任職員が主人公。尊敬していた上司ケースワーカーが訪問していた受給者のアパートで焼死、殺害されたことからストーリーは展開していく。殺された上司の不可解な行動などを、先輩職員と追うことから、生活保護不正受給の絡む闇が露わになってくる。 経済学者の唱えたパレートの法則をもじった本書タイトルにも、注目。

Posted byブクログ

2019/09/08

なんとなく、先読みができてしまったけど 必死な思いのまま読み進めた 世の中って 一体、何が闇で何が正義なのか 本当に不明瞭

Posted byブクログ

2019/09/02

柚木麻子と完全勘違いしてました… こんな作品も書けるの~?!なんて思いながら いくつか読んでレビュー読んで・・・を繰り返すうちに気が付きました(^^;) 柚月さん、はまりました!

Posted byブクログ

2019/08/18

生活保護を利用した『貧困ビジネス』がテーマ。 実際に貧困ビジネスがなくならない現在、このようなテーマはとても良かったと思います。 が…私があまり好きな展開でなく(下記ネタバレ) アツイ主人公がいて、ベテラン刑事がいて… 主人公が真相に近づき、命を狙われる。 すんでのところ...

生活保護を利用した『貧困ビジネス』がテーマ。 実際に貧困ビジネスがなくならない現在、このようなテーマはとても良かったと思います。 が…私があまり好きな展開でなく(下記ネタバレ) アツイ主人公がいて、ベテラン刑事がいて… 主人公が真相に近づき、命を狙われる。 すんでのところで助かってめでたし。 犯人以外は基本的にいい人たちでね、読んでてほっこりとはなりましたが…正直、最後の方は飽きてしまいました。

Posted byブクログ