紙の動物園 の商品レビュー
『紙の動物園』は読み終わったあと数分間何も手につかなかった。その次に好きなのは最後の『文字占い師』。『結縄』もコンセプトが面白い。単純にSF小説と分類できない。「幻想文学」か、なるほどと思った。それぞれがそれぞれの正義で戦い互いに傷ついて行く。どの話も決してハッピーエンドではない...
『紙の動物園』は読み終わったあと数分間何も手につかなかった。その次に好きなのは最後の『文字占い師』。『結縄』もコンセプトが面白い。単純にSF小説と分類できない。「幻想文学」か、なるほどと思った。それぞれがそれぞれの正義で戦い互いに傷ついて行く。どの話も決してハッピーエンドではないが、いわゆる「エンド」ではなく、未来に対して開かれている印象。
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独特な雰囲気だけど割とSFしてた。 主人公の女の子が宇宙で事故にあい、緊急不時着した惑星で恋に落ちる話が印象的で良かった。 ビターエンドな話が多い中、ハッピーエンドで素敵でした。
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SFというかファンタジーというか、あまり読まないジャンルだったので、世界観に最初はびっくり圧倒されました。 中国生まれで11才でアメリカに移住したケン・リュウさんの短篇傑作集 人種、文化、政治的なことがからんできて、重く、苦しい気持ちになるものが多くて少しつらくなってしまいま...
SFというかファンタジーというか、あまり読まないジャンルだったので、世界観に最初はびっくり圧倒されました。 中国生まれで11才でアメリカに移住したケン・リュウさんの短篇傑作集 人種、文化、政治的なことがからんできて、重く、苦しい気持ちになるものが多くて少しつらくなってしまいましたが、新たな世界を見せてくれた作品たちなので短篇集2も読んでみたいと思いました。
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SF風味が薄いと思いながら読んだら、そういった傾向の作品を集めたとのこと。うまい小説だとは思うが、なんというか今どきのアメリカ風味が強い
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色んな所で絶賛されていて、いつかは読みたいと思って今に至る。ようやく読めた。7つの短編から成る本作(収録順に①～⑦)。表題作たる①はさすがの出来。母の手紙も、ただのお涙頂戴にはなっていないのが良い。ただ、それに続く②・③…。これが個人的には全然ダメで(☆１つ)、正直、もう読むのを...
色んな所で絶賛されていて、いつかは読みたいと思って今に至る。ようやく読めた。7つの短編から成る本作(収録順に①～⑦)。表題作たる①はさすがの出来。母の手紙も、ただのお涙頂戴にはなっていないのが良い。ただ、それに続く②・③…。これが個人的には全然ダメで(☆１つ)、正直、もう読むのを止めようか、と…。次の④が、タイトルがちょっと魅力的だから我慢して読んでみて、これがまた良かったから、おかげで以降は読み通せた。上記2作品以外は概ね良い出来。でも総合評価としては、マイナスイメージに引っ張られ、どうしても辛めになっちゃう。
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元々一冊の短編集だった原作から、ファンタジー味の強い話を抜粋したそうで、表題作の「紙の動物園」はマジックリアリズム的な雰囲気。他の収録作品も他文化同士の軋轢や歴史小説などの側面を持ち、SFとひとくくりにするには惜しい作品。SFは苦手という人にも読んでほしい。 「結縄」結縄文字につ...
元々一冊の短編集だった原作から、ファンタジー味の強い話を抜粋したそうで、表題作の「紙の動物園」はマジックリアリズム的な雰囲気。他の収録作品も他文化同士の軋轢や歴史小説などの側面を持ち、SFとひとくくりにするには惜しい作品。SFは苦手という人にも読んでほしい。 「結縄」結縄文字について初めて知った、いろんな地域でほんとに使われてたんですねぇ。DNAの鎖構造と繋げる発想がすごい。「文字占い師」台湾の戒厳令時代が舞台。288事件など台湾史をある程度踏まえて読むとさらに心にしみます。
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あまりにも良かった。かなりショッキングな内容だけど、詩的な言葉遣いと幻想的な世界観が薬を包むオブラートみたいに働いて、大事な所をすーっと心に運んでくれる感じがする。童話的。
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SFではあるが、SFとは思えない。明日起こっても不思議ではない、もしかしたら隣の家では起こっているかも… どの作品も、ちょっとあたたかく、ちょっと苦しい。それがなんとも言えず心地よかった。
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痛みすら感じるつらさがあるもののどっか引き込まれるところもあり「結縄」と「心智五行」が特に好みやった、と言いつつ全体的にはタイプやなかったかも。
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表題作「紙の動物園」より。（星4） 母と子の幼き日の楽しかった記憶。母が折ってくれた紙の生き物たち。やがて少年は反抗期を迎え母を拒絶するようになりー 母が折ってくれた紙に宿った命は、後悔とともに深い愛情を届けてくれます。涙 「結縄」も良いですね。 短編集ですが読み進めると重くなり...
表題作「紙の動物園」より。（星4） 母と子の幼き日の楽しかった記憶。母が折ってくれた紙の生き物たち。やがて少年は反抗期を迎え母を拒絶するようになりー 母が折ってくれた紙に宿った命は、後悔とともに深い愛情を届けてくれます。涙 「結縄」も良いですね。 短編集ですが読み進めると重くなります、、、
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