笑いのカイブツ の商品レビュー
読んで、辛く重くなってしまった。 笑いを作る才能をもう少し 他の方面にわけられていればと思うけど 私たちにとっての普通は この人にとってはなんの価値もないもの。 この人がおかしいのか そう思う自分がおかしいのか。 自分の好きな物、信じる物に ここまで自分の人生と魂を捧...
読んで、辛く重くなってしまった。 笑いを作る才能をもう少し 他の方面にわけられていればと思うけど 私たちにとっての普通は この人にとってはなんの価値もないもの。 この人がおかしいのか そう思う自分がおかしいのか。 自分の好きな物、信じる物に ここまで自分の人生と魂を捧げる人が いるんだと初めて知った。 笑いを創造するその凄まじい想像力 私も鍛えます。
Posted by
自分の周りにこういう人間がいたら俺は、その人をどう見るだろうか。 その人を「面白い」とか「すごい」という見方ができるだろうか。 人と違うことをできるのは、想像力があって、感性を持っているからなのではないか。そういう自分の当たり前とは違うものをおかしいと言って否定するのは1番つまら...
自分の周りにこういう人間がいたら俺は、その人をどう見るだろうか。 その人を「面白い」とか「すごい」という見方ができるだろうか。 人と違うことをできるのは、想像力があって、感性を持っているからなのではないか。そういう自分の当たり前とは違うものをおかしいと言って否定するのは1番つまらないのではないか。 いきすぎるほどの愚直な姿勢と向き合う精神。 人を震えさせることができるのは最後はそういう気持ちなのだろうなと、読んでいて感じることができた。当たり前なんかないし、否定なんかない。
Posted by
そんなにお笑いに情熱を傾けられるのに、人間関係不得意なのが読んでて辛くなった。もっと得意だったら、妥協出来ていたら、、と思ってしまった。 読んでて自分のことしか考えて無い人で、独善的過ぎるだろ、と思うが、そういうところは正直自分の心の中にも小さくはあるが、ある。そう考えると、...
そんなにお笑いに情熱を傾けられるのに、人間関係不得意なのが読んでて辛くなった。もっと得意だったら、妥協出来ていたら、、と思ってしまった。 読んでて自分のことしか考えて無い人で、独善的過ぎるだろ、と思うが、そういうところは正直自分の心の中にも小さくはあるが、ある。そう考えると、ツチヤさんは、本当にそんなカイブツが肥大化して抑えられなくなったんだろうなと思った。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
まだ続きそうな終わり方で中途半端というか現在どうしてるのか謎な感じで終わっていた。(落語の作家になったことは触れられていなかった。)また、杏さんもブックバー(ラジオ)で紹介していた。杏さんも言っていましたが、お笑いをやる方はかなり身を削ることなのだなと、よくわかったのと同時に芸人さんへのリスペクトが深まりました。私はお笑いを好きで観る側でいて幸せなんだろうな、とも思いました。かなり読みやすくって、すいすい読めました。いつオードリーのことが描かれるのだろうとワクワクしていたが、オードリーに対してどう思っているのか興味がかなりあったので、そうだったんだ〜とわかりました。途中、センスなのか、妄想なのか、不思議な表現をする文章がありました。正直そこはわかりにくいし、いらないと思いました
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
お笑いに狂って生きてきたツチヤ氏の私小説。バイトをしながらボケを生み出し、貯金を笑いに賭けていく生活の中でのあの人やピンク、アナタといった人物とのエピソードが面白い。 ”どんな暗闇も、想像力さえあれば、光をあてて、彩ることができた。 だから僕は、笑いが好きだった。 僕にとって、笑いの本質とは、想像力だった。" 浮世離れした生活の中、吉本の劇場での漫才や、テレビで名前が紹介されるなど少しでも日の目を見ることがあったのが救いだったのかもしれない。 本著は氏が言っていた遺書のように芸能界の辛い、暗い部分を描いた作品だったが、10数年の間あらゆる段階を吹っ飛ばして笑いに狂う、信念を貫いた氏の今後が気になった。 オードリーのラジオでハガキ職人をやっていたらしく、あの人とは若林氏のことを述べているらしい。
Posted by
お笑いのみを突き詰め、それ以外を全て捨て去ろうとする。夢中になる(というよりももう使命に近い)、を極めるのは、側から見ると地獄にも近いものがある。本人はどう思うか分からないが。
Posted by
現在、読み始め。友人から薦められ、ラジオ局で働く自分としてはすごく気になる作品。 読み終わりました。自分の中にいるカイブツ。ダメな男の魂がカイブツになって僕の側にいる。 読みやすく怒りや嘆きにリアリティがあった。
Posted by
読むのにパワーがいるけど、勢いよく読める本。 ところどころ心が重くなるかもしれない箇所があるけど、ほとんどの人はここまでストイックに生きることはないだろう。 突き詰めることは人間らしさを失うことなんだろうか。 行間にもたくさんのカイブツが潜んでいるような、文字にすることで抜け...
読むのにパワーがいるけど、勢いよく読める本。 ところどころ心が重くなるかもしれない箇所があるけど、ほとんどの人はここまでストイックに生きることはないだろう。 突き詰めることは人間らしさを失うことなんだろうか。 行間にもたくさんのカイブツが潜んでいるような、文字にすることで抜け落ちていったドロドロしたものを見てみたいと感じるのは、怖いもの見たさなのかもしれない。
Posted by
傑作ではないが、駄作でもない。 どこまでが創作でどこまでが実体験を書いているのか不明なので、気になる作品とだけいっておきましょう。 第3章の恋物語からがぜん面白くなります。 登場人物ではアナタと呼ばれる女性も素敵ですし、最後まであの人と呼ばれる尊敬できる人の正体は気になりま...
傑作ではないが、駄作でもない。 どこまでが創作でどこまでが実体験を書いているのか不明なので、気になる作品とだけいっておきましょう。 第3章の恋物語からがぜん面白くなります。 登場人物ではアナタと呼ばれる女性も素敵ですし、最後まであの人と呼ばれる尊敬できる人の正体は気になります。 またバカにしていた弱い母親と仲直り(?)するところや必要な時に(?)現れるピンクと呼ばれる飲み友達もいい・・ 話が生き生きとしてくるのは、やはり他人との触れ合いや本心のぶつかり合いからだという点も、いくら世間を口汚く罵ってもやはり人間は一人では生きていけないのだなあと思いました。
Posted by
「笑い」をつくるという強迫観念に突き動かされてる。大変。 その「笑い」は主に大喜利。 すごい仕事する人にはこういうタイプ多そう。 熱意があるというよりは、切迫感、強迫観念、依存症。
Posted by