君は月夜に光り輝く の商品レビュー
薄幸の少女、病、余命 ここらのワードが飛び交う作品。それでも話にのめり込んでしまった。 やりたい事リストを実行するにあたり、少々ムリヤリ感を感じたが、後半になるにつれそれらも良き思い出に。 全体的に暗い雰囲気、男連中も変わり者みたく描かれていて、慣れるまで時間がかかったが、...
薄幸の少女、病、余命 ここらのワードが飛び交う作品。それでも話にのめり込んでしまった。 やりたい事リストを実行するにあたり、少々ムリヤリ感を感じたが、後半になるにつれそれらも良き思い出に。 全体的に暗い雰囲気、男連中も変わり者みたく描かれていて、慣れるまで時間がかかったが、特に問題は無し。 ラストに感じたが、このまま壊滅的な愛のカタチを通したら、どんな結末になっただろう? ヒロインによる軌道修正はなされたが、おっちゃんはダークで壊滅的な結末にならんの?と思ってしまった。 意見が別れるところかな? 軽くサラッと読めました。デビュー作らしく作者の他の作品が気になる一冊でした。
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在り来りなのかもしれないけれど、あまり泣かない私も泣きました。 姿形は違えど、こういった人はいるのかもしれません。 在り来りだからこそ、他の物語と違う所が涙する理由なのでしょか。 是非読んで貰いたい作品です!
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ぴゅあぴゅあな青春。 きゅんとさせられながらも ありがちなのにしっかり泣いた。 ふたりがもっと幸せな姿見たかったな。
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死期が迫る少女と、死ぬことに憧れを持つ少年の恋愛小説。 死期が近づくにつれて心が荒れていく少女の姿が生々しく、胸が締め付けられる思いをしました。 今ある恋人との時間を大切にしないとなと思わせてくれる、そんな作品でした。
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終始引き込まれるストーリーに 自分と重ね合わせるところもあり とてもいい本でした 映画化されているとのことで映画も観たいなぁと思いました
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「発光病」という若者しか罹らない致死率の高い少女と恋をした主人公の王道ラブストーリーです。 2人の心情の移り変わりが、若者ゆえのまっすぐさがあって懐かしい気持ちになりました。 「発光病」という病の特徴上、少女の身体が蛍のようにキラキラ光る描写があり、 イメージすると映像を見てい...
「発光病」という若者しか罹らない致死率の高い少女と恋をした主人公の王道ラブストーリーです。 2人の心情の移り変わりが、若者ゆえのまっすぐさがあって懐かしい気持ちになりました。 「発光病」という病の特徴上、少女の身体が蛍のようにキラキラ光る描写があり、 イメージすると映像を見ているようでとても綺麗! ただ難病に罹った少女と恋をして、少女が結局死んでしまうというあらすじはやはりよくあるお話で、トリッキーさはなし。 王道ラブストーリーが好きな方へは刺さりそう! 私はあまり好みではなかったです。
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「発光病」が発症して余命宣告されている少女と、生きる事に疑問を感じている男子高校生の余命モノ 映画を見ていたのでストーリーは既知 でも、原作だけの設定やエピソードもあったので、意外と新鮮な気持ちで読めた 尺があるので全部を入れる事ができないのはわかるけど、香山関連の設定をばっさ...
「発光病」が発症して余命宣告されている少女と、生きる事に疑問を感じている男子高校生の余命モノ 映画を見ていたのでストーリーは既知 でも、原作だけの設定やエピソードもあったので、意外と新鮮な気持ちで読めた 尺があるので全部を入れる事ができないのはわかるけど、香山関連の設定をばっさりと切り捨てたらそれはもう別の物語になってるように思える 「発光病」 皮膚に異変が発生し、月の光を浴びると薄っすらと光る奇病 大体子供の頃に発症し、大抵は大人になる前に亡くなるとされている 体が発行する架空の奇病にする意味あるか? 実際の難病や特殊な症状の病気じゃなくてもストーリーは成り立つと思うけどね ビジュアル的にヒロインが月夜に光るシーンを作りたかったのでしょうねぇ 序盤の展開は「君の膵臓をたべたい」を思い浮かべてしまう 映画の監督も同じだし、主演が北村匠海というのもそうですしね でも、物語の主題は全く違う 「静澤聰」という架空の私小説家は小説だけの設定 墓碑に「無」とだけ刻まれているのは格好良くもあるけど、出来すぎな気がする そういえば、映画だと真さんは及川光博が演じている 原作にはないセリフだけど「一発殴らせろ」が印象的 最初に言及したけど小説では映画で大幅にカットされた香山のあれこれが書かれてある 香山とまみずの出会いや、卓也が恩人と言う出来事、そして何より女性関係の描写 香山は特定の彼女を作らない主義の遊び人 そんな香山が女性関係を精算しようと別れ話をしているが、厄介な女がいてどうしても別れてくれないからと、代わりに行かされた相手が担任の先生とかねぇ? 魔性の男すぎるだろw あと、映画だと香山の兄もアレだったと改変されていたけど、小説では普通に交通事故で亡くなってる 続編があるようだけど、どんなエピソードなんですかね? 本編の裏話なのか、それともアフターストーリーなのか
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読み終わったとき、私は動けなかった。なんだこの人生の不平等さは。素敵な人が死んでいき、その他の人は生きていく。どんどん死に近づいていくまみずちゃんはとても勇敢だと私は思った。 スノードームを壊してしまった卓也くんを見た。読んだときはどうすんの!?って思ったけど、それがきっかけで二人の関係が深まって行くなんて、佐野徹夜さんは凄い
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若い人が自殺する。なんて悲しい社会なのだろうか。自殺する理由はそれぞれ。自分が生きていていいのだろうか。なぜ生きているのか。そんなふうに、自分を追い詰めていく。自殺なんかするなという強いメッセージをもった若い人が書いた小説である。 渡瀬まみずの病名は発光病。発光病は「不治の病...
若い人が自殺する。なんて悲しい社会なのだろうか。自殺する理由はそれぞれ。自分が生きていていいのだろうか。なぜ生きているのか。そんなふうに、自分を追い詰めていく。自殺なんかするなという強いメッセージをもった若い人が書いた小説である。 渡瀬まみずの病名は発光病。発光病は「不治の病」であり、細胞異常により皮膚が発光し、月に照らされると身体が光ることが特徴の病気である。その光は死が近づくにつれてその光は強くなる。原因も不明で、治療法も無い。成人するまで生存した者はいない。ふーむ。病気自体が、ビジュアル的である。これまでの物語は白血病が多用されてきた。作者は、発光細菌に犯されたホタルエビが死んでしまうということから着想したらしい。 渡瀬まみずは、高校一年生。同級生の岡田卓也は、恩人である香山彰に頼まれて、クラスの寄せ書きなどを病院に見舞いに行くことから始まる。岡田卓也は、渡瀬まみずの美しさに一目惚れする。まみずに、ポッキーを依頼される。そこから、まみずから、死ぬまでしたいことを代行する。 遊園地に行ったり、ケーキを食べたり、バンジージャンプしたり、メイド喫茶でアルバイトしたり。 物語の展開は巧みだ。そして岡田卓也は、中学の頃、いじめに遭い、香山彰から助けられた。 岡田卓也は、姉メイコが好きだった。姉メイコは、彼氏が交通事故でしんだ。その後を追うように姉メイコは交通事故で死ぬ。岡田卓也にも自殺願望があった。姉メイコの彼氏は、香山彰の兄さんだった。メイコの遺物に中原中也の詩集があった。そしてメイコの本に赤いラインが引いてあった。「愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません」。それが、モチーフになる。いつも、死に直面する。卓也は、まみずを好きになる。それは、少なくとももうすぐ死ぬということが好きになる要因でもあった。学校の演劇で、ロミオとジュリエットを演じることになり、ジュリエットを卓也が、ロミオを香山彰がやる。ふーむ。設定がうまい。そして、まみずは光がますます強くなる。卓也はあることを決心する。そのことに、まみずが。うーん。うまい。まみずの言葉を言うまでに、この物語が作られている。そうだ。自殺なんかしちゃいけないのだ。
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この本を読んで私が心に残った所は発行病は実際にはない病気だけれど、その病気は夜になると体が光る所がタイトルと一緒になっていて、すごくおもしろいです。 一人の女の子が発光病という病気になってしまって、病院生活でやりたい事をやれなかったけれど、女の子がやりたい事ををやっている所を感...
この本を読んで私が心に残った所は発行病は実際にはない病気だけれど、その病気は夜になると体が光る所がタイトルと一緒になっていて、すごくおもしろいです。 一人の女の子が発光病という病気になってしまって、病院生活でやりたい事をやれなかったけれど、女の子がやりたい事ををやっている所を感じられるのでとてもおもしろいです。
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