君は月夜に光り輝く の商品レビュー
ブクログの100冊プレゼントでいただいて読みました。 不治の病に侵された少女と死を身近に体験した人々の物語。 生きることは死ぬことよりも難しいいんだと思わされた。 2017.3.19
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ヒロインが病気で余命宣告されている状況で、男の子が「死ぬ前にやりたいこと」に付き合う、という「キミスイ」と同じ筋書。そういう意味では、"こういう系"が好きな人にはウケるだろうな~。はい、まあまあ好きです。(^^;)
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ボーイ・ミーツ・ガールの喪失と再生の物語、架空の不治の病である発光病がヒロインを美しくみせる物語でもありました。 ロミオとジュリエットを演じる前夜、主人公が病院に忍び込み、看護婦さんに拿捕され説教を受けるシーンが印象的でした。第3者から見た離れている2人の関係を語らせることが手法的に良かったのだと思いますが、あとは大人な物言いがカッコ良かったですね(笑)。 第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作、デビュー作にしてバランス感が良い物語でした。
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すごく、まっすぐで素直な登場人物と物語だった。 大筋はあらすじの通りなのだけれど、とにかく登場人物みんながとても素直で優しい。 主人公や姉の気持ちを共感することはできないし理解も難しい。でも、そんな彼が先を見つめるまでの姿はとても眩しくて、あぁ、よかったね、と素直に思える。 ...
すごく、まっすぐで素直な登場人物と物語だった。 大筋はあらすじの通りなのだけれど、とにかく登場人物みんながとても素直で優しい。 主人公や姉の気持ちを共感することはできないし理解も難しい。でも、そんな彼が先を見つめるまでの姿はとても眩しくて、あぁ、よかったね、と素直に思える。 キラキラ眩しい青春ではないけれど、彼らのこの日々は私にはまさしく青春に感じられた。そっと月夜に輝く、そんな儚くも綺麗な日々。 泣けはしなかったけれど、ラストの彼女のメッセージはあまりにストレートで愛しくて切なくて、胸がきゅっと締め付けられた。
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結末が分かっている物語は、過程で決まる。と、当たり前のことをそれっぽく言ってみたけど、第23回電撃小説大賞の大賞受賞作2作目は、高校生の愛と喪失の青春小説だった。 正直、昨今この手の展開には食傷気味だったが、本作は台詞で良さを出している。謎の不治の病は演出のためのパーツと感じて...
結末が分かっている物語は、過程で決まる。と、当たり前のことをそれっぽく言ってみたけど、第23回電撃小説大賞の大賞受賞作2作目は、高校生の愛と喪失の青春小説だった。 正直、昨今この手の展開には食傷気味だったが、本作は台詞で良さを出している。謎の不治の病は演出のためのパーツと感じてしまったが、男女が一冊のノートを通じて心を通わせていくさまは、突飛さはないが温かい。そして互いの本心をさらけ出していく箇所の台詞の勢いが良い。 構成の緩急に違和感を感じる箇所はあれど、全体はまとまっている。また読んでみたい作家。
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★第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作 【選考に関わったすべての人の心をしめつけた、圧倒的感動作がここに――】 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期...
★第23回電撃小説大賞《大賞》受賞作 【選考に関わったすべての人の心をしめつけた、圧倒的感動作がここに――】 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。高校生になった僕のクラスには、「発光病」で入院したままの少女がいた。月の光を浴びると体が淡く光ることからそう呼ばれ、死期が近づくとその光は強くなるらしい。彼女の名前は、渡良瀬まみず。 余命わずかな彼女に、死ぬまでにしたいことがあると知り…「それ、僕に手伝わせてくれないかな?」「本当に?」この約束から、止まっていた僕の時間がふたたび動きはじめた――。 読む人みんなが涙――この圧倒的感動に、山口幸三郎、綾崎隼も大絶賛! “今を生きる”すべての人に届けたい、最高のラブストーリー。
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