あきない世傳 金と銀(三) の商品レビュー
20171211 着実にゴールに向かってストーリーが展開されている。まどろっこしかったり、人情の機微は作者の思い通りなので少し疲れたり離れたくなったりしてしまう。がこの終わり方はうまいのかどうか。なんとなくテレビでの巨人の星を思い出した。次も読まない訳には行かなくなった。
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シリーズ3作目、 2作目を読み終わって、夜中にもかかわらず図書館に即予約を入れました。 幸い1冊ありまして、翌日図書館に取りに行き読みました。 まだまだこれでもかと話は展開しますね。 まあ落ち着いてしまったら、話としては面白くないですがね。 まだ1冊4巻が出ているんですね、 すぐ...
シリーズ3作目、 2作目を読み終わって、夜中にもかかわらず図書館に即予約を入れました。 幸い1冊ありまして、翌日図書館に取りに行き読みました。 まだまだこれでもかと話は展開しますね。 まあ落ち着いてしまったら、話としては面白くないですがね。 まだ1冊4巻が出ているんですね、 すぐ読むか、楽しみに取っておくか う~ん。
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あきない世傳第三弾。 四代目店主の弟、五代目の妻となった幸がいよいよ実力を発揮していくのだが、 それが店主を追い詰めていく。 いや、五代目は五代目で商いの工夫を次々と仕掛けているし、 それが功を奏しているのだが、 度量が狭いというかなんというか。 決して悪い男ではないのに。 ...
あきない世傳第三弾。 四代目店主の弟、五代目の妻となった幸がいよいよ実力を発揮していくのだが、 それが店主を追い詰めていく。 いや、五代目は五代目で商いの工夫を次々と仕掛けているし、 それが功を奏しているのだが、 度量が狭いというかなんというか。 決して悪い男ではないのに。 最後には、苦労して開拓した取引先にとうとうそれを指摘されてしまう。 五代目と幸、どうなってしまうのか。
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シリーズ第三弾。 ますます面白くなってきました。 きものが好きなので、西陣、桐生、丹後ちりめんの由来も興味深く、 仕入れる反物を生糸から見直そうとするあたり、わくわくしました。 「力を貸してほしい。商いの道で知恵を絞ってほしい。」 惣次に望まれ、四代目の後添いから五代目に嫁ぐ決...
シリーズ第三弾。 ますます面白くなってきました。 きものが好きなので、西陣、桐生、丹後ちりめんの由来も興味深く、 仕入れる反物を生糸から見直そうとするあたり、わくわくしました。 「力を貸してほしい。商いの道で知恵を絞ってほしい。」 惣次に望まれ、四代目の後添いから五代目に嫁ぐ決意をした幸。 二度めの祝言の席で嫌味を言われながらも、 「笑って、勝ちに行く」と毅然と振る舞う幸の姿にほっとしていたのに… あぁ、どうしてこうなっちゃうんだろう… 二人三脚で五十鈴屋を盛り立てていくのかと思いきや、 そう簡単に、幸せにはしてくれないんですね。 たしかに商いの才能には長けていても、 情に薄い人のような気がしていました。 聡明すぎる女房への嫉妬にかられる惣次の気持ちも、 わからなくはないけれど、手を出したらいけない。 治兵衛は「影に隠れる振りをして、旦那さんを掌でうまく転がしなはれ。」と助言してくれたけれど、幸にそれができるのか心配。 幸の心のよりどころである治兵衛には、少しでも長く元気でいてほしい。 本書に登場する治兵衛の好物・江州名物鮒鮨。 昔頂いた時、その強烈な匂いに負けて食べられなかったんですが、 再チャレンジしてみたいです。
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みをつくし料理帖と違い劇的な出来事は今のところ少ないけど商い道を確かに歩き続ける幸の波瀾万丈なストーリー。じわりじわりと本領発揮する姿がいいですね。展開上、男運には今のところ全く恵まれない身の上ですがこの道も目が離せないように思います(笑)
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幸のご寮さんとして五代目の総次と共に五十鈴屋を 盛り立てていこうと新たな決意をするの幸。 幸の商才は益々研ぎ澄まされるが、その事で 夫婦間に溝ができる。 惣次は幸に似合う夫ではない。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
大坂天満の呉服商「五鈴屋」に女衆として奉公する幸はその聡明さを買われ、店主徳兵衛の後添いとなるが不慮の事故で夫を失う。 四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。 果たして幸はどのような運命を選び取っていくのか。 前作から怒涛の展開で物語は進み、これからどうなるんだろう、と気をもみながら読みました。 幸の美貌と商才に惚れこむ惣次は、幸の結婚相手としても商売のパートナーとしてもこの上ない相手だと思いましたが、途中から暗雲たちこめる展開に。 自分を上回る妻の才能に嫉妬する夫・惣次の姿には既視感あふれるものを感じました。 こういう器の小さい男は現代にもいっぱいいますよね~。 会社で仕事のできる女性に嫉妬して、女性の足を引っ張る男性を見たことがあります。 現代にも通じる男女のパワーバランスに、大いに頷きました。 ただ、毎回ジェットコースター展開にはわくわくさせられるのですが、主人公の幸の商才と美貌が毎回称賛され強調される展開には少し飽きてきました。 前作『みをつくし料理帖』の澪は逆境にもめげず毎回努力している様子が語られたので、都合の良い展開でもあまり疑問を持たなかったのですが、『あきない世傳』の幸は境遇に流されるばかりでまだ本人の努力が見えないので出来すぎな展開にもやもやしちゃいます。 でもこれから幸の本領が発揮されると思うので!また次巻を楽しみにしてます。
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惣次さんが幸に首ったけな様子が、とても微笑ましくて、嬉しくなりました。商いの事も、幸の言葉を聞き入れ、その後の判断と行動力の素晴らしさ!二人で力を合わせれば、どんどん大きくなれると期待していました。 惣ぼんさん!それはないでしょう?!幸の商才のあるところに惚れたんじゃあらへんの...
惣次さんが幸に首ったけな様子が、とても微笑ましくて、嬉しくなりました。商いの事も、幸の言葉を聞き入れ、その後の判断と行動力の素晴らしさ!二人で力を合わせれば、どんどん大きくなれると期待していました。 惣ぼんさん!それはないでしょう?!幸の商才のあるところに惚れたんじゃあらへんの?! 幸も3年間も何をしてたん?もっと商いに食い込んでかな、あかんよ!商いの戦国武将になるんやないのんか?!
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五代目徳兵衛の妻に納まり、夫の支えとなって五鈴屋を盛り立てて行こうと、健気に頑張る主人公「幸」。 気性が荒くて冷血だけど、まじめに一生懸命商売に励む夫なので、今度こそ幸せをつかめるか?と期待しつつ読み進めていったけれど。。。 結局また、横暴で身勝手な男達に振り回されることになった...
五代目徳兵衛の妻に納まり、夫の支えとなって五鈴屋を盛り立てて行こうと、健気に頑張る主人公「幸」。 気性が荒くて冷血だけど、まじめに一生懸命商売に励む夫なので、今度こそ幸せをつかめるか?と期待しつつ読み進めていったけれど。。。 結局また、横暴で身勝手な男達に振り回されることになった幸と五鈴屋。 女性が商売に口を出すことを良しとしていなかったこの時代、妻が、良かれと思い、夫を助けたい一心で少し自分の考えを言ってみただけでも、男たちの邪心や嫉妬を生み出す。しかしまだこの時二十歳を過ぎたばかりの幸。まるでその倍も生きてきたかのような冷静さ。虐げられていた分、この時代の女性は強いんだなぁ。 まだまだ幸の人生は前途多難でどんな運命が待っているか分からないが、これからも応援していきたい。 さあ4巻目!
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