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あきない世傳 金と銀(三) の商品レビュー

4.1

149件のお客様レビュー

  1. 5つ

    45

  2. 4つ

    65

  3. 3つ

    26

  4. 2つ

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2024/09/01

女衆から、大坂天満の呉服商五鈴屋の4代目店主の後添いとなったお幸は、夫を亡くし寡婦となる。 4代目の弟の惣次は、5代目になる条件としてお幸を娶るとし、お幸はこの五鈴屋を大坂一、日本一の店にしたいという惣次の決意を受けいれる。 5代目惣次は、商いについて冷酷な判断を数多くするように...

女衆から、大坂天満の呉服商五鈴屋の4代目店主の後添いとなったお幸は、夫を亡くし寡婦となる。 4代目の弟の惣次は、5代目になる条件としてお幸を娶るとし、お幸はこの五鈴屋を大坂一、日本一の店にしたいという惣次の決意を受けいれる。 5代目惣次は、商いについて冷酷な判断を数多くするようになり、情けを重んじる大坂の商いに段々と影を落とすようになり、聡いお幸とも、商いについてぶつかるようになる。

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2024/08/29

次男の惣二が五鈴屋を継ぎ、幸はその妻となる。惣二は幸を愛し、その商才も認めて2人で店を盛り立てていくかと思いきや、夫より才を現すことに不快感を見せ始める。 女性が前に出ることは許されない時代。大きな商いを失いかけている五鈴屋はどうするのか。 毎回、次巻への跨ぎがとても上手い。

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2024/08/12

五代目徳兵衛と幸は工夫を凝らして、商いを広げる五季払いや傘や浮世草子を使った宣伝、仕入れを新たに江州から行うなど五代目になって三年が経ち、目標にしていた江戸への出展も見えてきた。 手形を出していた山崎屋が潰れて、江州へ不義理をしてしまう。 江州から抗議にきた一向は幸の案に感嘆...

五代目徳兵衛と幸は工夫を凝らして、商いを広げる五季払いや傘や浮世草子を使った宣伝、仕入れを新たに江州から行うなど五代目になって三年が経ち、目標にしていた江戸への出展も見えてきた。 手形を出していた山崎屋が潰れて、江州へ不義理をしてしまう。 江州から抗議にきた一向は幸の案に感嘆し、惣次から幸に店主を変えるように迫る。

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2024/06/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あきない世傳第三弾。 あきない戦国武将となるため惣次の後添いになった幸。 商人の才能はあっても情のない惣次にはやはり五代目としての器がなかったと言わざるおえないがいくらなんでも暴力はあかん! しかし、結果的には幸が五鈴屋の女主人に!? 次が気になって仕方ないです。

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2024/05/05

五代目徳兵衛は江戸出店を急ぐあまりに情のない商いを進める。ご寮さんとして幸は店の裏側から支えて行く大阪商人の情を学んでいく。情のない商いは取引相手の信用を失い、幸の情とアイディアでなんとか関係を繋ぐ。これから五鈴屋はどうなって行くのか。次巻が楽しみ。

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2024/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストがちょっと急展開だったかな〜って気がした。 波村の人、惣次にひどい目に遭わされかけたのに、ご寮さんなら信用できるわ(初対面)ってさすがにチョロすぎんか?って思った。 広告は、今までそんなに世間でやってなかったんやな〜って思った。 今ならブランドものって感じなんだろうか?五十鈴屋の立ち位置だと。現代だったらお店の名前入ったものって今ひとつなんだけど。

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2024/02/17

店や商品を認知してもらうには、アイデアに加え、口コミや広告は大切。 現在にも通用する。 商いって、人情と稼ぎとのバランスが難しいな…

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2024/01/30

2024.01.29 ★4.0 そうだよな。 そんなに何でも上手くいかないよな。 トータルの感想は全巻読み切ってから。 ↓↓↓内容↓↓↓ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、...

2024.01.29 ★4.0 そうだよな。 そんなに何でも上手くいかないよな。 トータルの感想は全巻読み切ってから。 ↓↓↓内容↓↓↓ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾!

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2024/01/28

ビジネス書としても秀逸。すっごい勉強になるし、励みにもなる。 2024年初めに読むにふさわしい本。第4巻にGOでございます。

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2024/01/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

5代目徳兵衛、惣次のご寮さんとなる幸。商才に長け五鈴家を大きくする計画を持ち、五鈴家の改革にあたる惣次に、その聡さを見込まれ力を貸して欲しいとも言われ、店の認知拡大策など様々な知恵を出して協力して行く幸。 惣次との協力が上手く回り出すのかと思いきや、商才はあれど大坂商人として必要な情に欠ける惣次の招いたピンチにおいて、聡さ、情、危機対応力など、人として商人としての器量の大きさで幸の方が上回る事が、取引先、家人、雇人達の目の前で共通認識になってしまうという場面で終わるこの第3巻。 さぁ、また次が楽しみに。

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