あきない世傳 金と銀(三) の商品レビュー
惣次さんは悪い人ではなかったんですけど、商いへの考えで行き違ってしまっては仕方なかったのでしょうね。でも、幸には自分の思うように行きて欲しいし、それが出来る逞しさを感じています。 早く次巻を読まねば。
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四代目徳兵衛の後を継ぎ、五代目徳兵衛となったのが弟の惣次。 幸の商売の才能を認めていた惣次は幸を嫁にすることを条件とした。 奉公人には厳しすぎるが、商いには真面目で、何よりも幸を思う惣次の嫁になった幸。 これから二人で困難を乗り越え、五鈴屋を盛り立てていくのかと思ってたら… ...
四代目徳兵衛の後を継ぎ、五代目徳兵衛となったのが弟の惣次。 幸の商売の才能を認めていた惣次は幸を嫁にすることを条件とした。 奉公人には厳しすぎるが、商いには真面目で、何よりも幸を思う惣次の嫁になった幸。 これから二人で困難を乗り越え、五鈴屋を盛り立てていくのかと思ってたら… え”====!!!! こんな展開になるの?! 幸はどうなるのよぉ!! あ~、もう続きが読みたい!!!
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待望の3巻目。 幼い頃亡き兄から言われた言葉通り、知恵を絞って難事を乗り越えていく幸。 五代目徳兵衛と共に五鈴屋を建て直していく! でももう少し巧くやれたらなー。 治兵衛の助言通り、影の大黒柱となって旦那を掌で転がしていく余裕が幸にあれば…。 まだ若いからなー。野心もあるし…。 旦那の足りない部分は分かっているんだからそれらを補い、持ち上げて支えていってほしい! 今回は五鈴屋阿呆ぼん2号にも腹が立った。 でも一番歯痒いのは幸のやり方かな? 幸ならきっと出来るはず‼ 半年後が待ち遠しい!
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地方の貧しい下級武士の娘が大阪の商家に奉公し 商いの志を立て、商いの戦国武将にのし上がるという 野望を胸に、苦労を重ねる話の第3章。 ついに商いに参加するようになった幸。 夫婦で苦労を重ね、目星が見えてくると、 才覚のある妻に夫は妬みを持つように。。。 いつの世も、男というも...
地方の貧しい下級武士の娘が大阪の商家に奉公し 商いの志を立て、商いの戦国武将にのし上がるという 野望を胸に、苦労を重ねる話の第3章。 ついに商いに参加するようになった幸。 夫婦で苦労を重ね、目星が見えてくると、 才覚のある妻に夫は妬みを持つように。。。 いつの世も、男というものは。。。 主人公の才知溢れる商才は、いつのまにか 嫉妬を呼び起こしてしまう。
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すっかり、「あきない世傳」幸の世界に取り込まれて、早くも三巻目に。 こういったシリーズものは、その魅力にはまると、連続ドラマのように次が気になり、ついつい続けて手が出てしまう(笑) 四代目徳兵衛の死去の後、五代目を継いだ惣次と夫婦になった幸。その二人の仲もまあまあ良く、商売も順調...
すっかり、「あきない世傳」幸の世界に取り込まれて、早くも三巻目に。 こういったシリーズものは、その魅力にはまると、連続ドラマのように次が気になり、ついつい続けて手が出てしまう(笑) 四代目徳兵衛の死去の後、五代目を継いだ惣次と夫婦になった幸。その二人の仲もまあまあ良く、商売も順調・・・ しかし、波乱もなくこの物語が進むはずがない。あの、商売の利しか考えない惣次と幸がこのまま添い遂げるはずがない。そんな疑念を抱きながら読み進むと、やはり・・・! 読者の期待?通りに波乱万丈の展開が待っていた。 著者のストーリーテラーとしての本領発揮と、喝采を掲げながら続けて第四弾を。
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五代目の妻となる決心をし、惣次は幸を商売のパートナーとしたはず。だが、この時代に遠く離れた江戸に支店を出すという途轍もない大きな目標が惣次の心を闇の方へ向けてしまったようだ。大坂商人の矜持は、損得勘定とお天道様に恥じない商いを両立させることなのだろう。千変万化で、いよいよ幸が商い...
五代目の妻となる決心をし、惣次は幸を商売のパートナーとしたはず。だが、この時代に遠く離れた江戸に支店を出すという途轍もない大きな目標が惣次の心を闇の方へ向けてしまったようだ。大坂商人の矜持は、損得勘定とお天道様に恥じない商いを両立させることなのだろう。千変万化で、いよいよ幸が商いの表舞台に立つ準備が整ったようだ。そしてまた次巻を首を長くして待つ時が訪れた。
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シリーズ第三弾。 前回からの続きで今度は二男の惣次と夫婦となり五鈴屋の女将となる幸。 で・・・途中まではいい感じだったけど、やっぱりうまくいきませんでした、と。個人的には商いには正直に向き合う惣次が割に嫌いじゃなかったんですけどね。「商い」を一番に重んじるのであれば幸の慧眼に満ちた意見はむしろ歓迎して・・っていうのでよかったと思うんですが、土壇場のところで俗物というか守銭奴的な人物になり下がってしまったのが残念。むしろストーリーの構成上なるべくしてなってしまったようにも思えて。。 やっぱり登場時から「いい人」感の強い人が最終的にいいところをもってってしまう展開なんでしょうかねえ。。。
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急展開から始まって、また急展開で終わってしまった3巻。 幸がどんどん成長していって、ドキドキもハラハラもあります。 次も楽しみ。 2017/5/31読了
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+++ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっ...
+++ 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾! +++ 幸の身がどうなるのかと気を揉んだが、今作では、納まるところに納まり、いよいよこれから本領発揮、というところである。後添えとなった五代目徳兵衛の惣次は、商売に関してはやり手であることに間違いはないのだが、その本質がまだいまひとつ呑み込めずにいるのも確かである。幸の功を立ててくれればいいのだが、なかなかそう上手くはいきそうもない。五鈴屋のこれからが少し見えてきたように思えたのだが、その惣次のやりようで台無しにしかねない状況である。ここを、幸がどう切り抜けていくのか、この先が愉しみなシリーズである。
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ああ、そううまくは行かないのが物語というもの・・・。いや、現実もだけど。 知恵を出しながらも惣次をたてる幸、きっともどかしいだろうなぁ、と思う。それほど気を遣っていたのに、一瞬で無下にするような夫の仕打ちがつらいし、ほんと男のプライドってどうしようもないな、とも思ったり。 菊栄と...
ああ、そううまくは行かないのが物語というもの・・・。いや、現実もだけど。 知恵を出しながらも惣次をたてる幸、きっともどかしいだろうなぁ、と思う。それほど気を遣っていたのに、一瞬で無下にするような夫の仕打ちがつらいし、ほんと男のプライドってどうしようもないな、とも思ったり。 菊栄とこういう形でまた関わりが出てくるのが良かった。やはり同世代の同性が登場人物としてほしいところだもの。おばちゃんか男ばかりで・・・。 菊栄目線でもひとつ話ができそうな、表舞台には立てない女たちの戦い。 さて、幸はその常識というかしきたりを打ち砕くことになるのか、どうか。
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