あきない世傳 金と銀(三) の商品レビュー
この巻は、いよいよ惣次とともに知恵を絞りながら、いかに店を大きくしていくかの序章のようなエピソードがたくさん出てきて、さあこれからという感じがしました。特に草子や傘のエピソードは、今の時代ていうところの広告宣伝費。いかに店の名前を知ってもらうかということの大切さとその苦労が偲ばれ...
この巻は、いよいよ惣次とともに知恵を絞りながら、いかに店を大きくしていくかの序章のようなエピソードがたくさん出てきて、さあこれからという感じがしました。特に草子や傘のエピソードは、今の時代ていうところの広告宣伝費。いかに店の名前を知ってもらうかということの大切さとその苦労が偲ばれます。後半はいよいよ五鈴屋が大きくなりそうなエピソード。にもかかわらず、惣次に少し驕りが見える、どころか大変なことに。ますます次が楽しみ^_^
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相変わらず面白いです! 女が表に出る事が許されなかった時代ながら才能が身にあまる人は多かったはず。 内助の功。 人生の勉強になり、今の時代を生きるヒントも溢れる本です。
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次は次男の惣次の元へ嫁ぐ幸。 やっと夫婦らしい生活を迎え、五十鈴屋を影から支えようと頑張る幸ですが……。 最後の方になると、惣次に嫌な予感が……。 幸はどれぐらい苦労してしまうのだろう。と思うと、ページが止まってしまいます。
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五鈴屋の長男の嫁となったのもつかの間 放蕩者の夫は出先で命を落とす。 商いを傾けて死んだ長男のせいで 呉服商仲間からも冷遇され 多大な借金を抱え込んでしまった五鈴屋。 そんな現状に心痛める幸に 次男の惣次が婚姻を申し出て…。 はぁぁ〜。もう、毎度ながら辛い展開ですわ。 惣次は頭...
五鈴屋の長男の嫁となったのもつかの間 放蕩者の夫は出先で命を落とす。 商いを傾けて死んだ長男のせいで 呉服商仲間からも冷遇され 多大な借金を抱え込んでしまった五鈴屋。 そんな現状に心痛める幸に 次男の惣次が婚姻を申し出て…。 はぁぁ〜。もう、毎度ながら辛い展開ですわ。 惣次は頭切れるけど基本的に人心に興味なし。 幸のことも商売のパートナーとして 選んだっちゅうわけですし。 それで、内助の功が良いから 少しは優しくなったかと思いや成功が続いたら妬むし。 どないやねんo(`ω´ )o でも、幸が少しずつしたたかになってきたので 心強いわ〜。 作り手、売り手、買い手 「三方よし」の商いができるよう どんなふうに動くのか。 ところどころに当時の大坂の風俗も描きつつ (今回は芝居小屋の話など)気を持たせます。
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またまた面白い。 夫婦でどんどん盛り上げていくのかと思いきや、山﨑屋が潰れる。ここにそうじの焦りや小ささが浮き彫りに。 幸はかっこええおすなぁ。
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幸は4代目徳兵衛の死後、五代目ののち添えになった。5代目惣治の詳細もあり、五鈴屋の改革が順調に進むかに見えた。実のない惣治は江州の絹生産者だけではなく奉公人にまで総スカンを食うことになる。
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いつの世も、いや昔であればあるほど、 やっぱり女性に負けるのは男の尊厳が ズタズタに傷つけられるんだなぁ、と実感。 大きな目標に向け徐々に心をなくしていく様子が なんとも切なく、リアリティのある描写だった。 商いは金の損得勘定だけではない、 義理人情がなにより大事だと改めて思う...
いつの世も、いや昔であればあるほど、 やっぱり女性に負けるのは男の尊厳が ズタズタに傷つけられるんだなぁ、と実感。 大きな目標に向け徐々に心をなくしていく様子が なんとも切なく、リアリティのある描写だった。 商いは金の損得勘定だけではない、 義理人情がなにより大事だと改めて思う。
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シリーズ3作目。先日本屋に寄った時に最新刊が出ていて、裏のあらすじを見たい衝動にかられたけどぐっと我慢。 四代目の弟の惣次が五代目徳次郎に就任。幸は五代目に嫁ぐことに。 四代目の阿保ぼんがめちゃくちゃにした五鈴屋を立て直し、5年以内での江戸進出を目指して夫婦で知恵を出し合い、営...
シリーズ3作目。先日本屋に寄った時に最新刊が出ていて、裏のあらすじを見たい衝動にかられたけどぐっと我慢。 四代目の弟の惣次が五代目徳次郎に就任。幸は五代目に嫁ぐことに。 四代目の阿保ぼんがめちゃくちゃにした五鈴屋を立て直し、5年以内での江戸進出を目指して夫婦で知恵を出し合い、営業ノルマやインセンティブ、販促グッズや宣伝広告など、様々な商業展開で順調に進んでいるように見えたが……ちょくちょく惣次の横暴さが気になっていた。従業員への愛情が微塵も感じられないのに寝間では幸にベタベタ甘えて気持ち悪いものを感じていたけど、やっぱりそうなるよなぁという感じでした。利益を追求するあまり、切り捨てた人情に足元を掬われた。へそを曲げた惣次に、どうする幸…いっそ幸が五鈴屋を背負って立つ女武将になるか。続きも楽しみです。
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内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を...
内容(「BOOK」データベースより) 大坂天満の呉服商「五鈴屋」の女衆だった幸は、その聡明さを買われ、店主・四代目徳兵衛の後添いに迎えられるものの、夫を不慮の事故で失い、十七歳で寡婦となる。四代目の弟の惣次は「幸を娶ることを条件に、五代目を継ぐ」と宣言。果たして幸は如何なる決断を下し、どのように商いとかかわっていくのか。また、商い戦国時代とも評される困難な時代にあって、五鈴屋はどのような手立てで商いを広げていくのか。奔流に呑み込まれたかのような幸、そして五鈴屋の運命は?大好評シリーズ、待望の第三弾! 平成29年3月16日~19日
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女衆から4代目徳兵衛に嫁入り。 4代目が不慮の事故で亡くなり、商才のある4代目の弟、5代目徳兵衛に嫁ぐ。 流れに身を任せつつも、その中で常に最善を考えることの大切さ。 今にも通用することだと思う。 治兵衛が、いつもポイントになる。 彼がいてくれてよかったと、幸も思うだろうが、読...
女衆から4代目徳兵衛に嫁入り。 4代目が不慮の事故で亡くなり、商才のある4代目の弟、5代目徳兵衛に嫁ぐ。 流れに身を任せつつも、その中で常に最善を考えることの大切さ。 今にも通用することだと思う。 治兵衛が、いつもポイントになる。 彼がいてくれてよかったと、幸も思うだろうが、読んでいて私もそう思う。 とにかく次を読みたい!
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